教材を武器に生徒の獲得を狙う塾の時代は終った
中学校の授業に使われるテスト問題やワークや、塾用に出版されている教材の多いこと。学校や塾に送られてくるサンプル教材の量を目の前にすると、クラクラしてくる。
教材出版社によっては、こちらから欲しいページだけを指定すると、塾名を入れたオリジナル教材を作成してくれるところが増えてきた。はっきり言ってかつてのように、教材を武器に生徒の獲得を狙う塾の時代は終った。
20年前勤めていた塾では、夏期講習や冬期講習用のテキストを不眠不休で打ち込んで作った記憶がある。当時は今のように塾用の教材屋さんも多くなかったし、教材そのものがとても高価だった。
一応世の中には著作権というのがあって、ワーク類を勝手にコピー出来ないことになっているのだが、中学校や高校で渡さられる宿題プリントは、そのほとんどが市販されている教材のコピーそのまんまである。
教材元が、どこの学校にもクレームや訴えを行わないところを見ると、暗黙の了解なのだろうと思う。
僕の塾も夏期講習や冬期講習のテキストは、教材屋さんに発注している。岩手県のレベルに合ったものを厳選しているつもりだが、目の付け所が同じなのか、市内の大手塾と教材がかぶってしまうこともしばしばである。
パンフレとを見ると電子教材も盛んである。PCウエーブを通じて学習するシステムが全国津々浦々浸透し始めている。がしかし、僕のところは昔ながらの寺子屋である。PCシステムを導入する予定もないし、するつもりもない。
今の入試テストが、パソコンによるものになったならば考えないわけでもないが、その頃は僕の存在自身がこの地球から姿を消していると思う(・・笑い)。
僕のブログを読んでくださっている営業マンの方が、僕の教室を見回して?を投げかけてくる。「かねごん先生の所は、PCを置いてないんですね。先生はブログをどこで打っているんですか」
僕はPC処理は自宅でしかやらない。塾でもそして高校でも、PCどころかケータイも持ち歩かない。四六時中、電子メディアに頼る生活だけは僕はしたくない。それだけの理由である。
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