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2010年10月

2010年10月31日 (日)

忘却について

忘却は大切なことだ。忘れてしまったことは少なくとも思い出すことが出来る。

思い出したとき、過去の記憶は、新しい感性を引き連れてよみがえってくる。だから学びは大切なのだ。

受験勉強だけではなく、日々の些細なことも同じである。学びがなければ忘却は生まれない。忘却を恐れていては学びも育たないのだ。

読書週間が始まっている。日々多くの書物が発行され、多くの物語や、多くの記事が忘却の彼方に押しやられていく。

本のタイトルや著者名さえも忘れてしまった作品は、何十冊も何百冊もあるだろう。しかし間違いなく本から得た感性や風景は魂に刻まれている。

言葉はエネルギーだ。そして文字は心に放射される光である。

退屈な日常の中でも、悩み多き青春の日々にも、本は欠かすことのない心のパートナーだ。

突然昔に読んだフレーズや光景がよみがえってくることがある。一見脈絡の無い記憶の断片に思える事象が、生きるための大きなヒントだったりする。

薄暗い図書館の本棚に並べられたお多くの語り部たちが、囁きかけてくる時、僕らは忘却の本来の意味を知るだろう。

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かねごんのデビュー作   『僕の夢』

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かねごんの異色ブルース『かぶとむし』

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誰にでも光は平等に降り注ぐ

自分に自信がないものが、他人をさげすむ。

努力をしないものが弱者をけなす。

自分が所属する社会や会社や学校を盾に惰眠をむさぼっていれば、やがて人は光を失う。

一歩を踏み出せば、必ず躓(つまずき)はやって来る。しかしそれが学びだ。

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空に枝葉を伸ばすムクノキの大木のように、空をめざせばいい。

風や雨や雪が叩きつけてきても、空をめざせばいい。

疲れたら休んで、元気が出たらまた歩を進めればいい。

それが自信になるはずだ。それが優しさになるはずだ。

一歩を踏み出したら、誰にでも光は平等に降り注ぐ。

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2010年10月30日 (土)

たった一人の卓球チーム

惑う年というものがある。自分の生き様というのか、スタンスと言ったらいいのか、本当の自分は今の自分なのだろうかと自問自答してみたり、小さな子どもが砂場で作った砂の城を踏み潰すように、築いたものを一度壊してしまいたくなる衝動にかられることが人生に於いてあるものだ。

僕にとっては30代後半にそれが突然やってきた。先生と呼ばれることに急に白々しさを感じ始めた自分がいた。

僕がやっていることは本当に教育なんだろうか。勝手な自分の自己満足ではないんだろうか。僕は、10年間やってきた私塾を閉じることを真剣に考えていた。

まだ30代。ひょっとしたなら僕には別の生きていく道があるんじゃないだろうか。休みもなく毎日働き続けても楽にならない生活。家族のためにこんな生活でいいのだろうか。そんなことを考えながら、悶々とした日々を過ごしていた。

おりしも長男が小学校でスポ少に入った。夏は野球、冬は卓球をするのがスポ少の恒例になっていたが、中学時代卓球をやっていた僕が、コーチ役として先輩にかり出された。

20年ぶりに握るラケットの感触はとても懐かしく、青春の汗と涙の日々を思い出させてくれた。長年卓球から遠ざかっているうちに、ボールが大きくなっていたり、ルールもだいぶ変わっていた。20年の歳月の長さを感じぜずにはいられなかった。

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息子と卓球をやるようになり、僕の中で悶々としていたものが徐々に溶解していった。調子に乗った僕は、ダイケンピンポンという塾の名前を冠したたった一人の卓球チームを作り、市内の大会にも出るようになっていた。

あれから12年以上の卓球の日々が続いている。この12年間での大会の成績は、山あり谷ありの燦々たるものであるが、あのワクワク感はやめられない。

さすがに忙しさと体力のなさで、頻繁に大会に出ることはなくなったが、今年も来月開かれる最初で最後の市内大会に昨日エントリーしてきた。

人生に迷った時は、身体を動かしスポーツで汗をかくことはとてもいい。汗とともに心のわだかまりや、雑念が流れていく感じがする。

30代後半のあの苦しかった時に、復活した卓球は僕の人生を救ってくれた。卓球に感謝である。

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シュタイナー子ども教室作品展 in 花泉

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フランチェスカン教会の中庭の風景である。実はかつてブログにて、僕の前世が牧師や修道士だと言われたという話を書いたのだが、女房にも不思議な話をされた。

この写真のような教会の中庭で、女房が前世で僕とすれ違ったことがあると言うのである。彼女の名誉のために言っておくが、決して危ない薬などはやっていない(・・笑い)。

黒い服をまとっていたというのだから、ローマ・カトリック系の修道士だったのだろうけれど、身内にまで言われると、洗脳されやすい僕は、そうなのかと信じてしまいそうである。

どうでもいいことだけれど、僕の誕生日は『クリスマス・キャロル』を書いたディッケンズと同じだ。ちなみにキリスト教に並々ならぬ興味を示す我が次男は、フランシスコ・ザビエルと同じ誕生日である。

女房はご存知のようにシュタイナー教育の親子子ども教室を開校してしているし、世間一般からすれば怪しげな家族ではある。さてその彼女だが、風と虹の教室の子ども達の作品を地元の芸術文化祭に出展している。4202

一関市立花泉町民体育館内で10月30日~11月1日まで開催される。お時間のある方は足をお運びいただければ幸いである。

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2010年10月29日 (金)

ハロウインが終わると・・・

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ハロウインが終わると世の中はいっきにクリスマスバージョンに突入する。かく言う僕も12月はサンタのコスチュームで市内の小学校に出かけミニライブを敢行する。10年目を迎える僕の年中行事だ。

ところでクリスマスはイエスキリストの生誕を祝う世界的行事だが、キリスト誕生の絵画で一番美しい絵画が、コレッジョの『キリスト降誕』だ。

生まれたばかりのキリストが放射する光に照らされ、羊飼いや天使たちの姿が歓喜に満ち溢れている。

マリアの後ろの暗がりに描かれているのがヨセフの姿であるが、父親である僕は、この構図に同情する(・・苦笑い)。

どこの家庭でもそうだが、母親は家庭を灯す光だ。父親は縁の下の力持ちと言うところだろうか。明日からも、縁の下の力持ちである僕は頑張ろう・・・。

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預言者エレミヤ

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レンブラントの名作「預言者エレミヤ」である。この作品に初めて出会ったのは30代の後半だったろうか。光と影のコントラストの衝撃が、見るものを圧倒する。

聖書の中には多くの預言者が登場する。イザヤ書しかり、エゼキエル書しかりである。

いつの時代も人間は不確かな恐怖におののく。栄光や財力が永遠に続くことを願う支配者に取って、神の声を代弁する預言者は時に邪魔な存在である。盲信者、偽善者と罵られ投獄され、命を奪われていった者も少なくない。

レイブラン卜はこの作品で牢獄から開放されたエレミヤを描いているが、人間の誠実さや人間の傲慢、慟哭、苦しみ、希望、そういった混在する情念の激流を、この1枚の絵画が見事に表している。

我々の人生は、誕生とともに始まり、死を持って終わりとみなすが、この絵を眺めていると、それすらも誰かが描いている画布の中のヒトコマのような気がしてくる。

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2010年10月28日 (木)

冬来たりなば受験遠からじ

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収穫が終わった後の、僕の家の前の風景である。今日は寒くて霙(みぞれ)のような雨が降っている。

一ヶ月もすると、一面の真っ白い風景がやって来る。家の周りは田んぼと山しかないが、まもなくこの田んぼに白鳥が舞い降りる季節になると、神々しい空間が広がっていく。

昨日から茶の間にはストーブに加えこたつが入った。夕べ帰宅すると、息子たちや猫がこたつで丸くなっていた。

3年前から懸案中の薪ストーブは、今年も設置されることなく冬を迎えてしまった。栗駒山は初雪が降った。栗駒山の雪を仰ぎみると、今年もいよいよ受験の追い込みだと実感する。

凛とする空気感。いいね。

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『無原罪の御宿り』

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世界遺産であるエル・エスコリアルの修道院に飾られていた作品『無原罪の御宿り』である。

聖母マリアの絵画がこの世に多く残されてきたが、僕が一番好きなマリア像だ。

パルトロメ・エステバン・ムリリョ1660年代の作品である。17世紀のバロック様式を代表する作品であるが、斬新で今生的な時代感覚を醸しだす作品だ。

僕にとって聖母マリアの存在は、この絵画のごとく気高くそして純真無垢な女性のイメージそのものである。

イエスに先立たれたマリアは、その後まもなく死を迎えるが、大天使ミカエルの手で復活する。

ムリリヨのこの聖母マリア像を見るたびに、僕は胸がいつもズキンとする。彼女が見つめる視線の先にあるものは、慈悲の光だろうか。もしくは神の愛だろうか。

毎日子供たちと接する日常を送っている僕は、彼女の足元で戯れる天使の真摯な視線に心の奥底を読まれているような気がしてならない。

子どもを教育する仕事は聖職だと思う。だから自分に嘘はつけない。この絵画を見るたびに教えることの仕事の重大さにいつも気付かされる自分がいる。

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2010年10月27日 (水)

時間は無限にある

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窮屈なまでに締め付けられる時間の枠の中で、羽ばたこうとしている若者たち。

