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2010年9月 8日 (水)

競争なんかしない

資本主義社会に於いて、経済競争は弱肉強食の様相を呈している。力無き者は淘汰されていく厳しい世界だ。

1991年の3月、一関一高前にガレージを改築した9坪ばかりの学習塾を開設して以来、20年間僕は、毎日花泉の自宅と塾の往復の日々を過ごしてきたが、18キロの通勤の途中で、本当に様々な流転する風景を見てきた。

バブルの崩壊を境に、多くの個人企業が店をたたんでいく中、一関の街の風景も大きく変わった。2度、3度と主が代わり、最終的に物件そのものが壊されさら地になった地所も多い。

一時期、国道沿いに乱立したコンビニエンスストアも今は大手グループの店だけが残り、廃業に追い込まれた店舗は、クリーニング店になったり、DVDショップになったり、宗教団体の事務所になったりと、様々な方向性を模索している。

我々の塾業界もよくコンビニエンスストアに例えられる。開設になんら法規制がなく、10畳ほどのスペースと何がしかの教科を教えられる先生が一人いれば成り立つ商売だ。

コンビニエンスストアの世界では、セブンイレブンやファミマやローソンなどが、個人商店の食料店や雑貨店を凌駕したように、我々の業界もテレビCM等でおなじみのフランチャイズ塾が、地方の個人塾を駆逐してきた。

じゃ地方の個人商店が全て崩壊したのかと言えば、決してそんなことはない。団子屋さんやそば屋さんなど、20坪ほどの敷地のお店で年間一億円以上の売上をあげているお店が、市内にも幾つかある。日本の伝統的味、食文化を引き継いでいる店は、集客力が衰えていない。

塾も同じではないかと考えている。江戸時代から受け継がれてきた寺子屋の伝統的教育文化を忘れない精神性があれば、個人塾が十分大手塾と共存共栄する術はあるはずだ。

塾を、お金を稼ぐ単なるビジネスと考える大手塾のスタンスを真似て、拡大路線を踏襲した個人塾のほとんどが、ここ20年間に消えていった。裸電球の下、数人の近所の子供たちを教えることから始めた原点を忘れてしまった塾人は、競争社会の中で失速してしまう。

都市部の塾経営者をまね、ベンツやBMWに乗り、ゴルフを始めたバブル当時の塾人の姿は今はない。塾どころか家族が離散してしまい、借金のため消息を絶った者までいる。まさに盛者必衰のことわりである。

いくら不況でも奢ること無く、堅実にそして誠実に他人をいたわり、そして自分を大切にするならば、仕事は自分を裏切らないだろうと思う。

たいした学歴もなく、貯金もなく、髪もない(・・余計か)僕が、細々ながらも塾人をやってこれたのは、自分で言うのもおこがましいが、質素倹約の精神と、大手と決して同じ土俵に上がらない、逃げまくりの勇気だったような気がする。

故に僕はこれからもとことん逃げまくりたいと考えている。競争なんかしない。

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