漂白の旅
独立をして5年目の頃、次男が家内のお腹に宿った。家内は家計を支えるべくパート勤めをしてくれていたのだが、妊娠を期に仕事をやめた。
僕としても、生まれてくる子どものためにも頑張らなければならず、午前中園芸農家にバイトに通い始めた。主にシクラメンのハウス栽培がメインだったが、土作りや液肥作り、そして水管理の仕事をやった。その当時のバイトのお陰で、シクラメンにはちょいと目がうるさい。
僕はこれと言って何も人に自慢できることはないのだけれど、人生の中でやってきたバイトの数だけは自慢できるかも知れない。
どうも頭が今ひとつだったものだから、高校も大学も公とつく学校とは縁遠く、全て私学だった。高校進学も大学進学もオヤジは許してくれたが、当時我が家の家計は火の車だったので、「学費を自分で何とかしろ」というのが至上命令だった。
高校と大学の7年間の学費は奨学金とバイト代で全て工面した。高校時代から今までやってきたバイトを思いついた順に言うと、ゴルフのキャディー、測量補助員、クーラーの取付工事、新聞配達、旅館の賄い、デパートの倉庫係、ショップの売り子、バーテンダー、そして家庭教師等、かなりの業種になる。
この年になっても本業だけでは食っていけず、高校の非常勤講師、米作り、添削の仕事等、学生時代から相変わらず多忙な日々である。僕の人生は幾つになっても留まることを知らないようだ。芭蕉ではないが、漂白の旅はまだまだ続く・・・・。
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