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2010年9月 2日 (木)

ケータイ文化が若者たちの意識を変容させた

かつて僕らの同級生にもいたし、今の高校生にも多いと思うのだが、髪を染めたり顔をいじったり、勝手に制服を仕立て直したりなど、オリジナリティの追求のあまり学校をやめていく若者がいる。

周りから見れば、なんでそんなことでと思うだろうが、彼らに於いては、自分のポリシーを通すことのほうが、学校を続けることより大切らしい。校則というものは破るためにあるなどと豪語している生徒を見ていると、ポリシーなどというよりも、駄々をこねている幼児にしか見えない。

学校の校門を出た瞬間に、顔のあちこちにピアスを付けるものがいる。駅のトイレで着替えをし、別人28号に変身してお兄さん方の車に乗っていく女子生徒がいる。

自分が勤めている高校の生徒ならば、こわおもての顔をして近づいて行き注意をするのだが、よその街で出会う光景だったりすると傍観するしかないわけだけれど、自由奔放なその姿にいろいろ考えさせられることは多い。

今まで何度も何度も書いてきたが、ケータイ文化が若者たちの意識を変容させた。文明の進歩に精神性が追いついていかないことを、露呈させている象徴的な道具だと思う。

学校に行かなくとも、彼ら彼女たちはメール一本でいろんな人達と繋がっていく。自分たちが異質な存在ではないことを確かめ合い、認め合う。

しかしそこにあることが欠落していることを彼らは気づかない。親の痛みだ。彼らは親から独立しているわけではなく、親に甘え、そして親を無視する。

そんな彼らが将来結婚をし、子どもと接していく際に、今彼らが経験している希薄さを埋めることが出来るのだろうか。

我が家もそうだが、親子の対話が少なくなってきている。テレビもパソコンも、ケータイもない時代に戻れるはずもないのだが、せめてお互いに痛みを分かち合える家族でありたい。

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