かけがえのないものは何かと尋ねたら、自由だと答える。

それほど若者にとってこの地上はしんどいのだろう。

かつて天使だった彼らのハートは、過去の記憶の残像を頼りに光を求めている。

しかしその求める光はあまりにも微弱だ。

多くの盲信と多くの虚構が真実を覆い隠し、群衆の流れの中で天使の羽はもぎ取られていく。

彼らは代わりに鉛筆を持ち、ケータイを持ち、そしてお金を求めようとするのだけれど、真実の宝を掴むことはできない。

希望や夢や愛という美辞麗句の言葉の渦の中で、乱反射する言葉のスペクタクル。

光をつむいでいけば、必ず出逢う本当の自分がいるはずだ。

時間は無限にある。焦らなくていい。

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塾生に感謝

今夜生まれて初めて松茸ご飯を頂いた。

大きな大きな松茸を塾のご父兄から頂いた。家内がさっそく松茸ご飯にしてくれた。美味しかった。最近精神的にも肉体的にもバテ気味だっが元気がでた。

感謝である。

実は9月の塾生の退出者が全体の一割を超えた。退塾理由は人間関係と部活との時間的兼ね合いが合わないことが主な退塾理由なのだが、仕方がない結果だと思っている。

そして来月11月からは、9月の退塾者を上回る生徒が入ってきてくれた。全員が塾生及び保護者の皆様のご紹介である。塾生の皆さんには、僕の塾経営まで心配していただき、本当にかたじけない。

この恩は受験指導でしっかり返していきたいと、猛烈に心に誓っている。塾生諸君本当に有難う。

それにしても今日は寒かった。塾にこの秋初めてのストーブが点火した。青森は雪が降ったらし。いよいよ北国に冬到来である。皆様体調維持にはくれぐれもご注意下さい。

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2010年10月26日 (火)

地球古代文明地球脱出計画

2週間ほど前のこと、中3の塾生が「かねごん先生は全部の教科をやっているけど、一番好きな教科は何」と尋ねてきた。

「社会の歴史」それがいつもの僕の答えだ。さっそく彼女、歴史年表を広げて僕に年表のテストをしてきた。生徒の期待に反してほぼ100%の解答率(・・笑い)。久しぶりに尊敬の眼差しをもらった。

大学での専門は英語だが、大学で4年間英語をやたってどうなるものでもない。僕の英語力が、残念ながら大学受験英語の範疇を超えることは今後もないだろうと思う。

長年のライフワークとしてきたのは歴史。特に古代史と考古学に関する本は随分と読んできた。もちろん古代史のエキスパートである友人の小林先生には足元にも及ばないが、一番やっていて面白い学問である。

大学時代は高校生や中学生の英語の家庭教師をやっていたが、実は僕の塾教師としてのデビューは社会科だった。30年近くも前の話だが、東京の有名私立中学校を受験する小学生は、某塾の日曜テストを受けるのが慣例化していた。

僕はその某塾の教材を片手に社会科の授業をしていたのだが、レベルは時に中学校の範疇を超え、高校レベルの内容まで出題されていた。こんなレベルの高い内容を小学生で習うのだから、東大にも受かるよな~と、優秀な子供たちを前にしてため息をつく若きかねごんであった。

それにしても最近は、年代測定器の性能が飛躍的に改善され、いや進化し、遺跡や発掘された品物の測定誤差が、1年以内なのだという。その結果様々な歴史の矛盾点が噴出しているらしい。

ひょっとすると、僕が提唱する、地球古代文明地球脱出計画なるものの物的証拠が、将来出てくるや知れない。わくわくしているかねごんである。

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2010年10月25日 (月)

青い空を見上げたその先に

無心になってみる。

こうあらねばならないとか、こうすべきだというようなわだかまりや不安は捨てて無心になってみる。

青い空を見上げたその先に、何があるかなんて誰も想像しない。ただ空があるだけだ。

自分の心にお節介をやいていると、自分の心が、コロコロと坂を下っていく。

せっかく登ってきた坂道だもの、もう少し風景を楽しんだらいいのにね。

ヨイショ ヨイショ 誰かが追い越していった。誰かが転がって行った。

それだけのことだ。

僕らは所詮空を飛べない。ずっと歩き続ける。ずっと・・・・。

どんな贅沢もどんな喜びも長続きなどしない。

どんな苦しみもどんな悲しみも続くことはない。

病気や死なんてものは人類みな全ての共有物だ。勝ち負けじゃない。

悟らなくとも悟りはやって来る。それが人間だと思うよ。

無心になってみる。

日々の感情が元気に溢れてきて、明日が楽しく感じられたら、とっても幸福で、そうじゃなかったらまた楽しくなりそうなことを考えればいい。

それだけのこと。

生きるってシンプルなことじゃないかな。だって毎日毎日を一生懸命生きればいんだから。

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農作業が終了

本日今年度の農作業が終了した。

文化祭の振り替えで学校が休みである息子に手伝ってもらい、10キロほど離れた農協の出荷場へ、愛車の軽トラックで搬送した。60袋の籾を2往復して運んだが、息子に籾運びを手伝ってもらったので、2時間もかからない作業だった。

農作業は一段落であるが、来月に入ると、地元の秋祭りがあり、神社の総代で会計を仰せつかっている僕は、多忙な日々がやって来る。それが終わると今度は盛岡で卓球の新人戦県大会だ。

それが終わったなら、冬期講習の準備に入ろうかと思っている。友人らのホームページやブログを見ると、すでに冬期講習のチラシやパンフレットが完成した塾もある。正直焦りを感じるが、身体は一つしかないので、一つ一つこなしていくしかない。

ところで今年のお米は数量だけは豊作だった。この夏の暑さが豊作の好条件をもたらしたのだと思うが、問題は味である。寒い所のお米が美味しいと言われる昨今、今年のような猛暑での味はどうだろうか。味見をしていないので何とも言えないが、ササニシキ独特の香ばしさが損なわれていないことを願うのみである。

僕が子どもの頃、お米の出荷が終わると、父は出稼ぎへと関東方面に出かけて行った。子どもながらに、コメの出荷が終わらなければいいのにと思っていた。

息子を軽トラックの助手席に乗せ、運転しながら、そんな昔のことを思い出していた。

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2010年10月24日 (日)

風聞園再び

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風聞園である。喫茶店というよりは、山の中のギャラリーである。この建物も素敵だが、周りの庭園も圧巻である。

主の斉藤さんが自作した芸術品である。斉藤氏は僕と同じ塾屋である。市内で唯一腹を割って話し合える同業者でもある。

かつては衣川で自然農を営んでいた斎藤氏。理系のエキスパートであり、農業にも造詣が深い。自宅を自分で作ってしまうエネルギーもすごいが、暖房のオンドルや薪ストーブも自分で作ってしまうその才能には脱帽してしまう。

僕も自給自足を目指す変わり者の塾屋だが、斎藤氏のこだわりには、はっきり言って負ける。

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この空間で何度斎藤氏と塾談義をやっただろうか。一関市内ではたった二人きりの塾連合組合みたいな間柄である。斉藤氏は常に僕の10年先を驀進している大先輩である。

昨年も移転した新しい塾のリホームを一人でやりとげた斎藤氏。常に僕の目指す目標であり、尊敬する塾人である。

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地球の詩

昨日と今日は市内中学校の文化祭であった。今日は午前中中学生の卓球に顔を出した後、桜町中学校の校内合唱コンクールを聴いてきた。

昨年、一昨年と全国合唱コンクール金賞に輝いた中学校だけに、どのクラスもレベルが高く、唸る合唱だった。3年生のクラス合唱は、まるで県の合唱コンクールを聞いているようなハーモニーのまとまりを持ち、感動のあまり何度涙腺が緩んだことか。

僕の塾に通って来る中学生の6割が桜町中の生徒達だが、そのほとんどが特設合唱部に所属している。塾でのやんちゃな彼らとは違い、真剣に歌う姿に、僕は感動し目をうるうるしていた。

そんな中で2年生のクラスが歌った自由曲『地球の詩』が一番心にしみた。歌の素晴らしさもそうだが、歌詞の持つ繊細な世界を見事に歌い上げていた。

歌は本当にいい。心が洗われる。

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神馬登場

3日前、家内と須川の麓の温泉に行ってきた。地震で寸断されていた道路も今年の5月に開通していたのだが、本当にしばらくぶりの奥厳美へ足を伸ばした。

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帰りに世界遺産の登録を目指す平泉の中核をなす、骨寺荘園に鎮座する駒形根神社に参拝してきた。境内にある鐘つき堂から見渡す、本寺地区の風景は秋一色であった。

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本殿の隣に祭られている神馬をなでてきた。レプリカの神馬を途中のお店で購入し、教室の玄関に置いたのだが、なでるとご利益があるとのこと。塾生諸君どんどんなでて、受験に向けて頑張ってもらいたい。

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2010年10月23日 (土)

学び、学び、学び

僕の塾に通ってきている生徒の保護者の皆さんから頂く相談ごとで一番多いのが、2番目のお子さんの相談である。

「お兄ちゃんは出来たのに・・・」という例の悩み相談である。

一番目の時はほっといても勉強が出来たのに、下の子は後ろから数えた方が早い成績の順番で、担任の先生からは公立高校は厳しいと言われて・・・。こういう相談が近年増加している。

戦後すぐの東北の農村地区では、新憲法のもと民法が変わっても、長男が大切にされた。学校も長男だけは望む学校に行かせてもらい、次男や三男は表現は悪いが自由奔放にほって置かれた。

