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2010年9月

2010年9月30日 (木)

鎮魂歌

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ここ20年間で僕が一番感動したCDはこのアルバムだ。エリック・クラプトンの哀愁が一番漂う作品群である。アコースティックギターを持たせて歌を歌わせたら、現在世界で一番渋いシンガーだと僕は思っている。

彼を見ているとこんな風に年を取りたいものだと思う。ヒゲだけは真似ているのだが、中身が伴わないかねごんである。

この曲は、エリック・クラプトンが亡くなった息子に送った鎮魂歌である。このブログでも紹介するのは2度目であるが、いつ聴いてもじ~んとくる歌だ。

明日から10月に突入である。いよいよ岩手は紅葉が始まる。いい季節がやってくる。

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かねごんのデビュー作   『僕の夢』

かねごんの受験応援ソング  『エール』  

かねごんの異色ブルース『かぶとむし』

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経済緊急事態

今日の岩手日日の新聞の記事であるが、岩手県の県民所得が平均224万円だと報じられていた。前年度を6.6%さらに下回った数字である。

皆さんはこの数字をどう受け止めるのだろうか。不況だから仕方がないでは済まされない。大学どころか高校の進学さえ厳しい数字だ。

世の中の人はある種の勘違いをしている。無償化なのだから高校に通わせられるのじゃないかと考えるだろうが、僕が知っているケースはそうではない。家計を助けるために働いて欲しいのである。それほどまでに困窮しているか家庭が増えている。

リーマンショック以前に、ボーナスを当て込んで自宅や車をローンで購入した方々が、今一番大変らしいのだが、教育費を捻出できない状況は子供たちの将来に関わる問題だけになんとかしなければならない。

僕の家庭も生活保護世帯の頃があった。父親に私立高校への進学は許してもらったが、自分で授業料を払うことが条件だった。奨学金とバイトでなんとか3年間払い続けた。

現在岩手県のほとんどの高校生ではバイトが禁止されているが、逆に教育費の確保のためにある種の職業を紹介してあげるとか、緊急の対策が必要ではないだろうか。

県内の高校では入学して卒業を迎えない高校生が全体の16%に近い。そのうちの7割が経済的理由である。つまり授業料が払えないために除籍になっている。

携帯電話を持たせる前に授業料を確保することが優先順位のはずである。緊急事態の経済業況ならば、やらねばならないことがたくさんあるはずだ。

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2010年9月29日 (水)

月曜日は入れません

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ブタクサが一面に咲きほこり、僕の秋の花粉症が始まった。2,3日前から目が痒く、鼻水が止まらない。スギ花粉よりはずっと軽症ではあるが、厄介な秋の花である。

それにしてもである、自然物であるはずの花粉によってこんなにもシンドイ思いをするとは、人間も随分やわになってしまったものだと思う。

【塾よりお知らせ】

月曜日が物理的に生徒が入れない状況になっております。振り替えや今後の月曜日の入会は出来ません。よろしくお願い致します。尚、土曜日の午前の9時から12時の間は3人しか塾生がおりません。よろしければ土曜の午前中を振り替えに使っていただければ幸いです。水曜日もまだまだ余裕があります。よろしくお願いいたします。

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文字のパワー

僕らは日常の生活の中で、あまりにも多くの言葉、文字に囲まれていて、文字として記されているものの力・エネルギーを見落としがちになるが、看板が殆ど無い山里に暮らしていると、気付かされることが多い。都会の街をたまに歩くと、文字の放射するエネルギーで目眩がしそうだ。

若い頃僕は近隣の山を随分登った。森閑とした山道を登り続けると、心ない登山客が幹に刻んでいった文字に出会うことがある。人工物が全くない奥深い山の中で目にする文字は、明らかにある種のエネルギーを放射していることがわかる。不思議な感覚だ。

これほどのパワーを発する文字が、我々の生活に多大な影響を与えないはずがない。仕事柄多くの小、中、高生の添削をするが、解答用紙の文字でその生徒の心のバランスが分かるものだ。

いつも象形文字のような字を書いている僕は、美しい子供たちの文字を見ると惚れ惚れする。親御さんの温かさと、躾の行き届いた家庭の凛とした雰囲気を感じるのである。一般に姿勢の良い生徒は文字も綺麗だ。

今年の夏、隣家の建物が壊されたこともあり、道路に塾の西面の壁が露出した。同級生で看板業を営んでいる友人に、看板を頼んで付けてもらった。思い切ってこの塾ブログのURLを大きく書き込んだのであるが、そのパワーはいかほどの力を発揮するだろうか。

ちなみに6年前僕が渾身の力を尽くしてデザインした我が塾の看板がこれである。

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この看板のデザインを練っていたときに、息抜きで作った曲が迷曲(?)『かぶとむし』である。塾生曰く、「この看板だけ見ると大手みたい」ということらしいのだが、スタッフを含め3人で営んでいる零細塾である・・・。

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2010年9月28日 (火)

ジャズ喫茶の哀愁

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遠くの街に出かけると必ず寄りたくなるのが地元のジャズ喫茶だ。僕が初めて入った東京のジャズ喫茶が、吉祥寺のサムタイムだ。それ以来僕のジャズ放浪は止むことを知らない。

ブルースやバラードが流れる瞬間の、あのなんとも言えない緊張感。どんな音が出てくるのだろう、どんな風が吹くんだろう。そんなことを僕は30年間繰り返してきた。

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おなじみ一関ベーシーのスピーカーである。僕が生まれて初めて入ったジャズ喫茶だ。高校3年生の時だった。ジョン・コルトレーンのサックスが猛烈に鳴り響いていた。塾の近くでありながら最近はだいぶご無沙汰してしまっている。080512_133013

学生時代頻繁に訪れたノイズである。ジャズが主流だが、時にロックが流れる店だ。この店で僕は随分音楽を学ばせて頂いた。今年の5月、25年ぶりに訪れたが、まったく昔のまんまだった。

ジャズ喫茶は僕の青春そのものであり、そして老後の楽しみでもある。

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2010年9月27日 (月)

イーハトーブ宇宙実践センター

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日曜日に奥州市水沢区の旧緯度観測所・奥州宇宙遊学館にお邪魔してきた。場所は塾の合格祈願に行く駒形神社の近くである。

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2階展示室に隕石が展示されていて手で直接触れるのだが、手をかざした瞬間ビリビリと電気のような衝撃を感じた。女房はさっぱりだったようだが、息子と僕は特異体質なのか不思議な衝撃を受けた。

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木村記念館である。1902年にZ項(木村項)を発見した木村栄博士の研究者当時の遺品が展示されているのだが、この廊下にただならぬエネルギーを感じシャッターを押したかねごんであった。単なる錯覚だったかも知れないが・・・。

