経済緊急事態
今日の岩手日日の新聞の記事であるが、岩手県の県民所得が平均224万円だと報じられていた。前年度を6.6%さらに下回った数字である。
皆さんはこの数字をどう受け止めるのだろうか。不況だから仕方がないでは済まされない。大学どころか高校の進学さえ厳しい数字だ。
世の中の人はある種の勘違いをしている。無償化なのだから高校に通わせられるのじゃないかと考えるだろうが、僕が知っているケースはそうではない。家計を助けるために働いて欲しいのである。それほどまでに困窮しているか家庭が増えている。
リーマンショック以前に、ボーナスを当て込んで自宅や車をローンで購入した方々が、今一番大変らしいのだが、教育費を捻出できない状況は子供たちの将来に関わる問題だけになんとかしなければならない。
僕の家庭も生活保護世帯の頃があった。父親に私立高校への進学は許してもらったが、自分で授業料を払うことが条件だった。奨学金とバイトでなんとか3年間払い続けた。
現在岩手県のほとんどの高校生ではバイトが禁止されているが、逆に教育費の確保のためにある種の職業を紹介してあげるとか、緊急の対策が必要ではないだろうか。
県内の高校では入学して卒業を迎えない高校生が全体の16%に近い。そのうちの7割が経済的理由である。つまり授業料が払えないために除籍になっている。
携帯電話を持たせる前に授業料を確保することが優先順位のはずである。緊急事態の経済業況ならば、やらねばならないことがたくさんあるはずだ。
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