しかし現在のようにふたりっ子が圧倒的に多い世の中になって、長男や長女だけを優遇する親御さんはいなくなった。それが証拠には、一番目の子は塾に通わせるけれど2番目は通わせないなどという親御さんは皆無になっている。

ところで我々子を持つ親は、子育てを通じていろいろ学ばされることが多い。生まれてきた子どもたちが素直で、勤勉な努力家であるなら、それはとても楽な子育てであるだろうが、しかし期待に反して、反抗期がエンドレスであったり、不登校になったり、超個性的な彼氏や彼女を連れてきたりと、親を毎日ドキドキさせてくれる子どもの存在というのが突如やって来る。

僕は自分の家庭を含めて(苦笑い)、それは親たち僕らの魂の修行だと思っている。子どももというものは、良くも悪くも親の魂の遍歴をダイレクトに見せてくれる。それは隠しようのないドラマだと思う。

かつて、娘さんの不純異性交遊に悩む親御さんの相談を受けたことがあった。僕は失礼かと思ったが、お母さんに尋ねてみた。「お母さん自身何か思い当たることはありませんか」。

お母さんは僕の質問の意味を理解してくれたようだった。「どうすればいんでしょう」

今の娘さんの姿は、過去の自分の姿だと思って、愛情を持って接してあげればいんじゃないですか。僕の答だった。

「この子は誰に似たんだろう」そんなため息をついている世の中の親御さんに申し上げたい。子は親の鏡と言うけれども、それは表面に現れている親の姿だけではなく、ましてや学歴や職業や財力とは関係なく、内面や魂の軌跡をも映しだすことを忘れないで頂きたい。

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2010年10月22日 (金)

神様からのご指名

僕は自他共に認める神社オタクである。ちょっとした旅先などで、神々しい鳥居や社を見つけると、祭神は誰だろうとか、建立はいつだろうとか気になって仕方がない。

初めて行く他所のお宅でピンポンを押したときに、◯◯さんのお宅ですかと、名前を確認しない人はいないだろう。同じように神社に行って鈴を鳴らした後に、そこに祭られている神様の名前を呼ぶことが僕の神社参りの礼儀である。

時に古事記に出てくる有名な神様であったり、歴史上の武人であったり、歴代の天皇さんであったりするのだが、神様の名前を呼ぶことで、感応度が増すように思えるのだが、僕の錯覚だろうか。

僕は毎年30名~40名ほどの受験生を送り出してきたけれど、合格祈願には、その年に来ている塾生の地元の神社に必ず詣でることにしている。

宮城県の生徒が来ていれば宮城の神社に行くし、平泉から生徒が来ていれば、中尊寺のある関山の白山神社に出向く。遠く室根からの塾生がいれば、室根神社に合格祈願に行く。

今までに随分と経験してきたのだが、数年ぶりで、もしくは初めて参拝したくなった神社に足を運び、その神社の繁栄や、その地域の五穀豊穣を祈願させて頂くと、一ヶ月くらいして、その地域の生徒が塾に入ってくる。

今年もそのパターンで2名が入塾してきた。僕は神様からのご指名だと思っている。ゆえに頑張らなければならない。

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2010年10月21日 (木)

オールナイトニッポン

大学受験に向けて受験勉強をしていた頃、夜中1時になると聞こえてきたのが、この曲だった。ニッポン放送の深夜番組オールナイトニッポンのオープニング曲である。

僕が一番好きだったのは、落語家の笑福亭鶴光のパーソナリティだった。眠気がマックスになる深夜1時、オープニングの曲が目を覚ませてくれた。

高校2年生の冬、僕は担任の先生の訓戒を真に受けて、パジャマを着て布団に寝ることをやめた。

「受験勉強をするやつが、パジャマを着て布団に寝るだとふざけんじゃね!」

先生の理論は、風呂からあがったら普通に服を着てこたつで勉強するべしということだった。寝ても気持ちが悪くなって目が覚める。そしたらまた起き上がって勉強をやればいいという進言だったのだが、やたら電気代がかかり、オヤジから叱られた記憶がある。

それにしても毎日のこたつでの日々は、だいぶ身体に応えた。オススメは決して出来ない・・・。

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2010年10月20日 (水)

検索フレーズ第1位は『塾のやめ方』

ここ一ヶ月間の当塾ブログの検索フレーズのベスト1位は『塾のやめ方』だった。昨夜調べて驚いてしまった。全国にはパソコンのウエーブで、塾のやめ方ということを調べている人が多くいるということに考えさせられてしまった。

塾に入ってみたものの、どうやったら上手に辞められるのかを模索しているのだろうか。もしくは気の利いた辞め方の表現でも探しているのだろうか。

たまたま僕がブログで塾の辞め方という記事を最近したためたので、ヒットして入って来る方が多いのだが、興味深い現象である。

本人の勉強はさておき、塾に入ったならば成績が上がるはずだと思うのが親の心情である。結果成績が上がらなければ塾を変えることになる。

成績が上がらないのは塾の指導が悪いからだと言われれば、何も反論することはなく、全くその通りなのだが、一週間に一度90分もしくは60分塾で勉強しただけで、成績が上がるものだと本人が考えているとしたら、どこの塾に行っても残念ながら奇跡は起こらない。

「ここは大切なので家でもう一度やりなさいね」 学校の先生や塾の先生がいくら言っても、そのプリントなり課題をやらなければ、定着するはずもなく伸びるわけもない。

すると今度は、生徒にやる気を出させない学校が悪い、塾が悪いということになる。しかしである。家でいっさい勉強しない子どもを塾に連れてきても、家庭教師を頼んでもやっぱりやらないのである。

勉強を家でやろうとするのだけれど、分からないところでつまずいてヤキモキしている生徒が、一番塾で伸びていくのである。つまり伸びようとする生徒が伸びていくのである。

生徒を獲得しようと、まるで奇跡を起こすかのような誇大広告をぶちあげている塾があるが、塾は学校教育のサポートであり、家庭学習の補助的存在である。絶対勉強のメインではない。

そのことを勘違いしている塾経営者の口車に乗せられて痛い目を見ている保護者の方々が、ひょっとして夜中、「塾のやめ方」などという検索フレーズをパソコンに打ち込んでいるのではないだろうか。

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才能なんてあっても無くてもどうでもいいことだ

教室の2階の西側の窓を開けると、栗駒山をバックに磐井川の土手が正面に見える。夕暮れ時の堤防は、一日を終えた安堵感を背中に浴びた散歩人の姿がよく似合う。

一関一高や一関修紅高校の生徒たちが部活で堤防を走る時間になると、10月の空はいっきに陽が落ち、急に冷たい風が入り込む。

それにしても高校生の走る姿は実にエネルギッシュだ。彼ら彼女らには、きっと走る理由など本当は無いのだろうと思う。健康のためとか、痩せるためなどというオヤジの浅はかな動機からしてみれば、彼らの走りは純粋である。

走るために走っている。そんな彼らの想念が伝わってくる。

いつも中学生や高校生の若者たちと接していると、自分が年を取って行く感覚というものを忘却している時がある。彼らの時代からもう35年も過ぎてしまっているのだが、気づかない振りをしている自分がいる。

一方、無邪気に青春を謳歌しているように見える生徒たちだけれど、それぞれが多くの悩みを抱えている。その悩み多き日々が、実は青春の醍醐味であることを大人になったときに気づくのである。

自分の未来を描くことが出来る子供たちであって欲しい。世の大人たちは、社会に迎合することが楽な生き方のように話すけれど、決してそんなことはない。

例えば夢は継続することを断念しない限り、必ず叶うものだ。多くの人間は夢は所詮夢だと言うが、そんなことはない。夢を叶えようという努力とエネルギーを最後まで持続出来たものは、夢を叶えるのだ。

才能なんて、努力を惜しまない人間から見れば、あっても無くてもどうでもいいことだ。一番嫌いなことだって、3年も続けていれば一番得意なものになっている。

高1まで一番出来なかった英語。それなのに高校生にその英語を教えて飯を食っている男がここに居る。ましてや好きなことを伸ばすことなどもっとたやすいはずだ。

夕暮れを風のように走りすぎる若者達の姿を見ていると、彼らの未来を拒むものは何も無いような気がする。今のように純粋に走り続けて欲しい。

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2010年10月19日 (火)

ふ~

昨日アシスタントティーチャーの竹ちゃんに、最近の僕のスケジュールが超過密だという話をした折に、全国の多忙な塾長ベスト1000に入るかななどという話をしたところ、竹ちゃん曰く、「いやいやかねごん先生は間違いなくベスト500に入るんじゃないですか」という言葉を頂いた。

ここ1週間本当に忙しい。ちなみに今日の僕の一日はこんな感じだった。

朝6時起床。7時50分、次男を軽トラックに乗せ、8キロ離れた中学校に向かう。そのまま勤務先の高校に馳せ参じ、8時55分から10時45分まで高2の英語の授業を行う。

その後11時15分に自宅に戻り、15分ほどで昼飯をかっこみ、作業服に着替え、11時30分から午後1時30分まで田んぼにて脱穀作業、その後シャワーを浴びて2時に自宅を出た。

2時30分に塾に到着。高校生の添削プリントを40枚ほどこなし、夕方5時指導開始。夜9時30分まで中1から中3生10名の国、社、数、理、英の個別指導を終了し、帰宅したのは10時過ぎ。