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家族の愛情

世の中で生きていくための最大のツールは、自分を信じることだと思います。

その信じる力は、家庭の温かさや家族の愛情が育んでくれるものだと思います。人が存在するためには、すごいエネルギーが必要です。

自分がこれまで親や家族のおかげで存在してこれたことを、心の深いところで気づくことが、世の中に対する感謝にも繋がるのだと思います。

恥ずかしいのですが、僕の昔話をします。僕は小学校の頃迄は自分で言うのも何ですが、優秀な子どもでした(・・笑い)。現在塾教師をやっている僕が、自分のその頃を見たならば、非の打ち所がない少年だったと思います(爆笑)。

小学校4年生を堺に、僕は勉強をしないルーズな子どもになりました。原因は家庭の不和です。

一家の大黒柱である父が、交通事故に遭いました。加害者は未成年者で、しかも任意の保険に入っておらず、治療費を払ってもらえませんでした。

我が家の家計は困窮し、母は疲労困憊、祖父と祖母は元気をなくし、僕の家はまるで船頭を失った船のごとく、激流に巻き込まれていきました。

僕は自分でも精神力が強い子どもだと思っていました。しかし笑いや和やかさが無くなった家庭で勉強する精神力は、持ちあわせてはいませんでした。

小学校高学年で全く勉強を放棄した代償は、あまりにも大きかったと思います。裁判がようやく決着し、父の元に何がしかのお金が入ったのは、僕が高校に入った頃だったでしょうか。それまで生活保護でなんとかやりくりしてきた家計は、本当に大変だったと思います。

仕事に復帰した父は、本当に家族のために頑張りました。母や家族に笑顔が戻った頃、僕も遅まきながら勉強に目覚めた気がします。かつての記事にも書きましたが、長い冬眠から目覚めた気分でした。高校2年の春でした。

塾生からよく尋ねられます。先生は中学校の頃勉強が出来なくて、大変だったと言うけれど、先生は今僕らにこうやって全教科を教えているし、出来る人じゃないですかと。

僕は出来る人ではないですが、子どもの頃両親にも、家族にも多大な愛を注いでもらいました。途中不幸な季節はあったけれど、自分を信じる力を間違いなく僕は与えてもらったと思っています。

だから今の僕がここにいると思います。

僕がなぜ塾教師をやっているのかを最近分かってきたような気がします。小学校や中学校で、自分が置き忘れてきた大切なものを、塾生と一緒に再構築しようとしている気がするのです。

そしてもう一つ、親や家庭は子どもの成長にとって一番大切なものであることを、粛々と若い親御さん方に伝えていきたいということです。

愛は信じる力を子どもに与えます。そのことが教育で一番大切なことだと思います。

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2010年9月26日 (日)

僕の好きな英雄

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阿弖流為(アテルイ)は平安時代初めの頃の、蝦夷の軍事指導者である。789年に日高見胆沢、現在の岩手県奥州市にて侵攻してきた朝廷軍を撃退したが、802年、3度目の戦いの後坂上田村麻呂に破れて降伏し、同胞の母禮(モレ)とともに河内国宇山にて処刑された。

田村麻呂は、阿弖流為とモレを連れ京都に戻るのだが、田村麻呂の必死の助命もむなしく、二人は処刑されてしまう。

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阿弖流為の墓とされている牧野公園の塚である。岩手の地からはるか遠く離れた地で絶命した蝦夷の英雄阿弖流為。しかし彼の故郷を思う強い意志は、後の安倍氏、奥州藤原氏へと受け継がれていく。

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阿弖流為ゆかりの岩屋の達谷・毘沙門堂である。平泉毛越寺から西に車で5分ほどのところにある。僕の塾からも20分もあればいける場所だ。平泉中尊寺の金色堂とともに、静謐で古人(いにしえびと)の祈りのエネルギーを感じる場所である。

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ヨーロッパ仕様の軽トラック

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昨日僕が乗っている軽トラック、スバルサンバーを話題にしたところ、スバルサンバー専門のブログから僕のブログに入ってこられた方がいた。そこのページにウエーブしたところ上の写真を見つけた。

ヨーロッパ仕様のスバルの軽トラックだ。生まれて初めて見た。左ハンドルで、しかもドアの開きが日本とは逆だ。カッコイイ!かなり僕の触手が動いた。ところで生まれて初めて見たということは、日本ではレアーなのだろうが、どこかで手に入れられるのだろうか。また僕のウエーブの冒険が始まりそうだ。

11月に僕の軽トラックは車検を迎える。なんと10回目の車検だ。ボチボチ限界だろうか・・・・。上の軽トラックなら、高校でも塾でも生徒に自慢できるのだがな・・・

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2010年9月25日 (土)

僕の長年の相棒たち

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僕が学生時代に買ったコーヒーミルである。30年たった今も毎朝コーヒー豆を挽き続けている逸品だ。朝起きると僕はこのミルを手で回し、コーヒーを挽くのが一日の始まりである。

器械で挽くコーヒーとは味が違う(ような気がする)。ところで30年以上使い込んでいるのは、まだある。

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ちょっと写真がぼやけているが、父が買って僕が引き継いで使っている30年もののクボタのバインダーだ。修理しながら大切に使っている。父の遺品でもある。稲刈時期には大変お世話になっている。そして最後に、大変お世話になっていると言えばこれだ。

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20年乗り続けてきた軽トラック、スバルサンバーである。それにしても普通の車に乗りたい・・・・

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ひとつの区切りを達成しました・感謝です

昨日訪問者数が15万人を突破しました。感謝申し上げます。

今度の目標は30万人を目標に頑張りたいと思います。3年間の様々な想いが巡っております。

昨夜は久しぶりに大好きな日本酒を飲みました。故にちょっと痛風気味です(苦笑い)。

また塾教育ブログランキングも今年に入りずっとベスト10に入れさせてもらっております。皆様の愛のワンクリックに感謝申し上げます。

毎日のご愛読本当に有難うございます。今後も大験セミナーわくわく日記をよろしくお願い致します。

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2010年9月24日 (金)

私立高校には大変お世話になっています

僕がはじめて高校の教壇に立ったのは5年前のことだった。一関修紅高校の臨時国語教師としてである。冬休み前に1年生担当の国語の先生が体調を崩され、急遽僕がピンチヒッターとして1年生の国語を受け持つことになった。

当時一関修紅高校の特進の生徒が2名僕の塾に通ってきていたこともあり、浅からぬ縁を感じお引き受けした。四半世紀塾屋をやってきたゆえ、高校の数学と理科以外は小中高全ての教科を指導してきたが、45歳にして高校での授業は初体験であった。

