最低の内定率
文部科学、厚生労働両省は16日、来春卒業予定の大学生の就職内定率(10月1日時点)を発表した。内定率は前年より4.9ポイント低い57.6%で、「就職氷河期」と言われた2003年の60.2%を下回り、調査を開始した1996年以降で最悪の就職戦線となっている。急激な円高で景気の先行きに懸念が強まり、企業が採用を抑制しているためだ。
中小を中心にこれから採用を進める企業もあり、内定率は例年、年度末に向け上昇する。ただ、企業の経営環境が厳しさを増す中、どこまで伸びるかは不透明だ。
理系の内定率は前年比10.2ポイント低下の58.3%で、下げ幅は過去最大だった。文系は3.8ポイント低い57.4%。男女別では男子が59.5%、女子は55.3%で、それぞれ前年を3.8ポイント、6.3ポイント下回った。
学校種別では、国公立が63.2%と8.1ポイントの大幅悪化。私立は3.8ポイント低い55.8%だった。 時事通信 11月16日
就職難という時代ではなく、仕事がない時代に突入した。大変なことである。大学進学は昔と比べると随分と楽になったが、就職が出来ないのでは大学そのものの価値もだいぶ評価が違ってくるだろうと思う。
大学の価値を就職率だけで見ることは、あまりアカデミックなことではないが、就職活動がままならない学生がいることも事実なようだ。高校であれば、就職担当の先生が生徒にハッパをかけ、会社まで連れて行ったりもするのだが、大学はそんなことまではやらない。
夢見がちなまま、4年間を過ごしてしまう学生も多いのではないだろうか。働かずとも親の仕送りでのんびり過ごせる学生時代を満喫している若者にとって、学園生活は天国だ。しかしそんな悠長な時代は続かない。
世の中にはこんな至言がある。いつまでもあると思うな親とカネ。自分の身の丈に合った仕事に就くことが先決ではないだろうか。有名企業ばかりを次から次へと受けまくり、就職活動をやっているつもりの学生もいるようだが、人生泥臭さがあって深さも出てくると言うものである。
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