夕食を食べ、11時から11時30分までブログの打ち込み(それが現在)、この後風呂に入り、12時30分頃就寝予定。

明日また6時起床で、今日と同じく8時55分から高校での授業が始まり、また家にトンボ帰りで・・・・・・。

さすがに今日は塾に行く途中、眼底疲労&肩凝りのサプリメントを購入し、栄養ドリンクと一緒に流し込んだ。

次から次へと押し寄せてくる仕事の波に、僕はまるでサーファーのごとく秋の荒波を漕ぎ出している状態だ。

やっぱりどう見ても50男の日常じゃないな~などとつぶやきながら、しかし今日も一日仕事があることへの感謝を忘れてはならないと、肝に命じるかねごんであった。

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2010年10月18日 (月)

過去の暴露話

僕の友人や知人は、僕を穏やかな中年おじさんというように見ていただいているが、意外とキレやすい。

僕がキレやすいことを熟知しているのは僕の家族である。かつて息子たちや女房、母、祖母は僕を腫れ物でも触るように接することが多かった。巨人の星の星飛雄馬の父並のブチ切れかただった。

20代で一家の主になり、家のこと塾の経営、親戚のこと、農業のこと、とにかく父が死んだ後、やらねばならないことが怒涛のごとく押し寄せてきた。自分の力量を超える壁がしょっちゅう僕の前に立ちはだかった。若造だった僕は、理不尽な状況に接することも多かった。そんな日常が、僕をキレキャラに逃れさせたのだろうと思う。

かつては塾生に対しても言葉を発する前に、男女関係なく僕の拳骨が飛んだ。今なら暴力教師として訴えられていたかも知れない。

5年前、高校に初めて勤めた時、校長先生に一番最初に言われたことは、暴力は振るわないでくださいね、だった。僕の本質を校長先生は一発で見抜いたのだろう。そんな凶暴なオーラーを発していたのかも知れない。

現在の僕は一切暴力は振るわない。家でキレることもなくなった。卓球の指導に於いても怒鳴ることなど決してない。何が僕を変えたのか、実は自分でもよく分からない。

若い頃、売られたケンカは買った。ゆえに敵も多く作った気がする。当時、母校の私立高校には並み居るヤンキー同級生や個性あふれる先輩がいたが(現在はとても紳士淑女が多いです・・・笑い)、からまれたことは一度もない。危ないオーラーを出しまくっていたのだと思う(苦笑い)。

もう時効だから話してもいいかも知れない。高校時代先生を恐喝したことがある。

高校に内緒で毎週日曜日、ゴルフ場でキャディをやっていた。父親には、私立高校の授業料を自分で払うことを条件に進学を許してもらったので、必然的にバイトはやらない訳にはいかなかった。

平日にゴルフ場で大きなコンペが行われることになり、支配人から学校をサボって来てくれないかと頼まれた。バイト代も弾むと言うことで、僕は二つ返事で了承した。

当日、僕の高校の先生が大会に出ているではないか。隠れることは不可能だった。僕ははたと気づいた。今日は平日。学校の授業はどうしたんだろう・・・。

僕は平然と先生のところへ行きこうささやいた「先生お互い様ですよね」。

教師を恐喝したのは人生に於いてこの時だけである。ちなみにこの先生、僕が塾をやっているのを聞きつけて、中学生になる娘さんを僕の所にいち早く連れてきてくれた。感謝である。

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尖閣諸島問題再燃

中国がおかしい。尖閣諸島の問題に端を発し、中国国内で暴動が起こっている。多くの日本企業が襲われた。イトーヨーカドーやミズノ、日本料理店の窓や看板が破壊された。

反日運動はいつも定期的に起こってきた中国であるが、中国政府のマインドコントロールがひしひしと感じられる。

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中国は経済が発展し、国内総生産が飛躍的に伸びてきたが、経済格差は日本の比ではない。富裕層と貧困層の格差が世界一と言っても過言ではないだろう。

くすぶっている不満の矛先を日本に向かわせることで、国内のストレスを解消しているように思えるのは僕だけだろうか。

悠久の歴史を持つ大国中国。古代に於いては日本がお手本にする素晴らしい国家だった。日本が戦中に行った蛮行を許されないと言うのなら、何度でも謝ろう。

歴史観の違いと言うよりは、思想統制されている若者の言動が心配だ。

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2010年10月17日 (日)

マイケル・ジャクソン再び

今日は家族総出の農作業だった。一年間でも珍しい一日である。お米の脱穀作業を日が暮れるまでやっていた。

息子たちも文句を言わずひたすら身体を動かしていた。おかげで全体の3分の2が終った。ずっと雨が降り続き、脱穀作業がこんなにずれ込んだのも僕が農業をやるようになって初めてかも知れない。

夜は家族全員で、マイケル・ジャクソン『This  is  it 』を見ていた。映画館で見ないでしまったので、今宵見たのだが、素晴らしい!

僕と同年代で、あの動き、あのリズム感、息があがらない踊りの連続に言葉を失ってしまった。あの1週間後に彼が天国に行ったなんて悪いジョークだろうと思うほどだ。

彼のようなアーチストはもう2度と現われないかもしれない。マイケル・ジャクソンが永遠にマイケル・ジャクソンであり続けることは、間違いないことだけれど、彼の才能はあまりにも痛々しいほど繊細だ。

僕が初めて彼の楽曲であるWE ARE THE WORLD をギターでコピーした日から、四半世紀が過ぎた。マイケル・ジャクソンの切なさや、孤独感、そして希望と絶望が錯綜する人生を、自分の人生に置き換えてきたこともある。

マイケルが幸福だったか否かは、僕らが詮索することではなく、彼が天国でどう思っているかだろう。

午後の日差しの中、農作業が一段落し、息子たちと田んぼでぶどうを食べ、種を飛ばしあっている僕は、幸せものだ思うのだが、そんなひと時がマイケルにはあっただろうか。

昼過ぎ、僕の塾の教え子でもあり、長男の同級生の女の子たちが自宅にやって来た。小学校の同級生の女の子が結婚するのだそうだ。そうかもう21歳か。子供たちの成長は早いな。

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2010年10月16日 (土)

僕の健康法

僕はしょっちゅう風邪をひく。自慢じゃないが身体は丈夫なほうじゃない。しかし、15年前に体調を崩し2週間ほど入院したのを最後に、一度も塾の教務を休んだことがない。つまり15年間皆勤賞である。

今日こそ仕事は無理だろうなと思っていても、軽トラックに乗り塾に着いて生徒たちの顔を見ると、なにやら元気が出てくるから不思議である。僕が行かないことには、誰も仕事を代わりにしてくれる人がいないと思うと、体が動くから驚きである。

しかし、かく言う僕も腰痛にはかつてだいぶ苦労した。とにかくトイレに行くこともままならず、車の座席に乗るのに5分はかかり、それも痛さで脂汗が滴り落ちる状況であった。

午前中針を打ってもらい何とか午後仕事をし、また翌日針を打ってもらって仕事を続ける日々が、10日ほども続いたことがある。あの痛みは正直生きる気力が薄れていく。

痛風の薬を飲むようになってここ5年、ひどい腰痛が起こることがなくなった。きっとプリン体との関連もあったのだろうと思う。

兎にも角にも僕にとっては、酒が良くなかったのだろうと反省している。美味しくて飲むと言うより、ストレス解消に酒を煽っていた。

今の僕のストレス解消は、皆さんもお気づきかと思うが、このブログである。このブログを毎日書くようになって3年になるが、いたって調子がいい。読んで頂いている皆さんがいてのブログである。本当に感謝で一杯である。

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2010年10月15日 (金)

体験ツアー塾生

今はどこの塾でも無料体験入学というのを実施しているが、体験ツアー塾生という生徒が存在することをご存知だろうか。

僕の所は一回切りの体験入学しか許可していないが、塾によっては一週間、一ヶ月という長期の体験入学をやっているところがある。

塾生が喉から手が出るほど欲しいのは分からない訳ではないが、正規に月謝を払って指導を受けている生徒のことを考えると、あまり良いシステムとは思えない。

実はこの無料体験塾を転々として、半年間ぐらい無料で受験指導をうけているツワモノが世の中に存在することを知っているだろうか。

僕の所にもたまに変な電話が来る。指導の内容など一切聞かずに、無料体験入学がどれだけ受けられるかをいきなり聞いてくるのだが、一回だけですよと答えると、そうですかと言って電話が切られた。

不況の世の中なので受験勉強を無料で済まそうという魂胆なのだろうが、間違いなくいつか高い授業料を人生に於いて払わせられることになるような気がする。

『ただより高いものはない』この至言を夢々忘れてはならないだろうと思う。

ビジネスで与えてもらったことに対しては、それなりの代価を支払うといういたって当然の義務をないがしろにした人生には、後でしっかり精算が待っているものである。

我々塾業界が、無料と名のつく講座を増やせば増やすほど、先日僕が記事で書いたような「最低限の礼儀」が何なのかもよくわからなくなってきた保護者の方が増えていく。

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2010年10月14日 (木)

合格絵馬

今年も合格絵馬に受験生の名前を書いてもらい、合格祈願絵馬を教室の神棚に奉納する季節がやって来た。

元旦明けに水沢区駒形神社の合格鉛筆を毎年受験生に頒布するのだが、合格絵馬は毎年僕の直感で社を選ばせてもらっている。

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今年は5年ぶりに宮城県登米市津山町の柳津虚空蔵尊の合格絵馬を奉納させて頂いた。美しい桜の中に合格という文字が描かれている五角形の絵馬である。

