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2011年1月14日 (金)

今こそ反逆者が必要だ

世の中を生き抜いて行くには、頭が良くなければならないと言われる。それは学校の成績も含めて、行動力であったり、リーダーシップであったり、機転が利く事であったり、優しさであったり、多種多様の能力が求められる。

先日テレビのニュースで、中国の企業が日本の山林を買いあさっていて、日本の森林資源が危ないという報道がなされていた。論調はまるで中国企業が悪の巣窟のような扱いだったが、それを見ていた僕は不謹慎かも知れないが、思わず笑ってしまった。

高度経済成長時代、資源を求めてユーラシア大陸の奥深く、南米の果てまで日本企業は出かけて行った。札束を武器に多くの鉱山資源を山ごと買い求めてきた。今回の中国の山林買収は、お金を得た中国がかつての日本を真似ているように思える。

世の中で生きて行くために必要なモノは、間違いなくお金である。日本の教育はそのお金を求める方法を実践的に教えてこなかった。そのツケを今ここに来て払わされている。「君は優秀だから、学校の先生か公務員を目指せばいいんじゃないか」そんな進路指導がずっとなされてきた。違うだろうか。

かつて地方では第3セクターという公と民間による起業が盛んであった。しかし成功したためしがない。公務員の方には失礼だけれども、彼らはお金の使い方は知っていても、税金以外でお金を得る手段を知らない。正確に言えば学んではいない。成功するはずがないのだ。

同じように公立学校の先生も学問を教えることは出来るが、企業人を経験していないがために、ビジネス感覚が稀薄だ。お金は働けば貰うものという感覚が染み付いていて、実はどうやってお金を得ることが出来るのかという根本を知らない。

努力をしなさい。頑張りなさい。学校の勉強が大切。社会は甘くないわよ。それらの言葉が目指す先には、会社に忠実な、もしくは国家に忠実な素直な若者は育つだろうが、気骨のあるいい意味での反逆者は育たない。

中学校しか出ていない僕の父は、学校の勉強をしろとは一度も僕に言わなかった。しかし常に人生訓として「どんな人間とでも対等に話せる人間になれ」と言われて育った。

僕のような農家の長男に生まれた人間が、それも進学校ではなくて商業系の私立高校を終わった僕が、20代で私塾を立ち上げるのは無謀な挑戦だったような気がする。しかし、間違いなく父の人生訓が、僕の行動力を支えてくれたことは確かだった。

大学では音楽とバイトに明け暮れ、教職どころか卒業の単位を取るのがやっとだった。田舎に戻り学習塾に勤め、家庭教師で何とか食い繋いでいた僕に、恩師や知人は、教員の免許を早く取得し教員を目指せと何度もアドバイスをしてくれた。

きざな言い方かだが、僕は塾という仕事に不思議な魅力を感じ始めていた。生徒を集めることも大変。毎年の受験指導もちろん大変だけれども、綱渡りをしている自分ならこそ、逆に勉強に悩む子供たちや親御さんの感情に、真摯に立ち向かえるのではないかと思った。

僕は学校の勉強は正直出来なかった。そのコンプレックスゆえに本だけは人並み以上に読んだ。僕は決してお金に愛された人生ではないし、経営者として落ちこぼれの人間だと思っている。しかし落ちこぼれの人間だからこそ、勉強に苦しんでいる子供たちの気持ちは良く理解できる。

僕の目線の先にあるものは、常に子供たちの幸せのことである。自立するために何が必要なことなのか、豊かになるために何がいいのか、その模索のために、僕は日々孤軍奮闘しているのだけれども、実は僕の塾教師としての日々の葛藤が、子供たちの指導に役立っているのだろうと思う。

寒風の中、明日のセンター試験のために学校から足早に家路を急ぐ受験生の群れを塾の窓から眺めていた僕は、こんなことをとりとめもなく考えていた。

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