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2010年9月24日 (金)

私立高校には大変お世話になっています

僕がはじめて高校の教壇に立ったのは5年前のことだった。一関修紅高校の臨時国語教師としてである。冬休み前に1年生担当の国語の先生が体調を崩され、急遽僕がピンチヒッターとして1年生の国語を受け持つことになった。

当時一関修紅高校の特進の生徒が2名僕の塾に通ってきていたこともあり、浅からぬ縁を感じお引き受けした。四半世紀塾屋をやってきたゆえ、高校の数学と理科以外は小中高全ての教科を指導してきたが、45歳にして高校での授業は初体験であった。

一番困ったことは、名前と顔がなかなか一致しないことだった。3クラス分の成績をつける際に、四苦八苦したのを覚えている。

その時の単元は、現代文が芥川龍之介の羅生門、漢文は論語に入るところだった。共に何度か教えてきた作品だったが、年度途中のいきなりの交代劇ということもあって、得意の宇宙人論やガセネタを披露することもなく、ゆるキャラを封印しいたって真面目な授業を展開した記憶がある。

不慣れな僕に、周りの先生方にはとても親切にして頂いた。はじめて作成する定期テスト問題、平常点の加算の仕方、通信簿の評点のつけ方などこまめにご指導頂いた。本当に感謝である。

僕自身も私立高校の出身なのでよく分かるが、成績のバラ付きが激しいため本当に先生方は大変である。極端に言えば、通常いるはずの中間層の生徒が少なく非常にやりづらい授業だ。出来る生徒と、表現は悪いが出来ない生徒の狭間で、先生方は真冬にもかかわらず汗だくになる。

あの頃教えた生徒たちは、来年成人式を迎える。わずか3ヶ月の日々だったがとてもなつかく、そして忘れられない経験だ。

そして現在2年前から、同じ修紅高校で英語の非常勤講師を仰せつかっている。今は2学年2クラスを担当している。息子たち娘たちのような高校生を相手にガッツでやっているつもりだが、相変わらず脱線することが主流になってしまっているかねごんである。

また一関学院高校に於いて、授業は受け持ってはいないのだが、英語の添削指導を仰せつかっている。塾に持ち帰り添削作業をしているのだが、きっと僕の象形文字のような赤ペンの字に戸惑っている生徒も多いのではないだろうか。この場をかりて謝罪したい。

両私立高校とも、僕らの塾業界もそうだが、少子化のご時世の中、先生方は必死である。就職、進路指導の先生方のスケジュールは尋常を超えているし、生徒に対する生活指導はまさに情熱と爆進の日々である。

現場に入ってみないと見えてこないものがある。涙あり笑いありの毎日であるが、高校での授業や添削指導に於いて実に多くの大切なことを学ばさせて頂いている。こちらが研修費を払わなければいけないようなところを、僕のような講師に散財して頂き本当に感謝である。

高校時代、私学の先生に大変お世話になり、またこの年になってもお世話になっている縁を大切にして行きたいと思っている。微力ではあるが、今後も僕なりに私学のためにお力添えが出来ればと考えている。

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