一番困ったことは、名前と顔がなかなか一致しないことだった。3クラス分の成績をつける際に、四苦八苦したのを覚えている。

その時の単元は、現代文が芥川龍之介の羅生門、漢文は論語に入るところだった。共に何度か教えてきた作品だったが、年度途中のいきなりの交代劇ということもあって、得意の宇宙人論やガセネタを披露することもなく、ゆるキャラを封印しいたって真面目な授業を展開した記憶がある。

不慣れな僕に、周りの先生方にはとても親切にして頂いた。はじめて作成する定期テスト問題、平常点の加算の仕方、通信簿の評点のつけ方などこまめにご指導頂いた。本当に感謝である。

僕自身も私立高校の出身なのでよく分かるが、成績のバラ付きが激しいため本当に先生方は大変である。極端に言えば、通常いるはずの中間層の生徒が少なく非常にやりづらい授業だ。出来る生徒と、表現は悪いが出来ない生徒の狭間で、先生方は真冬にもかかわらず汗だくになる。

あの頃教えた生徒たちは、来年成人式を迎える。わずか3ヶ月の日々だったがとてもなつかく、そして忘れられない経験だ。

そして現在2年前から、同じ修紅高校で英語の非常勤講師を仰せつかっている。今は2学年2クラスを担当している。息子たち娘たちのような高校生を相手にガッツでやっているつもりだが、相変わらず脱線することが主流になってしまっているかねごんである。

また一関学院高校に於いて、授業は受け持ってはいないのだが、英語の添削指導を仰せつかっている。塾に持ち帰り添削作業をしているのだが、きっと僕の象形文字のような赤ペンの字に戸惑っている生徒も多いのではないだろうか。この場をかりて謝罪したい。

両私立高校とも、僕らの塾業界もそうだが、少子化のご時世の中、先生方は必死である。就職、進路指導の先生方のスケジュールは尋常を超えているし、生徒に対する生活指導はまさに情熱と爆進の日々である。

現場に入ってみないと見えてこないものがある。涙あり笑いありの毎日であるが、高校での授業や添削指導に於いて実に多くの大切なことを学ばさせて頂いている。こちらが研修費を払わなければいけないようなところを、僕のような講師に散財して頂き本当に感謝である。

高校時代、私学の先生に大変お世話になり、またこの年になってもお世話になっている縁を大切にして行きたいと思っている。微力ではあるが、今後も僕なりに私学のためにお力添えが出来ればと考えている。

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2010年9月23日 (木)

僕の手相から読み取れること

NHKの連ドラ『ゲゲゲの女房』がいよいよ今週で最終回を迎える。決してテレビドラマを観ない僕が、見事にはまったドラマだった。脚本が素晴らしかった。久しぶりに泣き笑いそして感動した。

本日、水木プロ20周年謝恩パーティの場面だったが、実は僕の塾も20周年を迎えている。一昨年その第一弾として、喫茶店青空さんでかねごんライブを敢行した。しかし青空さんのオーナーである東海林さんが、まだ50代という若さで今年天国に旅立ってしまった。第二弾ライブを約束した矢先のことだった。

東海林さんとライブの約束した後、作った曲があったが、未だ陽の目を見ず、僕のギターと共に眠っている。誰もいない教室でギターを持ち出して一人歌うことがあるのだが、年をとって涙もろくなった僕は、途中で歌えなくなることがしばしばだ。

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上の写真は僕の右手である。感情線と頭脳線が直線に横切るマス掛という手相なのだそうだ。かつて手相占いの方に見てもらった時に、芸術や音楽で大成すると煽てられ、その気になったのだが、どうも違うらしい。

ひとつの事をやり遂げる精神性と怪しげなカリスマ性をもつ手相らしい。歴史上では徳川家康がこの手相で有名らしいのだが、残念ながら僕にはその片鱗もない。

涙もろくて単なる頑固親父の僕だが、そんな僕を20年間も塾経営者として支えてくれた、周りのスタッフ、そして家族、自分自身の運に感謝したい。

20週年記念のパーティーはなかなかやれそうにはないが、機会があればかねごんライブ第二弾をやりたいと思っている。

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完全休業日

今日はお盆以来の完全休である。晴れたならなばハローインようのかぼちゃを収穫しようと思ったのだが、あいにくのどしゃ降りで何も出来ない一日だ。

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上の写真は昨年ブログに貼った写真であるが、今年も昨年同様かぼちゃの豊作である。地元のセブンイレブンさんの店先にいつも我が家のかぼちゃをディスプレーで置かせてもらっている。もちろん塾の前にも飾る予定だ。

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僕の家の刈り取りを終えた田んぼである。例年ならば今日の秋分の日を利用して脱穀を始めるのだが、あいにくの秋の長雨でだいぶ予定が狂っている。おそらく来月に持ち越しになるだろう。高校の授業や塾の予定と、また頭を悩ませながら農作業の日程をしぼり出さなければならない。

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庭先のコスモスが満開を迎えた。昨夜息子がコタツが欲しいと言っていたが、だいぶ僕の家のある山里は冷え込んできた。もう半袖では寒くていられない。季節は本当に早く巡っていく。

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2010年9月22日 (水)

今日はのんびり

今日は午前中の高校の授業の後、4時近くまで仕事がなかったので、昼食がてら平泉から奥州市前沢辺りまで、軽トラックで北上川沿いにドライブをした。

一面の田んぼは収穫を前にして歓喜の黄金色である。北上川から吹きあげてくる秋風が気持ちよく久しぶりにのんびりとした時間を過ごした。

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悠久の歴史を刻み、みちのくの大河はいつも雄大な風景を見せてくれる。個人的には一関市舞川地区から川崎にかけての風景が大好きだ。

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僕の家はコンバインではないので、早々に刈り取りを終えたが、岩手の田んぼはこれからが稲刈りの季節だ。暑い夏で今年は豊作のようだ。新米が楽しみである。

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僕が無性に食べたくなる前沢南部屋敷の味噌ラーメン。今日もしっかり頂いてきました。写真をとらなかったので、他所から写真を拝借しました。南部鉄器のなべがいいですよ。食べ始めて25年近くなります。

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2010年9月21日 (火)

お母さん方にちょっとお話したいことがあります

今日はお母さん方にちょっとお話をしたいと思います。

塾に多くのお母さん方がお子さんを迎えに来ます。寒かったり暑かったりすると、車のエンジンをかけエアコンをつけて待っています。そのことは何も問題はないのですが、子どもが出てこないと携帯をかけてきたり、ちょっと覗いただけですぐ出て行くお母さんがいらっしゃいます。

