利己的な遺伝子
昔、利己的な遺伝子というテーマの本を読んだことがあるが、この世に存在するものは、全て生き残るために様々なサバイバルを経て、この世に命を持続させ種を保ってきた。
我々人間も同じだろうと思う。男性が女性を惹きつけるのか、女性が男性を惹きつけるのか、それぞれケースバイケースであるだろうが、種を保存する本能はある種性欲として、または肉体的魅力として、我々を鼓舞し悩ませ、そして扇動してきた。
弱肉強食の時代は、いつの世も理不尽な社会性を露呈し、その犠牲になったものは敗北し、そして消滅していく。
現代社会で生き残って行くために必要なツールは何だろうか。ある人はお金だと言うかも知れない。またある人は運だと言う人もいるだろう。学歴や頭脳の優秀さだと信じるものも多いだろう。
僕らのように同級生が50にもなると、会えば話題に上るのはどこが悪いとか、どこが痛いとか、病気自慢のような話になる。胃を半分取ったとか、心筋梗塞で病院に担ぎ込まれたとか、糖尿病で失明しかかったとか、まさにサバイバルな話題沸騰である。
そんな中年オヤジ達も、かつては夢多き紅顔の美少年だった(笑い)。有り余るエネルギーを持て余し、悶々とした日々を過ごしたニキビ顔の同胞は、今間違いなく年を取った。
利己的遺伝子の理論からすれば、種を残し終えた我々はもう御用済みではあるが、経済的観点からはまだまだ頑張らなければならない。
僕らが生き残っていくための一番大きなエネルギーは、社会に必要とされている存在として認知されているという確信だ。体力が無くとも、性的魅力が無くとも、経済力が無くとも、誰かに必要とされるうちは僕らは存在しなければならない。
忙しいと嘆いている僕自身のやっているこ事の3分の1は、間違いなくボランティアだ。ひょっとすると僕じゃなくとも誰かがやればいいことなのかも知れない。しかし頼まれるうちが華だろうと思っている。
今年も早くも12月の小学校でのサンタライブの依頼を頂いた。早速予定表に書き留めた。頑張るか・・・。
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