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2010年12月17日 (金)

体育系の不条理

現在の生徒たちはどうか知らないが、僕らの頃は部活の2年先輩などというものは神様のような存在で、言われたことには全てYESだった。NOを言う余地はなかった。

急に10キロランと言われたならば、即体育館を飛び出し走ったものだし、「ちょっと腹へったな。カップラーメンにお湯を入れて買ってきて」と言われれば、どしゃぶりだろうが、吹雪いていようが、買ってきたものである。

先輩という存在が時に不条理な要求を突きつけてくることは、日常当たり前で、それを掌握すること自体が、ある種の学びだったようなところがあった。そしてそれは社会に出て間違いなく役立っている。

世の中は不条理の連続そのものだ。その抗しがたい荒波を乗り越えるには、自分を見失わないスタンスと信念、そして根性が必要である。

もちろんイジメをしたり、不条理を押し付ける人間がいいわけではない。しかし社会に出れば、そんな人間はウジャウジャいる。自分の利益のためならば、他人の感情や苦悩など全く意に介しない輩がいる。

それが会社内のことだったりすれば、あの上司が嫌いだからハイ辞めますとはいかない。しかしそこに不条理に対する経験というのか、免疫があれば、自分が取るべき言動や逃げ道は結構たやすく見つけられるものだ。

僕は超個性派ぞろいで有名な名門(迷悶?)私立高校、そして私立大学を出ている。お陰で不条理の洗礼は数知れなく受けた。そのことは、塾でちょっとやんちゃなな生徒を教えたり、高校で超感情豊かな生徒たちを指導する上で、とても役立っている。

いつもにこにこしている僕が(・・笑い)、反転してコワオモテになった時の恐怖は生徒たちが一番知っている。お陰で生徒たちは、ここは超えてはいけないと思われる一線を超えることはまずない。これも僕が体育系で培ってきた一種の技量であると勝手に思っている。

中学や高校時代に、体育系の上下関係を学ぶことは大切な気がする。

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