僕がいつも気持ちいいなと思うおじいさんがいます。風と虹に通って来ているお子さんのおじいさんなのですが、毎回必ず車を降りてきて、塾のドアを開け「こんにちは◯◯です。迎に来ました。」と言って、お孫さんと担当の先生に、迎えに来たことを知らせてくれます。

もちろん同様にあいさつをして頂くお母さんはいっぱいいらっしゃいます。ただ残念ながら中にはクラクションをならしたり、「何をグズグズしてたのもう20分も待ってたのよ」と怒鳴っているお母さんがいたりすると、少し残念な気持ちになります。

僕は中学生の卓球の指導をしていますが、一番指導しなければならないのはあいさつだと思っています。このことは学校でも塾でも同じです。あいさつがしっかりしている子は、気持ちがいいです。

勉強がいくらできてもあいさつが言えない子どもは残念ながら、世の中では光り輝きません。

卓球でもそうです。僕はボランティアで頼まれてやっています。今年のような暑さが厳しい夏は、日曜日の日中など体育館は37度になります。滝のような汗をかきながら指導しているわけですが、エアコンの効いた車の中でずっと子どもを待っていて、子どもが出てくるとあいさつをすることもなく走りすぎて行く父兄がいます。

残念ながらそういった親御さんの子どもは、スポーツもやる気があるのかないのか伸びません。

高校でもそうです。授業の最初のあいさつの仕方と成績がしっかりリンクします。あいさつがしっかり出来ない子は、成績もよくありません。お手本は家庭だと思います。

お子さんから「皆んながいて恥ずかしいから塾に顔を出さないで」と言われているかも知れません。大丈夫です。僕の塾は二階が指導室なので、玄関のドアを開けてもたまに自習している生徒が一人二人いるだけです。塾から出てくるのが遅い時は、どうぞ遠慮無くお子さんに迎に来たことを知らせてあげてください。

僕も指導で忙しい時は、「お迎えご苦労様です」ぐらいのあいさつしか出来ませんが、生徒は恥ずかしながらも爽やかな顔をしています。

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2010年9月20日 (月)

ご老体の方々によって支えられている

塾からのお知らせ

9月22日(水曜日)、23日(木曜日)は大験セミナーはお休みです。

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今日でようやく稲刈りが終った。例年にないシンドイ稲刈りだった。そんな折、政府米の買取価格が急落するニュースが飛び込んできた。

毎年肥料や農機具のメンテナス費用が高くなっていく中、豊作と余剰米を理由に、米の値段が下がる。僕のように家で食べる分だけの量を作っているなんちゃって農家ならダメージは少ないが、専業農家や第一種兼業農家の方は死活問題だろうと思う。

通常スーパー等で買ってくるお米は、ごはん一杯分が70円~80円程度の金額になる。僕はパンやそばの価格に比べると、随分安いのではないかと思っている。

不況の折、それでもお米を買う方にとっては高いと思われるかも知れないが、お米作りは大変な手間と労力がかかる。植えてしまえばOKだろうと思われがちだが、気温や天候によって水の管理をしなければならないし、その水とて水道のようにひねれば出てくるわけではない。

そして何よりも米作りは重労働だ。一袋30㎏の米袋を何度も何度も運び上げなければならない。ほとんどの農家の方々は、腰痛との戦いの日々である。職業病と言ってもいいかも知れない。

若者の農業離れが加速する中、日本のかつての基幹産業である米作りは、ほとんどが還暦を過ぎたご老体の方々によって支えられている。20年後、果たして日本の食の安全性は保たれるのだろうか。

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尖閣諸島、血の中の激流

尖閣諸島の今回の事件で中国政府が取った行為は、感情的で朝鮮半島にあるどっかの国と似ている。

僕は塾や学校で言っているが、我々島国に住む大和民族とユーラシア大陸に住む中国人や朝鮮半島の人々は歴史が全く違う。

彼らを理解するためには、あの秦の始皇帝が築いた万里の長城を見れば分かるだろう。常に隣国からの侵攻や侵略におびえ、用心してきた国が日本人のようにのんびりしているはずがない。

彼らの血の中には自分たちを守るための激流が溢れている。日本のように周りが海に守られている国にとっては想像できない緊張感が歴史の中で形作られた。

過去の戦争に於ける日本人に対する怨念が消えさらないのも、その血の中に流れる激流の感情ゆえだろうと僕は考えている。

原爆を落とされた我が国日本。広島や長崎の方々がアメリカに対して、中国が日本に対するほどの怨念を今だに持っているだろうか。海を激しい海流がながれ、台風の嵐が過ぎ去っていくごとく、僕ら日本人の感情は季節のごとく停滞しない。

僕の母の父は、南東の海戦で戦死している。相手はきっとアメリカの艦船だったろう。仕事がら僕の家にアメリカ人が来ることがあるのだが、母はニコニコしながら応対している。きっと中国人の場合ならそうはいかないだろうと思う。

シルクロードを通り、多くの文化や人間がこの世界の東の端っこに流れ着いた。しかしその雄大な歴史にの中に、多くの悲劇があったことを忘れてはならない。中国や朝鮮半島の人々の歴史の中にはその悲しみが沁み込んでいる。

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2010年9月19日 (日)

利己的な遺伝子

昔、利己的な遺伝子というテーマの本を読んだことがあるが、この世に存在するものは、全て生き残るために様々なサバイバルを経て、この世に命を持続させ種を保ってきた。

我々人間も同じだろうと思う。男性が女性を惹きつけるのか、女性が男性を惹きつけるのか、それぞれケースバイケースであるだろうが、種を保存する本能はある種性欲として、または肉体的魅力として、我々を鼓舞し悩ませ、そして扇動してきた。

弱肉強食の時代は、いつの世も理不尽な社会性を露呈し、その犠牲になったものは敗北し、そして消滅していく。

現代社会で生き残って行くために必要なツールは何だろうか。ある人はお金だと言うかも知れない。またある人は運だと言う人もいるだろう。学歴や頭脳の優秀さだと信じるものも多いだろう。

僕らのように同級生が50にもなると、会えば話題に上るのはどこが悪いとか、どこが痛いとか、病気自慢のような話になる。胃を半分取ったとか、心筋梗塞で病院に担ぎ込まれたとか、糖尿病で失明しかかったとか、まさにサバイバルな話題沸騰である。

そんな中年オヤジ達も、かつては夢多き紅顔の美少年だった(笑い)。有り余るエネルギーを持て余し、悶々とした日々を過ごしたニキビ顔の同胞は、今間違いなく年を取った。

利己的遺伝子の理論からすれば、種を残し終えた我々はもう御用済みではあるが、経済的観点からはまだまだ頑張らなければならない。

僕らが生き残っていくための一番大きなエネルギーは、社会に必要とされている存在として認知されているという確信だ。体力が無くとも、性的魅力が無くとも、経済力が無くとも、誰かに必要とされるうちは僕らは存在しなければならない。

