ご老体の方々によって支えられている
塾からのお知らせ
9月22日(水曜日)、23日(木曜日)は大験セミナーはお休みです。
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今日でようやく稲刈りが終った。例年にないシンドイ稲刈りだった。そんな折、政府米の買取価格が急落するニュースが飛び込んできた。
毎年肥料や農機具のメンテナス費用が高くなっていく中、豊作と余剰米を理由に、米の値段が下がる。僕のように家で食べる分だけの量を作っているなんちゃって農家ならダメージは少ないが、専業農家や第一種兼業農家の方は死活問題だろうと思う。
通常スーパー等で買ってくるお米は、ごはん一杯分が70円~80円程度の金額になる。僕はパンやそばの価格に比べると、随分安いのではないかと思っている。
不況の折、それでもお米を買う方にとっては高いと思われるかも知れないが、お米作りは大変な手間と労力がかかる。植えてしまえばOKだろうと思われがちだが、気温や天候によって水の管理をしなければならないし、その水とて水道のようにひねれば出てくるわけではない。
そして何よりも米作りは重労働だ。一袋30㎏の米袋を何度も何度も運び上げなければならない。ほとんどの農家の方々は、腰痛との戦いの日々である。職業病と言ってもいいかも知れない。
若者の農業離れが加速する中、日本のかつての基幹産業である米作りは、ほとんどが還暦を過ぎたご老体の方々によって支えられている。20年後、果たして日本の食の安全性は保たれるのだろうか。
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いつも楽しく拝見させていただいております。
かねごん先生と同年代の者です。私の家も代々続いた農家ですが、父から百姓では食えないから農業は継がなくていいと言われ、農業を継ぎませんでした。米作りは随分前にやめてしまいましたが、子供の頃に、田植えや稲刈り、それに脱穀も手伝った記憶があります。
ご飯一杯分が70円~80円と書かれているのをみて、「おやっ、高すぎるんではないか」と思い、調べてました。5kg1680円の米を買っている我が家の場合、ご飯一杯に使う米が60gとすると、ご飯一杯当たり約20円になります。本当にご飯は安くて、健康的で、ありがたい物ですね。
これからも楽しい記事お願いします。
(かねごん)
バルトさんコメントを頂き有難うございます。
一杯のお米の金額まで調べていただきありがとうございます。僕の記憶で書きましたが、そんなに安いですか。
小さい頃はご飯を一粒残しても叱られたものですが、それほど食糧に対する感謝の念がありましたね。
僕らの世代の親が経験してきた戦争の食糧難、今の子供たちは食べるものがあって当たり前の時代に生きていますが、作り手がいてはじめて食べ物が口に入ることを経験させるのも大事な教育だと思いますね。
バルトさん今後もよろしくお願いいたします。
投稿: バルト | 2010年9月21日 (火) 05時29分