津山町は、北上川の恵みと山の恵みが素朴ながらもダイナミックな風土を醸しだしている、山神が集う美しい森の町である。

今年はどの絵馬を使わせて頂こうかと考えていたときに、一番最初に浮かんだのが津山の風景だった。昨年は駒形の絵馬のパワーを頂いたが、今年は虚空蔵尊のパワーで乗り切りたい。

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2010年10月13日 (水)

人間関係には必ず意味があるものだ

世の中に存在するものは、まるで磁石のN極とS極のように引き付け合う。人の出会いもそうであるし、恋愛も、仕事も遊びも、そして学びの場である学校や塾に於いてもそうだ。

時に人が惹きつけるものは、自分が望んでないものであることが多い。どちらかと言えば、一番避けて通りたいものだったりする。

僕はそれは魂の学びだと思っている。誰もが経験のあることだと思うが、席替えの際に、あの人の隣だけはなりたくないと念じていると、その人が隣の席になることが往々にしてある。

苦手な人や嫌いなものがそばにやってきた時こそ、本当は成長するチャンスなのだと思う。

自分をチヤホヤしてくれる人間関係は確かに居心地が良いだろうけれど、裸の王様になってしまい、長いスパンで眺めて見ると、決して良い結果は生まれないものだ。

塾を選ぶ時だけではなく、高校の進路を決める時も、よく耳にするのだが、◯◯先輩がいるあの高校だけは行きたくないと吠える生徒がいる。理由を聞くと、うざい、顔も見たくないなどのなんとも救いようがない酷評が返ってくる。

別に同じクラスや部活になるわけではないのでいいだろうと思うのだが、その先輩と同じ制服を着るだけでもいやと言うのだから、だいぶ根は深い。

嫌いな物、嫌なものを排除することはたやすいことかも知れない。しかし、好き嫌いに関わらず、自分が関係した人間関係には必ず意味があるものだ。

僕なども半世紀なんとか生きてきたが、御多分に漏れず中学校や高校、そしてその後の人生に於いて、「あいつは苦手だな」と思った同級生や先輩、同僚がいた。しかし今彼らを思い浮かべてみると、彼らの一人一人が自分の学びになっていたことに気づく。

昔読んだ本で誰かが書いていたが、人が人を嫌いになる理由は、その相手に自分が持っている嫌な側面を誇張して見せつけられるからだそうだ。思い当たるフシはないだろうか。

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2010年10月12日 (火)

まるでクロスワードパズルである

去年もそうだったが、今年もこの季節入って入塾する生徒も何人かいるのだが、辞めていく生徒もいる。

以前は辞める生徒がいると、とことん落ち込んだのだが、年をとって感性が鈍化したのも若干あるのかも知れないが、正直落ち込み度が軽減してきた。僕なりに精一杯努力したのだからしょうが無いと思うようになった。

経営的にはキツイのかも知れないが、精神的には楽になった。僕の現在の労働力と気配りをこれ以上マックスにすれば、間違いなく僕は倒れるだろう。生意気なようだが、それだけ子供たちには神経を使って情熱をかけている。

先輩がいや、あの子がいるからいや、そんな理由で辞めていくのは仕方がない。止める理由もない。ただ辞めるなら電話一本の連絡が欲しいところだ。それだけである。

昨年も書いたが、本人も親御さんも電話をよこすことなく、塾生に伝言する形で塾を辞めるケースが近年増えている。毎年二人はいる。

そういった生徒のおうちに限って月謝も未払いのままだ。4,5年前までは消費者金融のごとく督促状を送っていたが、最近は馬鹿らしくなってやめた。そんなことに神経をすり減らす暇があったなら、教科指導の勉強でもしていた方がましである。

3歳児から高校3年生まで幅広い年齢層の幼児、児童、生徒が僕の塾には在籍している。僕の担当は小学3年生から上の学年だが、今回の学習要項の変更は時に僕の脳みそを沸騰させかねない。変更事項の箇条書きだけでもA4の紙10枚にびっしりになる。

数学や社会科は完全に掌握したが、理科が複雑な変更が多い。3年の細胞の一部が、2年時に降りてきたし、1年生の圧力に浮力が加わり、2年の動物の解剖にいきなりイカが登場した。またかつて消えたコケ類やシダ類が1年の植物に再登場するなど、まるでクロスワードパズルである。

ところで昨年は受験学年の入塾を9月一杯でお断りしましたが、今年はラッキーにもまだ余裕があります(・・にが笑い)。中学3年生はあと3人はOKなので、入塾希望者の方がいらっしゃいましたらご連絡下さい。よろしくお願い致します。

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2010年10月11日 (月)

進路に悩んでいる子羊たちよ

どんな時でもどんな状態でも、僕らは走り続けなければならない時がある。

しかし残念ながらそれがままならない人生というものがあるものだ。水を得た魚のように元気に飛び出せる者もいるだろうし、スタートラインに立つことさえままらない者もいるだろう。

手をこまねいてただじっと戦況を見つめている者の目に映るものは、他人の躍動するダイナミックな人生だったり、勝利に笑顔する幸福な瞬間かもしれない。

地団駄を踏んで歯ぎしりする者。自分の敗北にうつむく者。それぞれがそれぞれの悔しさや悲しみを抱え込む。

格好をつけて「それが人生さ」などと言うつもりはない。

敗北大いに結構じゃないか。10代や20代の若者が、簡単に夢をあきらめちゃいけない。自分の能力を勝手に決めつけてはいけない。

今歩き出せなくとも、今走れなくとも、君の前にある道が消滅するわけじゃない。

小学校の運動会で、スタートラインに立った時のあの緊張感を覚えているだろう。いろんな不安を抱え、ピストルが鳴る一瞬を待つまでのドキドキ感。だからと言って、君はうずくまらなかったじゃないか。

両手を振って走っただろう。ゴールに向かって。

あの時に出来たことが、今出来ないはずがない。かけっこだって勉強だって同じだ。遅い者がいて、速い者もいる。

ゴールにたどり着いた順番は違うかもしれないけれど、振り返って見れば、走った距離は同じだ。

今進路に悩んでいる子羊たちよ。どの道を選んでも行き着くゴールはそれほど変わらないのだ。

途中の風景が違ったり、吹く風が少し違うくらいだ。きっと君が選ぶ道は、間違いなくゴールに続いている。だから歩を進めてみよう。

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市ヶ谷小学校おやじの会来る

体育の日を前に、昨日は朝から卓球にバスケットに汗を流した。

息子の母校である一関市立金沢小学校は、20年以上新宿の市ヶ谷小学校と交流を続けている。我々保護者OB会(父ちゃんの会)も独自の交流会を続けている。

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今年の夏の交流会には一関市長も多忙な中おいでいただきました。

市ヶ谷小学校OB会には、市ヶ谷小学校おやじの会があり、定期的にバスケットや野球などスポーツを中心に、世代を超えた交流を続けている。毎年この時期、おやじの会のメンバーは、大型バスをチャーターして、僕の町花泉金沢にやって来る。みんな10年来のお付き合いをしていただいている友人たちである。

かく言う僕も、新宿市ヶ谷小学校には4回ほどお邪魔させて頂いている。いつもPTA、教職員、おやじの会の皆様には、心からの歓待を受けている。いつも別れ際には涙、涙の光景が繰り広げられる。僕も数年前はお別れ式の時に、市ヶ谷小学校のPTA会長と号泣して抱き合ってしまった。まったく泣き虫になってしまい、困ったものである。

市ヶ谷小学校と金沢小学校の交流の歌というのがある。

♪りんごの香り白い雲 何もかもが優しくて 心の泉に~♪という歌詞で始まる素敵な曲なのだが、実は我々OB会は、金沢小学校の校歌は歌えなくとも、この交流会の歌は全員が歌える。そして必ずみんな涙する。

今年の夏の交流会の時に、父ちゃんの会のメンバーより「かねごんさん、交流会の曲みんなでハモれるようにギターでアレンジしてもらえませんかね」という提案を頂いたが、あんな素晴らしい楽曲を、いじる勇気など毛頭ないかねごんである。

それこそ市ヶ谷にはプロのミュージッシャンが多くおられる。僕のようなど素人のギター弾きが出る幕ではない。

今年も市ヶ谷小おやじの会の皆様と素敵な汗を流すことが出来た。今年は野球も卓球もバスケットも金沢が完敗だった。来年こそはリベンジしたいと思っている。

市ヶ谷小学校おやじの会の皆様、遠路はるばるお越しいただき本当に有難うございました。市ヶ谷おやじの会会長の喜多様、金沢父ちゃんの会会長小野寺様、大変お世話になりました。二日間本当にご苦労様でした。この交流が末永く続きますことを心から願うと共に、お互いの健康と繁栄をご祈願申し上げます。

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2010年10月10日 (日)

塾経営者としての長年の戦い

いかに塾費をリーズナブルに保てるか、それが僕の塾経営者としての長年の戦いだった。僕のブログを読まれてきた方はご存知だろうと思うが、中学時代家庭の事情で、大変お金には苦労した経験が僕にはある。

その後自分の進路は自分で開拓しようと思い、私立高校の授業料も東京の私大の授業料も、バイト代と奨学金で全て自分で払ってきた。奨学金は42歳の秋に全て返済したのだが、ほっとした安堵感が心から湧き上がった瞬間だった。