忙しいと嘆いている僕自身のやっているこ事の3分の1は、間違いなくボランティアだ。ひょっとすると僕じゃなくとも誰かがやればいいことなのかも知れない。しかし頼まれるうちが華だろうと思っている。

今年も早くも12月の小学校でのサンタライブの依頼を頂いた。早速予定表に書き留めた。頑張るか・・・。

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2010年9月18日 (土)

疲労困憊

昨日残っていた田んぼの稲刈りをやった。例年ならば2時間で終わる稲刈りが、5時間を要した。降り続く雨のため、稲が倒れ通常の刈り取りが出来なかった。

朝9時から始めて午後3時に稲刈りを終え、塾に4時半到着。4時45分から9時まで授業。帰宅してブログを書き、12時就寝。今朝は5時過ぎに起き、田んぼに刈ったままになっていた稲を朝食前に運んだ。全身ずぶ濡れである。

軽トラックで息子を中学校まで送って行き、その後中総体新人戦の卓球会場へ直行。夕方4時に塾に戻り、4時15分から夜8時まで授業。

その後疲れ切った身体に安らぎを求め、ジャズ喫茶モリソンにより30分ほどジャズを浴びて帰ってきた。

本日の反省。こんな日々を過ごしていたら身体によくありません。現在夜10時半ですが、もう寝ます。おやすみなさい。

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2010年9月17日 (金)

日常からの脱却

ベテランの先生方は経験してわかっていることだろうけれど、充電することなしに毎年同じことを教えていると、教える側のエネルギーが枯渇する。

一度習得した指導テクニックやある種の啓蒙の仕方を2回、3回と生徒に繰り返しているうちに、効果がなくなってくる。不思議な現象だ。

どこかの高校の先生のように、毎年同じ問題の使い回しで、定期テストを作っている先生は、エネルギーの枯渇どころか軽い心身症を患ってしまう。

上のような現象に気づいたのは30代の前半だったろうか。毎年塾生なり、生徒が変わるのだから、毎年同じことを教えてよさそうものだが、残念ながらそうはいかない。同じことを教えている先生は、毎回同じレベルで教えているつもりだろうけれど、確実に指導力が低下しているのである。

つまり教える側の感動がなかったり、ワクワク感がない授業をやっていると、表面だけの知識は相手に伝わらなくなる。

だから教師たるもの切磋琢磨が必要なのだ。読書体験もさることながら、音楽や芸術にいそしんだり、スポーツに挑戦をしたり、ややもするとマンネリ化してしまう日常からの脱却が必要なはずである。

僕など脱却しすぎて、塾生に叱られてばかりいるのだが・・・・。

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2010年9月16日 (木)

先生一個人の問題ではない

ヘタの横好きで書き始めたブログだが、始めた当初は精神的にも肉体的にもボロボロ状態だった。継続する励みとして、もし毎日3年間塾ブログを書き続けることが達成できたなら、それ以降は冥土の土産として誰にも気兼ねすること無く、書きたいことを遠慮無く更新しようと思っていた。

読者の皆さんは、かねごんは言いたいことを言ってきたのではないかと思われるかも知れないが、これでも相当自重してきたつもりである。なにぶん検閲官である女房の目が厳しいゆえ、打ち込む指が止まることもしばしばだった(苦笑い)。

3年間ほとんど飲みにも出かけず、旅に出ることもなく、修行僧のごとく塾ブログを書き続けてきた。ボチボチ読まれている方も、僕の貧乏話には飽きただろうから、さりげなく本音をぶちまけてもいい時期ではないだろうかと思っている。

そこで今日は辛辣な記事になるのを承知で、教師論をぶちまけたい。

最近、小学校や特に中学校での生徒による暴力事件が増え続けている。教師が掌握できない隠れた場所での暴力が横行している。

教師は優しいだけではなく、怖い存在でもなければならないと思っている。特に男性教師は頑固親父でなければならない。生徒の行動に暗黙のブレーキをかけられる教師の存在が必要だ。アットホームな感じはいいかも知れないが、決してなめられてはいけない。毅然とした態度は絶対条件だ。

最近は不況の影響で、地方の教員採用は狭き門だ。頭脳優秀な先生方が誕生している。しかし無礼を承知で言わせてもらうが、軟弱かつ勘違いも甚だしい教師がいる。

PTAの行事にしても、部活動にしても、授業そのものにしても、この先生じゃ生徒の指導は厳しいだろうなという光景を目にすることが多い。多くのご父兄が、「あれでも先生かしら」などと飲み会の席で話題にする場面に何度か出くわす。

これは先生一個人の問題ではない。赴任してきた先生の失態に対して、もしくは地域の状況を把握していない先生に対して、しっかりしたアドバイスや忠告をしない先輩先生の存在が稀薄なのが問題なのである。

余計なことを言って嫌われたくないという気持ちも分からないわけではないが、しかしである。大学を終え採用試験に受かったことで、教科以外のろくな勉強もせずエリート意識だけが先行する教師に対して、保護者は面と向かって注意など出来るわけがない。

なぜなら自分の子どもが人質にとられているのである。下手に口を出せば、モンスターペアレントとレッテルをはられ、煙たがられるだけである。

小学校や中学校に行って、気骨のある根性が座った先生にお会いすると、学校教育はこのような先生によって支えられているのだなと思う。問題のある生徒を体育系の先生ばかりに頼るのではなく、なぜ自分が生徒から軽くあしらわれているのか、その原因をしっかり探って頂きたい。

たかだか英語ができるから、数学ができるからといって、謙虚さをなくしふんぞり返ってはいけない。言っちゃ悪いが、高校を出てぶらぶらしているお兄さんやお姉さんたちでも、教えることぐらいは出来るのだ。

道徳心や情熱がない教師は、いくら頭がよくても教育現場にはいらない。自分の職業がどのような使命を持っているのかを考えて頂きたい。感情的にならず、優しく、そして厳しく子供たちと接して頂きたい。

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2010年9月15日 (水)

ジョン・コルトレーンの季節がやって来た

空が秋色になると、毎年聞きたくなる曲がある。ジョン・コルトレーンの Violets  For Your  Furs(コートにすみれを)だ。

ジョン・コルトレーンの演奏で何が一番好きかと尋ねられたなら、僕はこの曲を選ぶだろう。

バラードを作らせたら稀有なメロディーラインを構築するマット・デニスの名曲を、ガーランドのピアノ・トリオをバックに、ワンホーンで歌いあげるコルトレーンの演奏は、秋の空に溶け込んでいく静謐でメロウな天界の音楽だ。

