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2011年1月30日 (日)

一番嫌われる教師は英語教師?

28年間塾で中高生に英語を指導してきたが、英語が苦手な生徒に英語が嫌いになった理由を尋ねると、その9割が中学校の英語教師が嫌いでというものだった。現在講師に行っている高校の生徒達からも同じような回答が返ってきた。

実は何を隠そう、この僕も中学時代の英語教師が嫌いで、英語の勉強意欲を奪われた青春時代があった。

42歳の年祝に盛大に中学校の同窓会が開かれた。当時の先生方が全員招待されたらしいいが、その英語教師だけは呼ばれなかったという。彼を嫌いだったのは僕だけではなかったたようだ。

ちなみにその中学校の英語教師は、自分が英語をしゃべれることを事あるごとに自慢していた。英語教師が英語自慢をしてなんの得があるというのだろう。非常に感じの悪い教師だった。後に中学校の校長になったようだが、彼の元で働く先生方も大変だったのではないだろうか。

英語を出来ない生徒を完全に無視したり、見捨てる英語教師が多いのは、僕は逆に英語教師が英語に対するコンプレックスを持っているためではないのかと最近思うようになった。

一流の大学や大学院を出た優秀な英語教師が、中学校で英語を教えることは、指導面は別として、レベル的には退屈なことだろうと思う。be動詞一般動詞から始まって、進んでもせいぜい関係代名詞や間接疑問文。いっちゃ悪いがアメリカの小学校の低学年レベルの英語を超えることはない。それが中学英語である。

公立学校の先生方は、塾や予備校の講師、通訳などのサイドビジネスを禁じられている。自分の英語能力を思う存分発揮する場がなく、悶々とした日々を送っている英語教師もいるのではないだろうか。

部活動や生徒会活動、生活指導に活路を見出す先生はいいとして、毎年代りばえのしない授業の日々の中、自分の中にストレスを貯めこみ、生徒にぶつけてしまっている先生がいるのかも知れない。

僕は小中高と英語を教えているので、毎日ABCの書取から大学入試の難問奇問まで、自分の力量を試される連続の日々である。退屈するどころか、冷や汗、脂汗の綱渡りである(苦笑い)。さらに中学生、小学生部門は全教科を担当しているので尚更である。

英語という学問は工夫をこらせば、教師もそして生徒も楽しめる面白い教科だと思う。英語の授業時間、生徒を立たせ教科書を読ませることで、貴重な指導時間を毎時間30分も浪費する英語教師はさすがに少なくなったようだが、英語教師が嫌いで英語が嫌いになっている生徒が多くいる現状を、中学校の若き英語教師たちは自覚しなければならないと思う。

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