お金が苦しい家庭でも、月謝が5000円からの塾ならなんとかなんるのではないか。そんな僕の想いが、現在の僕の塾の月謝に反映している。

僕の塾が低料金を保てる大きな要因は、校長兼、教務兼、雑用兼の僕が全ての教科を担当し、1週間の全てのコマを担当することによって、限りなく講師やアシスタントティチャーの講師料を節約していること。

もう一つは、一切のDM及びチラシの折込をいれることなく、広告費を限りなく0円に抑えていることである。

入塾して頂く、50%の生徒は内部生のご父兄や卒塾生のご父兄の紹介によるものだ。つまり口コミで入塾して頂いている。本当に感謝でいっぱいである。

25%の入塾生は、かつてお兄さんやお姉さん、従兄弟等が学んだ縁があって、来てくれている生徒である。そして残りの25%はこの僕のブログがきっかけで入塾して頂いている。

それにしても、入塾生の四人に一人が、僕のこのわくわく日記を読んでという事実に、一番驚いているのは、社長である家内だろうと思う。

「貧乏話が多すぎる」 「学校批判が多すぎる」 「家庭の暴露話が多すぎる」等の批判を毎日家内から浴びている僕だが、そんな記事が共感を持って読まれていることに、正直戸惑いと嬉しさが錯綜している。

安からろう悪かろうは、誰でも出来ることだ。一斉授業ではなく、個別指導にこだわり続ける理由は、やはり一人一人を大切にしたい気持ちなのだが、常に僕が考えている塾というのは、自分の子どもを任せるとするならどんな塾に任せたいだろうか、という自問自答の結果である。

来室する時間を強制しない。指導教科を自由に生徒が毎回決める。宿題も欲しい時は渡すが、学校の宿題が多いときは渡さない。休みの分は振替する。教科が増えても、時間数が増えない限り月謝は変わらない。僕があたりまえだと思うことが、保護者の方から感謝される時がある。

収入の少ない僕が、息子を塾に入れるとしたなら、間違いなく大験セミナーに入れたいと思う。そんなスタンスで、僕は塾経営を考えている。

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今後の10年を誓う

私もこれから10年、地域のみなさんから愛される塾でありたい。
愛されるために、魅力ある上野塾の立ち位置を掘り続ける。
自分の器に合った立ち位置を外すことなく、更に深く掘り続ける。

これを10年間続けることで、
「一歩抜け出した上野塾」を10年後の夢実現にしたい。

私は2020年3月31日に現場引退を決めている。
引退の時に「よくやった上野塾」と言える10年でありたい。

その為の足場固めの1年目でありたい。
塾屋の原点をもう一度自分自身の身体に沁みこませ、
きっちり生きていく足掛かりを掴みたい。

僕が尊敬する塾人、岐阜の上野先生が、50歳の誕生日を迎え塾人としての今後の10年を誓ったブログの記事である。

僕と全く同世代の塾人である。彼は60歳で現場を退くことをすでに宣言しているわけだが、その決断のきっぷのよさに惚れ惚れする。清々しいまでの風を感じる。

上野先生の記事を読み、僕なりに感じることがあった。僕の場合は最低60歳までは現役を貫きたいと思っている。ずっと塾という自営業を営んできた。厚生年金がもらえるわけでもなく、微々たる国民年金等では老後の生活が出来るわけでもない。もちろん蓄えがあるわけでもない。死ぬまで塾屋でいることが僕の生活の糧だろうと思う。

市内では、70歳を過ぎても現役で指導をしている先生方がおられる。負けてはいられない。天国からのお迎えがいつ来るか分からないが、とにかく60歳までは僕も何としても現場で頑張りたい。それ以降の年月は神様からのプレゼントだと思って、一日一日を塾屋として大切に過ごして行くつもりだ。

上野先生50歳到達、おめでとうは言いませんが、本当にご苦労様でした。今後ともいろいろ先生から学ぶことは多いと思います。よろしくお願い致します。

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2010年10月 9日 (土)

我が家が長続きしてきた秘訣

現代社会に於いて、子どもたちの自立が難しい時代だと言われている。親御さんが子どもに手をかけ過ぎるのもあるだろうが、子離れが出来ない親御さんの問題もあるのだろう。

僕の友人や知人には、職業柄塾の先生や学校の先生が多い。そして年代的に良く話題に上るのが、息子や娘の勉強の指導についてである。

中には家庭教師のごとく、自分の子どもを教えている先生もいらっしゃるようだが、僕の周りの友人の大部分は、放任主義のお父さん先生が多い。

僕には息子が二人いるが、長男の時もそして来年高校受験を迎える次男にも、家庭ではほとんど勉強を教えたことがない(小さい時に本の読み聞かせはしたが・・)。

息子に教えてくれと頼まれもしないのに、こちらからご機嫌を伺って教えるほど残念がら暇ではないし、忍耐力も持ち合わせてはいない。「勉強を教わりたいなら、お父さんの塾に来なさい」というのが僕が勝手に決めた僕のルールである。

女房は初めの頃こそ、「お父さんは塾の先生なのだから、息子たちに教えてよ」と懇願していたが、今はあきらめたようだ。僕は男だから分かるが、中学校から高校にかけて、息子にとって父親はある種ライバルである。ゆえに父親に対して反抗的になる。

「ほっといてくれ」 「俺は俺で決める」 「お父さんの考えは古いんだよ」 そんな言葉が飛び出してくるのはごく自然な形であり、成長の証だと思う。思春期には一度父親の権威を否定しないと、うまく自立できないのが男の子の性(さが)のような気がする。

そういう時期に、父親が受験勉強に付き合ってあげるだけじゃなく、物分りが良くて、解く力もすごくあってなどという状況は、子どもをずっと父親の権威の元に置くことになり、尊敬に値する存在どころか、子どもをスポイルする存在になりかねない。

父親の存在が重すぎて父親を否定出来なくなると、男子は自分の外に自分の世界を見つけようとせず、ひたすら内向的な世界に安住の地を求めようとする。

中には思春期の息子とお父さんがべったりの関係で、素晴らしい成果をあげているケースもあるだろう。しかしそれは、母親のスタンスが絶妙であったり、家族構成がうまく機能したまれなケースであって、僕は例外的成功だと思っている。

かつて僕はこのブログで、商家は3代で潰れるという記事を書いたことがあり、多くの反響を頂いた。長男を稼業につかせようと、父親が口を出し、手をかけ過ぎると、3代目頃は自立心をなくし、運命を切り開くエネルギーが枯渇するのである。もちろんそこには甘やかしもあるだろう。

そういった流れを知っていた旧家では、3代目には娘を跡取りにし、婿を取ることで新たな血脈のエネルギーを注入してきたのである。

戦後の憲法下では男女平等が基本理念ではあるが、DNAを子孫に伝える事に於いては、生物学的に男性の遺伝子が優先する。残念ながら遺伝子は平等ではない。

余談になるが僕の家では僕が17代目。息子が家を飛び出しそうにもないので18代目ということになる。息子の勉強や仕事に関して何も口出しをしない家風が、我が家が長続きしてきた秘訣のような気がする。

ちなみに僕は、父にも祖父にも「勉強をしなさい」と言われた記憶がない。お陰で散々な学校の成績ではあったが・・・・。

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2010年10月 8日 (金)

僕らは one of them であり、all of them である

「こんなものやったって社会に出て必要ないですよ」

中学生がよく口にするフレーズだ。確かに2次関数も江戸の3大改革も、大人になって使うことがない知識かも知れない。

岩手に住んでいる中学生にとっては、食べられるきのこの種類を教えてもらったほうがずっと実益のある知識だろうと思うし、パソコンによるホームページの作り方を教えてもらった方がずっと役に立つ知識なはずだ。

勉強はなんのためにするのかと言えば、中学生にとっては高校入試のためだろうことは否定出来ない事実だろう。

良い高校に入って、良い大学に入って、そして良い会社に入って安定した生活をすることが、日本人の一般的な勉強をする動機だろうと思う。

かと言って、良い高校に入れず、良い大学にも入れず、良い会社に入れないから人生は悲惨かと言えば、決してそんなことはない。僕の同級生には、地元の普通高校を出て、大学など行かず社長業をやっているのが何人もいる。

なぜ人は勉強しなければならないのか。僕は人間が進化し続けるために勉強をし続けるのだと思っている。

来生を生きる僕らの魂の同胞や、子孫らのために、僕らは学び続けなければならない。学びが命のバトンタッチだと思っている。

誰かがやるだろうではなく、僕ら一人一人が人類のために地球の未来のために頑張らなければならない。

僕らは one  of  them であり、all  of  them である。

社会に出て見ると分かるが、毎日が勉強である。小学校や中学校の勉強は、その土台であることを忘れてはならない。

人生に於いて無駄なことは何一つない。

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ハロウィンがやって来る

今年もハロウイン用のかぼちゃの収穫が終わり、先日より知人や友人のお店に我が家のかぼちゃを飾らせてもらっている。

一関花泉のセブンイレブン前には、今年も店主の千葉さんが、素敵にデスプレイしたかぼちゃを飾っていただき感謝である。

また今年はかねごんかぼちゃが新たにデビューしたところがある。一関千厩のしゅうちゃん先生の玄関である。伊庄整体ヒーリング治療院を営むしゅうちゃん先生の処ではいつも不可思議なグッズが飾られていて、来るものを癒してくれるのだが、そのお仲間に我が家のかぼちゃを加えていただき感謝である。