コルトレーンの演奏を聞いていると、生きている喜びを実感する。

どんな喧騒の中でも、コルトレーンのバラードが流れると、彼のサックスであることが一発で分かるものだ。彼独特の息遣いというのか、脈打つ力強さというのか、聴くものを魅了する。

様々なイマジネーションが宇宙を駆け巡る感覚とでも言うのか、コルトレーンの演奏は本当に脳髄を直撃してくる。

今年も頻繁にコルトレーンを聴く時間が多くなる季節だ。夏の暑さでバテバテになった脳のシナプスを、彼のサウンドで活性化しなければならない。

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2010年9月14日 (火)

秋を迎えた

二日間激しい雨が降り続いた。季節はいよいよ本格的な秋を迎え、夏とは違った淡い夕日が山に沈んで行く。教室の隣の空き地の草むらでは、しきりに鈴虫が鳴いている。

雨のため田んぼの稲刈りが中断している。僕の家の田んぼは、度重なる雨で稲が倒れってしまった。バインダーで刈り取るのはきっと至難の業だろうと思う。せめて早く田んぼが乾いて欲しい。

今度の土曜日、日曜日は中総体新人戦の地区予選がやって来る。同時にその日は、中3生の実力テストだ。それが終わると塾はすぐに中間テスト対策に入る。来月に入ると今度は文化祭の準備が始まる。

あわただしく日めくりのカレンダーが、めくられていく。陽がぐんと短くなり、今年も後半戦に突入だ。

本日で市内の高校の定期テストが終った。明日からまた朝イチで高校での授業が始まる。来週には成績表を提出し、後期の指導計画書を出さねばならない。

校長としての塾での仕事。田んぼの農作業。高校での授業。そして中学生の卓球の指導。地元の神社の総代としての秋祭りの準備も始まる。忘れていた、納税組合長としての仕事も待っている。

女房から「受験生なのだから、息子の勉強も見てよ」と叱責されるのだが、100%とは言わないまでも99%は不可能に近い。息子は、僕に勉強を教わるのが嫌いというよりも、息子ながらに僕の多忙さを見ていて、遠慮しているふしがある。女房には、僕も息子も勉強を怠けているようにしか見えないようだが、男同士合い通じるものがあるのだ。

息子にとっては、週一回父親のやっている塾に来るのが最大の妥協なのだろうと思う。僕はこれ以上彼には望まない。きっと目覚めたらやるだろうと信じている。僕は高校2年の春に、長い冬眠から目覚めたが、やつはいつだろうか。

学校の先生や塾の先生の中には、自分の子どもを徹底指導している方がおられると聞くが、僕にはできそうもない。いやできない。

女房に「忙しい、忙しいと言っていると、字のごとく心が亡くなるわよ」と言われてしまうのだが、まあ魂までは無くならないだろうからこのまま走り続けようと思う。

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2010年9月13日 (月)

お金が無ければお金が無いなりの暮らしは必ず出来る

数年前、仕事でお付き合い頂いていた方が突然ブログをやめ、数日後自らの命を絶ってしまった。その1年前にも大変お世話になった同業者の先生が、自ら命を絶った。共に60歳を目前にした生涯だった。

その時、40代も後半に差し掛かっていた僕は、彼らの死に大きなショックを受け、そして彼らの人生を考えた。

年を取ることは確かに体力がなくなり、人によっては比例するかのように精神力も衰えていく。しかし何があっても自らの命を絶つことだけはやってはいけない。50代60代は、言わば人生の総仕上げの時代である。命を絶つということは、多くの人たちに与えた言葉、勇気、叡智を全否定することになる。

全否定された魂は救われることはない。彷徨の時代をさ迷うことになる。

僕はこのブログで度重なる貧乏話を繰り返してきたが、それには大きな理由がある。お金がなくとも頑張っているやつはいっぱいいるんだぞというメッセージを、僕は世の中に発したかった。

何も立派な車に乗らなくとも、立派な家に住まなくとも、人は誰もバカになどしない。見栄をはることはないのだ。お金が無ければお金が無いなりの暮らしは必ず出来る。

僕はタバコを吸わない。酒もほとんど飲まない。夜の街に繰り出すことはない。カラオケは20年間で4回ほど行った。自分で弾けるギターがあるのでカラオケには行かない。この年になるまで、外国に行ったこともない。

夜はこうやってブログを打ち込むことを趣味とし、自らの楽しみにしている。このブログの維持費は月240円である。

塾生の間では有名な話だが、僕の小遣いは1日500円である。この生活に僕は不満はない。毎日個性あふれる生徒たちとの格闘は僕の生きがいであるし、時間を割いて田んぼで汗を流すひと時は、ややもすると軟弱化する僕の精神を肉体を鍛えてくれる。

1週間に1度中学生と卓球をやり、ストレスがたまった日はギターを抱えブルースを唸る。そんな僕を、家内や息子たちは、実に温かく見守ってきてくれた。僕は幸せものだと思っている。

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2010年9月12日 (日)

大学時代の歌詞ノートが発見された

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今日は仙台のオータムさんを講師に迎え、自宅で『風と虹の教室』2回目のワークショップを開催した。おいしいタンポポコーヒーを頂きながら、自然素材のハーブクリームの作り方を伝授して頂いた。

前回は、しゅうちゃん先生の奥様の真実先生による頭蓋仙骨療法の講義に、大好評を得たワークショップだったが、今回も地元新聞社さんの取材訪問などもあり、盛り上がった一日であった。

ところで話は変わるのだが、ワークショップ開催のため自宅を掃除していた家内が、僕の大学時代の楽曲をしたためたノートを発見した。25年ぶりの邂逅である。

紛失したものとばかり思っていたが、懐かしい書きなぐりの自分の字と出会った。歌詞の上にコード譜が書かれているのだが、歌がうたえる曲は2曲しかなかった。ほとんどを忘却していた。中には書いた記憶さえ全く蘇ってこない曲もあった。ドンマイである。

ページをめくってみると、都会の孤独を書いた詩が多い。また失恋の曲も多い。はっきり言って暗い・・・。この楽曲では陽の目を見なかったのもしょうがない。自分で言うのも何だが、現在のほうが、歌詞のクオリティが高い。