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来週からは、『風と虹の教室』の子どもたちのかぼちゃのランタン作りが始まるようである。親子さんでどんなランタンが出来上がるのか楽しみである。

ちなみに塾の前にも2日前からかぼちゃを飾ったのだけれども、塾生は誰も何も言わない・・・うぅ

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2010年10月 7日 (木)

シュタイナーとハンモック

シュタイナー教育をベースにした『風と虹の教室』を大験セミナー内に設立して6年になる。そして2,3歳幼児教室を花泉の自宅で開校してちょうど1年が過ぎた。

昨年の今頃は、教室の開校にあたり、築40年近くなる我が家の修理やペンキ塗りに必死だった。現場監督の家内の指示に汗だくの毎日だった。

素人の僕には手に負えない水回りや廊下の張替えは、知人の大工さんに頼み、なんとか子どもたちが通える状態にした。その後も暇を見つけてちょくちょくと環境を整えてきたが、3日前、庭にハンモックを取り付けた。

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このハンモック、考え出した人はただものではない。最高のヒーリングである。ストレス解消には抜群の効果を発揮する。ハンモックに揺られながら小鳥のさえずりを聞き、見上げる空はこんな感じだ。

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夜空に満点の星が輝く日、このハンモックに横たわり、見上げる空は最高だろうと思う。風邪が治ったならぜひ実行してみたい。

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非常に違和感を覚える

地元の普通高校を卒業しているお父さん方が、自分の息子や娘が進学校に入り大学に進むようになると、言葉は悪いが、地元の学校を軽んじバカにする傾向がある。

「俺は優秀だったけど進学校に行かなかっただけで、俺の優秀さは息子が証明してくれた」というニュアンスの波動がひしひしと伝わってくる。

ただ「あんな高校に行ったって無駄じゃないですか」。そんな言葉を発する無神経さもさることながら、自分の出た高校を人前でけなす心境にも、僕は非常に違和感を覚える。

最近はブログで、僕の出身校が私立高校であることを何度か記事にしてきたので、嫌な経験をしないですむようになったが、かつては塾の代表をやっている僕を、地元の県立の進学校出身者だと決めつけ、僕の前でさんざん私立高校の悪口を言うご父兄がいて、かなり苦い思いをした。

私立高校にしろレベルが低いと言われている県立の高校にしろ、その中で頑張っている生徒はいっぱいいる。先生方も必死だ。そんな状況を、一部の生徒や、心ない言葉を発する先生や保護者のうわさ話の範疇で、その高校を判断することはやめて頂きたい。

その生徒が自分なりに頑張って入った高校であるなら、それでいいのではないだろうか。進学校の生徒たちが、普通高校を揶揄するのならまだしも、自分が通っている高校を、在校生や卒業生がバカにするのは、何度も繰り返すが、非常に違和感を覚える。

バカにすることで得をすることは、何もないと思うのだが。

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2010年10月 6日 (水)

意識が朦朧

今朝起きると身体はふらふら、視線は定まらず、こりゃ15年ぶりに風邪で仕事をキャンセルかと思いながら、ヨーグルトだけ食べてとりあえず軽トラックにまたがり高校へ向かった。

重症の僕だったが、不思議と生徒たちの顔を見ると元気が湧いてきた。何とか午前中の授業を乗り切り、塾にたどり着いた僕は、12時から4時まで死んだように眠っていた。何度か塾の玄関をノックする音が聞こえたような気がするが、身体は全く動かず、意識は遠のいたままだった。

ストーブが欲しかったり、クーラーが欲しかったり、目まぐるしく変わる10月の天候である。僕のように体調を崩されている方も多いのではないだろうか。自分が風邪をひいていて言うのも何だが、お気をつけ願いたい。

先日栗駒山の紅葉があざやかになったと、地元紙に写真が載っていたが、奥羽山系は今が一番美しい季節だ。

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秋の栗駒山に登ったのはかれこれ8年前だったろうか。山とはご無沙汰してしまっている。体調が悪いのに山登りのことを考えている僕は、やはりまだ意識が朦朧だ・・・・。

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50肩が治った

中学校の中間テストも終わり、生徒たちは今月末の文化祭発表会に向けて一気に走りだした。文化祭準備で、塾生の入室が遅くなっている。

昨日から風邪を引いたらしい僕は、咳と鼻水が止まらずギブアップ状態だが、嬉しいこともあった。夏の初めからずっと左肩が痛くて上がらなかった。俗に言う50肩というやつだろうが、2日前家内のヨガレッスンを受けて、痛みが取れ、肩が上がるようになった。

我が家内は今年の春、ヨガのインストラクターの資格を修得した。そして将来はヨガ療法士の資格を修得したいのらしいのだが、我が家の経済的理由で、中断と言ったらよいのか、躊躇と言ったらよいのか、そういった訳で現在家内は独学状態である。

そんな家内は家族を実験台としていろいろヨガのテクニックを試してみたいようなのだが、息子たちも僕も、何かと忙しく非協力的な日常なわけで、不満を醸しだしていたが、2日前の日曜日は久しぶりに卓球の指導もなく、ペットとたわむれていた僕は家内の実験台とあいなった。

家内の指導に40分間ほど付き合っただろうか。午後になると肩の痛みがなくなり、頭の上に左腕が上がるようになった。ヨガさまさまである。家内に感謝である。

整形外科に行って、注射でも打ってもらおうかと考えていた矢先だったので、ヨガのパワーに驚いた僕であった。

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どちらが家内でしょうか

(この映像は昨年のもんですが、許可を得ております・・・・ハイ)

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2010年10月 5日 (火)

時代に迎合しなくても時代が自分にやって来る

僕が常日頃大変お世話になっているとよ爺先生が、『好かれる瞬間を見極めろ』という記事を書いておられたが、その抜粋である。

もちろん一過性のものであれば、いろいろな方法で好かれることもできよう。
しかし、そういう方法をとることは非常に危険で、それは時には塾を潰す原因にもなる。
好いている者を嫌いになる方が最初から嫌われているよりも傷口が大きくなるからだ。
子どもたちに迎合して、一生懸命好かれようとしている講師を時々見かけるが、
私には非常に危険な自殺行為にしか見えない。
それはある意味、子どもたちの人格を否定していることで、
子どもたちを傷つけていることにもなる。
そういうことに気がつく者が最近めっきり減ってしまったが、
私はそういう傾向こそが、この業界を滅ぼしかねないと考えている。
小手先だけの関係では、とても学力など上げられない。
そういう真理も分からない者が何とも多いことか。

少子化の時代、我々塾業界は生き残りをかけあの手この手の苦肉の策を講じている。しかしこの業界の本質は、学校教育の補足であり縁の下の力持ち的存在であって、子供たちや親御さんたちの太鼓持ちなどでは決してない。

何十年もこの業界でやって来ても、明日の生活が保証される仕事ではない。変遷していく社会の中で、求められる技術と感性を常に鍛えなければ生徒はやってこないのだ。

テレビに登場する多くの歌い手が、2,3年で消えていく。スポットライトを浴びた自分の存在を、過大評価して努力を放棄し消えて行くもの。またお金という魔物に翻弄され失速するもの。僕らの業界にも当てはまる事象だ。

とよ爺先生が指摘しているように、子どもたちに信頼される先生と、子どもたちに迎合することを混同している教師は多い。

厳しくて優しい先生という存在が、子どもたちの理想の教師像だそうだが、そのためには読書や芸術の鍛錬もさることながら、人間として自分がどう生きるかという揺るぎのない哲学を構築しなければならない。魂の土台骨さえしっかりしているならば、時代に迎合しなくても時代が自分にやって来る。僕はそう信じている。

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2010年10月 4日 (月)

骨董品屋さんに足を運ぶことが多くなった

大学時代に学んだことで今一番役立っていることは、それはお金がなくともなんとか生きて行けるという自信だ。残念ながらバイト疲れでいつもうたた寝をしていた僕は、授業の内容はほとんど覚えてはいないが、お金が無くとも人生はなんとかなるという哲学を学生時代に身につけてきたような気がする。

基本的にお米と文庫本と音楽があれば生きて行ける僕なので、おかげで物欲にとらわれることもなく生きてきた。例えば築40年近くたつ自宅は、ちょくちょく修理しながら住んできたし、農業機械にしてもそうである。ここ20年新品の機械を買うこともなく過ごしてきた。

なにものも愛情を持って使うと、長持ちはするものだ。先日卓球を指導している中学生に、僕が小学校5年生の時から使っているラケットを見せたらびっくりしていた。公式の認定マークが剥げ落ち、さすがに公式戦では使えないが、練習時にはまだまだ現役で使える逸品である。

試合に負けラケットを叩きつけている生徒を見ると、ゆえにどつきたくなるが、だいたいラケットを叩きつける選手など一流になれるわけがない。人間性も含めて。

40を過ぎた辺りから、骨董品屋さんに足を運ぶことが多くなった。女房には、古いものは持ち主の様々なエネルギーが刷り込まれているので買わないでと言われるが、あまりにも綺麗に大切に使われてきた古いものを見ると、なんとなく嬉しくなり、安いとついつい買いたくなるかねごんである。

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一番手前に見える椅子は、20年前に中古屋さんから買ってきた、最高裁判所の払い下げの椅子である。買った時に『昭和56年最高裁判所備品』とい鑑識表がついていた。