塾教師としての進化はちょと停滞気味のかねごんであるが(・・笑い)、歌詞を作る感性は進化し続けているようだ。

今日は最後にミニライブをする予定だったが、お母さん方のカウンセリングに引っ張りだこで、時間を大幅に延長しワークショップを終えた。ふ~。

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Lesly Duncan  My Soul

整体でいつもお世話になっているしゅうちゃん先生が、ブログでLesly Duncan を紹介していた。

若い頃、一時期はまったシンガーだったが、すっかり記憶から遠ざかっていた。特に上記のMY SOUL はメチャクチャやる気を出してくれた曲である。

きっと今何かに迷っている方には、一歩踏み出す勇気がもらえる曲ではないだろうか。

録音したテープはとっくに紛失してしまっていたが、YouTubeで聴けるとは奇跡だ!最高だ!しゅうちゃんに感謝である。

70年代に於いて、英国が生んだ最高の女性シンガーだと僕は思っている。音楽業界的には地味な存在であることは否定できないが、聴けば聴くほど味があるシンガーだ。しゅうちゃんがアンニュイという形容詞で表現しているが、まさにその通りである。

彼女の代表作“Sing Children Sing”と“Earth Mother”はエドセルよりCD化されているようですので、気に入った方はいかがでしょうか。

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2010年9月11日 (土)

僕は臆病もんなので、神様には逆らえない

他の複数の塾から入塾を断られた生徒を、今まで何人か指導してきた。他所の塾が入塾を断る理由は、大きく分けると三つある。

一つ、定員が一杯で入塾を断られるケース。一つ、何がしかの障害を抱えていて対応出来ないと断られるケース。一つ、あまりにも学力が無くて断られるケース。

僕の塾は、塾生に辞めてもらうことはあるが、基本的に入塾を断ることはない。生徒が多いときは、日曜日や祝日を全て開放してきた。精神障害を抱えている場合は、病院への通院を条件に入塾を許可してきた。学力が低い生徒に於いては、これこそ寺子屋塾が指導せず、どこがやるんだろうという感じである。

おのずと「あの子がいるから塾に入りたくない」というケースが出てくる。経営サイドから考えれば、イタタタである。しかし、「君が塾にいると他の生徒が来ないので、辞めてください」などと、誰が言えるだろうか。決して言えない。

キモイ、うざい、臭い、そんなレッテルをはって、自分の価値観を侵食して来る生徒を、今の中学生はことごとく拒絶する。学校でも塾でもその傾向は変わらない。

僕は、全ての塾生は縁があって来てくれていると思っている。神様が連れて来てくれているとさえ思っている。だから僕は臆病もんなので、神様には逆らえない(・・笑い)。

どこかの塾のように、進学校に入る児童や生徒ばかり集めて指導することは、とてもたやすいことだろう。中学3年生に、分数の足し算や、小学校低学年の漢字の書き取り練習を指導しなくても済むだろうから。

社会に出ればいろんな人間がいる。強烈な違和感を感じる他人と共存していくには、小学校や中学校での学びが必要だ。

「俺は一生バカな人間とは付き合わない。エリートの集団の中で暮らしていく」などと考えている生徒がいるとしたら、自分こそまさに変人であることに気づかなければならないだろう。

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明日家内が主催する『風と虹の教室』のワークショップのご案内記事が、岩手日日新聞で紹介された。

ハーブ専門家のオータムさんをゲストに迎え、癒しの時間を過ごす予定だ。なにぶん街中からだいぶ外れた我が家でのイベントであるゆえ、まだ人数に若干の余裕があるようだ。ひょっとするとでしゃばりかねごんの特別企画があるかもしれない。

 *オータムさんのプロフィール

 オータム・ネス・平さん  カルフォルニア州から仙台にいらして9年。

         アメリカン・ハーバリスト協会公認のクリニカルハーバリスト。

         カルフォルニア州公認のマッサージセラピスト。

         仙台のNatural Healing Studio代表です。

        詳しくはHPを御覧ください。http://autumnness.wordpress.com/

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そういった世界の方が病んでいる

高校入試に向けて、志望校決定の時期が近づいてきている。中3生の相談が増えてきた。

僕はいつも志望校の選択に対しては、塾生に本音をぶつける。綺麗事は言わない。「入りたい学校に行こう」これが回答だ。

看護師になりたい。調理師になりたい。とりあえず大学には入りたい。希望は様々だ。中には、入れる高校があるならばどこでも構わないという生徒もいる。

中卒者や高校中退者のいろいろな苦労や葛藤を僕は随分と見てきた。高校に行かないという選択肢が、ポジティブな理由ならば必ずや道は開ける。しかし、単なる勉強がしたくないという理由だけでは、なかなか独力で道を切り開くことは難しい。なぜなら人生は日々勉強だからだ。

30年近く中3生を指導してきたが、高校を一切受験しせず、別の道を選んだ生徒が一人だけいた。優秀な生徒だった。今は遠洋漁業の船に乗っている。

人は智慧と勇気と、そしてお金を稼ぐ体力があれば、どこでも何をやっても生きていける。ひょっとしたら、学歴も資格も必要がないのかも知れない。もしネクタイを締め、エアコンの効いたオフィスで仕事をしたいがための高学歴志向ならば、そういった世界の方が病んでいるのかも知れない。

インターネットを利用してブログを書いている僕が言うのもおこがましいが、情報社会という海原に、溺れてはいけない。小さな子どもが、絵本の中のお化けや妖怪に怯えるように、現代人は情報の欠乏に怯えている。

日本人1億2千万人が、全て評論家になった時代、逆にテレビメディアやケータイメディアから自らを隔離したほうが、多くのヒラメキに富むのではないだろうか。

同じように、誰もが行くから高校に行くのではなく、何のために行くのかをじっくり考えて欲しい。中3生にとっては、人生最初の選択を迫られてはいるが、そのことで自分の将来が決まるなどと決して思わないで欲しい。

人生は毎日が、いや一瞬一瞬が選択の連続であることを忘れないで欲しい。

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2010年9月 9日 (木)

あの日に帰りたい

新月の夜、秋の星が輝いている。30度以上の日々がずっと続いていたが、今日は気温がぐんと下がり、蝉の声に代わって、一気に鈴虫の合唱が始まった。

今夜はボサノバの気分である。

市内の高校は今日から定期テストが始まり、僕もしばらく高校での授業がない。明日から稲刈りの日々が始まる。

ところで皆さんは、過去に戻れるならばどんな日々にタイムトリップしたいだろうか。僕はやっぱり二十歳の頃に戻りたい。堂々と酒や煙草がやれて、それでもって少年の気分でいられるモラトリアムな季節だった。

今でも覚えているが、当時原宿に行くと竹の子族がいっぱいいて、カセットデッキの前で多くの中高生が踊っていた。わずか2,3歳年下だけなのに、彼らがずいぶん若々しくそして奔放に思えた。

未知数の自分と、若さゆえの焦燥感がいつも背中合わせで僕を襲ってきたが、老獪なふりをして自分をごまかしていた時代だったような気がする。

青春という言葉の響きが、涙が出るほどいとおしい夜もある。

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2010年9月 8日 (水)