この椅子には延べ人数いったいどれだけの人達が座ったのだろうか。保護者面談でもそうであるし、先日は朋友の小林先生も座ってくれた。

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ダーウィンの進化論

学習内容の移行措置によって、今年度から中2の理科に動物の進化の単元が復活した。なつかしいダーウィンの進化論が再登場することになる。

かつてキリスト教系の学校に於いて、ダーウィンの進化論を教示しない学校があるということで、物議を醸し出した単元である。

私は日本の神社を愛する神道オタクだが、大学をはじめその後の独学に於いて、よくも悪くもキリスト教学の影響を多分に受けてきた人間であるが、やはりダーウィンの進化論は肯定していない。

上野動物園のチンパンジーが100万年後、ケータイを持ってメールを打っているとは考えられないのである。また人格神としての神が、人間を創造したという話も残念ながら信じられないのである。

ある種の突然変異が、地球上の動物の進化を時に加速させ、時に後退させてきたのだろう。それは隕石の衝突だったかもしれない。急激な地軸の傾きによる想像を絶するカオスだったかもしれない。

狂信的な宇宙人信奉者が主張するところの、地球外生命体によるDNAの遺伝子操作だったのかもしれない。いずれにしてもこの地球上で自然発生的に我々人類が進化してきたとは考えにくい。

約1万年前、人類は新石器時代を迎え、その後の歴史が物語ってきたように加速的な進歩を遂げてきた。しかしである、アウストラロピテクスが100万年前に地球に登場しておよそ99万年間、ずっと原始的な生活をしてきた人類というのを想像出来るだろうか。その不自然さを不自然と感じ無い考古学に僕は問題があるような気がする。

僕は現在の地球文明を凌ぐ文明が、今までに何度もこの地球上に出現してきたと信じている。人間は100万年もの間、石斧を持って戦ってきたほど愚直な存在ではない。

しかし第3次世界大戦が起これば、アインシュタイン博士が予言したように、間違いなく第4次世界大戦はまた石斧を持った戦いになるだろう。

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2010年10月 3日 (日)

我が家のペット達

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ペットに癒される人生というのもまあいい感じである。僕のうちには16歳になる老犬と、隣家からやってきて住みついた年齢不詳のメス猫がいる。

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共に家族からとても大切にされており、時に僕よりいいものを食している。今まで何度かブログでも記事にしてきたが、具合が悪ければ病院に連れて行かれるし、時に行方不明になって、あちこち探しにいかなければならないし、本当に世話のやけるペット達だが、愛する家族の一員である。

特に老犬のボブは、目が見えなくなってきたし、耳も遠くなっている。立っているのもおぼつかないおじちゃん犬だが、なんとか天寿をまっとうさせたいと思っている。

命あるものはやがて死を迎える。ペットを飼っていると、一番辛いのが別れの時である。16年も一緒に住んでいると、いとしくてしょうがない。

今日は中間テスト前で、日曜日の部活練習がなかった。久しぶりにペット達とのんびり触れ合った日曜日だった。

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ダンホーゲルバーグ再び

昨夜ダンホーゲルバーグを紹介した後、数年ぶりで彼の楽曲を聴いた。真夜中不覚にも涙してしまった。学生時代の様々な想いが飛来してきては、長かった自分の人生を振り返っていた。

自分を信じる力。人を愛すること。勇気を持って困難に立ち向かうこと。僕はその多くを音楽に教えられた。

当時聴いた多くのシンガーが天国に行ってしまったが、僕の魂の中には永遠に彼らの曲が響いて行くことだろう。

僕にとって音楽は、生きていく糧だ。それ以上でもそれ以下でもない。

ギターを片手に、人生を爪弾いてきた。友人が天国に行ってしまった時も、友人が結婚した時も、息子が生まれた時も、僕は歌に想いを込めてきた。

今日僕がここにいる奇跡。僕が地球上で歌える奇跡。多くの人達と出会えた奇跡。それ自身が僕の歌だ。

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2010年10月 2日 (土)

アメリカが生んだ吟遊詩人

先日僕が一番好きなCDアルバムはエリック・クラプトンの作品だと書いたところ、塾生から先生が一番好きなアーチストは誰かと尋ねられた。これは神様は本当にいるのかと尋ねられるより難しい質問である。

いろいろ考えてみた。ジャズやブルースやカントリーを含め、誰と聞かれてもいろいろ頭の中が巡っていく。ジャクソン・ブラウン、キャロル・キング、ボブ・ディラン、カーリーサイモン、ニール・ヤング、ジョン・コルトレーン、アート・ペッパー本当にクラクラしてくる。

そして出した答えは、アメリカが生んだ吟遊詩人、ダンホーゲル・バーグだ。僕は輸入盤で彼のレコードのほとんどを持っているが、メロウな詩に情感溢れるメロディー、は聴く者の魂を揺さぶる。彼はすでに天国の住人になってしまったが。天国でも素敵な音楽を奏でていることだろう。

この曲を聴くと、学生時代恋をしていた頃を思い出す。その彼女は今、僕がブログを打っている横で、早く寝ようとしない僕に苛立っていいるようだが・・・・。

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支配からの卒業

僕ら教師もそして親もそうであるが、子どもを教育しようとするあまり支配してしまうことが多い。つまり自分にとって都合のいい人間にしようとしてしまうのだが、たいていの支配者である教師や親は気づかない。

自分は、学歴がなかったゆえに苦労した人生だったから、同じ轍は踏ませたくない。あるいは、自分がたどってきた道は素晴らしかったので、子どもにも同じ道を歩ませたい。そういった想いが、いつの日か子どもへの愛情ではなく、自分のプライドや満足感の代償となっていることが多い。

僕は精神科医でもないし、トレーニングを受けたカウンセラーでもない。四半世紀塾教師と農業をやってきた、どこにでもいる中年オヤジである。どこにでもいる普通のオヤジゆえ、ご父兄の皆さんが相談しやすいのか、僕に本音を打ち明けてくる方々が多い。

時に子どもの話を通り越して、離婚した過去の慚愧の想いや、折り合いの合わない祖父との問題など、それぞれが辿ってきた人生やその想いを語ってくれる。

そんな会話の中から見えてくるのは、自分が親からしてもらったことや、させられたことの恩恵や呪縛を、知らず知らずのうちに子どもにも行っているという事実である。

「いい学校に入れたいのは、本当にお子さんのためですか」

僕はゆっくり心を込めて、親御さんに問いかけることがある。子ども自身が納得しているのならば、僕は高校や大学はどこでもいいと思っている。

子供たちのエネルギーは、まるで神様の計らいのように、落ち着くべき所に吸い寄せられて行く。

進学校への合格実績だけを、塾の前に張り出している塾の代表にも、僕は上記の同じ質問をしたい。

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2010年10月 1日 (金)

猫の恩返し

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10月の日差しの中で午前中授業がなかった僕は、自宅の廊下で大の字になって昼寝にあらず、午前寝をしていた。

僕はいつも茶の間に横たわることはあっても、廊下に寝ることがない。しばらくするとメス猫のキラが僕の横に来て、日頃鳴かない声を発している。

餌や水を求める鳴き声ではない。僕を起こそうとでもするような切羽詰った声を発している。僕は眩しい日差しの中で目を開け、彼女に声をかけた。すると安心したかのように、僕の横に来てしばらく僕を眺めている。

いったん庭に降りて行ったかと思いきや、すぐに戻ってきて、また僕が動くかどうかまるで確かめてでもいるかのようにじっと僕を見ている。

きっと僕が普段横にならない所にいるものだから、僕がただならぬ状況になっているのではないかと心配したのだろうと思う。

猫にまで心配してもらっている僕は、幸せ者だ。

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『共振』

昨日学び舎の小林先生が僕の塾に遊びに来てくれた。

1時間ほど四方山話をしたところで、塾生がやってきたので先生は帰られてしまったが、小林先生と話をすると、本当に脳が刺激される。僕の素晴らしい先輩であり友人であり、ブレインである。

昨日の話の中でこんな質問を僕は小林先生にぶつけてみた。

「出来る生徒の前で、問題の解説をしていると、日頃自分が思いもしなかったナイスな説明が出来ることがありますよね。逆に基礎力のない生徒に指導していると、例えば英語の簡単なスペルが書けなくなったり、簡単な説明が出来なくなったりすることがありませんか」

僕のその質問をきっかけに、脳科学のあり方や、IQの問題など様々な分野に話が弾んだ。小林先生は、僕の上記の質問に対して『共振』という説明をしてくれた。

優秀な生徒の頭脳と、そうじゃない生徒の頭脳に、指導している側の脳が共振するのではないかという先生の鋭い意見を拝聴することが出来た。

基礎力を必要とする生徒の前では、教師がその生徒のレベルに降りていって教えようとする。そうすると教える立場の能力も、一瞬彼らと同じヴァイブレーションに共振し、暗記メカニズムが低下するのではないかという話だった。

さすが小林先生、僕が最近気になっていた現象をズバリ説明してくれた。近頃アルツハイマーが忍び寄ってきているのではないかと自分を心配していたのだが、小林先生の話にほっとした感じだった。小林先生の日頃の塾教師としての日々の精進と感性に、脱帽したかねごんであった。

小林先生の著作である陸奥話記の現代語訳に感化されて作った曲があって、それを披露するつもりだったが、話に夢中になりすっかり忘れてしまっていた。先生を見送ってから気づいたのだが後の祭りだった。

追伸

小林先生、今度は僕がギターを抱えて、先生の塾をお邪魔したいと思います。おいしいプリンありがとうございました。息子がオーといいながら飛びついていました。

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