『My song 』

先月から、当塾の卒塾生であるヒカル君に週2回教室のアシスタントをしてもらっている。

今年の春まではミッちゃん先生と、高専の5年だった長男に指導を手伝ってもらっていたが、ミッちゃん先生は素敵な旦那様と巡り会い、めでたくゴールイン。ラブラブの家庭を築いて行くため寿退社をされた。

一方長男は奥州市の会社への就職が決まり、4月から社会人。毎朝7時に家を出て、夜9時に帰宅する毎日で、とても教室を頼める状況ではない。

7月から塾生も増えてきて、理数系及び英語抜群のヒカル君に登場して頂いた。塾生の皆さんあんまりいじめないように、よろしくお願いします。

そうそうヒカル君のお兄さんにも教室での指導をお願いしたことがあるので、初の兄弟アシスタント誕生という事になる。

そのヒカル君相手に先日、塾生もなかなか来なかったのでブルースライブをやった。新曲の『My Song』を披露した。曲を作ったのは5月の『興亡の河』以来3ヶ月ぶりである。ちなみに前回の『興亡の河』は、学び舎の小林先生の著作である『陸奥話記現代語訳』を題材に作った曲だったのだが、今回はまさにブルースという曲である。

ヒカル君に褒めてもらったので、調子にのって今日は歌詞を紹介します。

      『My Song』

小さな肩を震わせながら

泣いている君を 笑わせようと

届かない思い 歌にして

おどけて僕は 苦笑い

道化師を演じる僕がいた

若かったあの頃

作り笑顔のわびしさに

書きなぐった 歌がある

誰にもゆずれない ものがあるだろう

ちっぽけなプライド 信じる心

届かない思い 歌にして

おどけて僕は 泣き笑い

辿り着けない 遠い道がある

迷っていたあの頃

握りしめた こぶしには

大きな 夢があった

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競争なんかしない

資本主義社会に於いて、経済競争は弱肉強食の様相を呈している。力無き者は淘汰されていく厳しい世界だ。

1991年の3月、一関一高前にガレージを改築した9坪ばかりの学習塾を開設して以来、20年間僕は、毎日花泉の自宅と塾の往復の日々を過ごしてきたが、18キロの通勤の途中で、本当に様々な流転する風景を見てきた。

バブルの崩壊を境に、多くの個人企業が店をたたんでいく中、一関の街の風景も大きく変わった。2度、3度と主が代わり、最終的に物件そのものが壊されさら地になった地所も多い。

一時期、国道沿いに乱立したコンビニエンスストアも今は大手グループの店だけが残り、廃業に追い込まれた店舗は、クリーニング店になったり、DVDショップになったり、宗教団体の事務所になったりと、様々な方向性を模索している。

我々の塾業界もよくコンビニエンスストアに例えられる。開設になんら法規制がなく、10畳ほどのスペースと何がしかの教科を教えられる先生が一人いれば成り立つ商売だ。

コンビニエンスストアの世界では、セブンイレブンやファミマやローソンなどが、個人商店の食料店や雑貨店を凌駕したように、我々の業界もテレビCM等でおなじみのフランチャイズ塾が、地方の個人塾を駆逐してきた。

じゃ地方の個人商店が全て崩壊したのかと言えば、決してそんなことはない。団子屋さんやそば屋さんなど、20坪ほどの敷地のお店で年間一億円以上の売上をあげているお店が、市内にも幾つかある。日本の伝統的味、食文化を引き継いでいる店は、集客力が衰えていない。

塾も同じではないかと考えている。江戸時代から受け継がれてきた寺子屋の伝統的教育文化を忘れない精神性があれば、個人塾が十分大手塾と共存共栄する術はあるはずだ。

塾を、お金を稼ぐ単なるビジネスと考える大手塾のスタンスを真似て、拡大路線を踏襲した個人塾のほとんどが、ここ20年間に消えていった。裸電球の下、数人の近所の子供たちを教えることから始めた原点を忘れてしまった塾人は、競争社会の中で失速してしまう。

都市部の塾経営者をまね、ベンツやBMWに乗り、ゴルフを始めたバブル当時の塾人の姿は今はない。塾どころか家族が離散してしまい、借金のため消息を絶った者までいる。まさに盛者必衰のことわりである。

いくら不況でも奢ること無く、堅実にそして誠実に他人をいたわり、そして自分を大切にするならば、仕事は自分を裏切らないだろうと思う。

たいした学歴もなく、貯金もなく、髪もない(・・余計か)僕が、細々ながらも塾人をやってこれたのは、自分で言うのもおこがましいが、質素倹約の精神と、大手と決して同じ土俵に上がらない、逃げまくりの勇気だったような気がする。

故に僕はこれからもとことん逃げまくりたいと考えている。競争なんかしない。

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2010年9月 6日 (月)

生かされることに感謝して

この世は多くの奇跡で満ちみちている。どんな素晴らしい脚本家でさえも、書けない人生がそれぞれにある。

一見平凡に見える毎日だけれども、瞬間瞬間に生かされている愛がある。

退屈そうにあくびをするその時でさえ、時間は満ちみちている。僕ら人間が、どれほどの悠久の時の流れの中で、旅を続けてきたか。その計り知れないエネルギーと繰り返しのドラマに目眩がする。

多くの人達が気づいているが、僕らはひとりじゃない。DNAの螺旋のごとく、幾数万、幾数億のつむいだ糸が、結び合っている。その糸を手繰り寄せ僕らは、夫婦になり家族になり、そしてまた同胞の中に帰って行く。

僕らの学んだ芸術や文学やスポーツや語学、そして科学は、なくなること無く、血脈を通じ、魂を通じ、受け継がれていく。

だから、今僕らは生かされている。

教育をないがしろにしてはいけない。高いお金を出さなくとも、立派な施設が無くとも、本を広げられるスペースと、心配なく安らげる場所があればいい。

今学校は、残念ながらその安らげる場所ではなくなってきている。試験の順位や偏差値ばかりが注目される場所に、真の学びの喜びはない。

ひょとすると塾もそうじゃないだろうか。

楽しいから塾に来ている。その言葉が聞けるうちは、僕は何歳までも塾を続けるつもりだ。それまで生かされることに感謝して。

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9月の風

今日は午前中の授業がないので、朝の早いうちに、3日前から家内に頼まれていた押入れの床の張替えをし、その後は田んぼで農作業に汗を流した。稲刈機械のバインダーのキャブが詰まっているので、農機具屋さんに持っていった。

バインダーを機械屋さんに持って行きながら、軽トラックは必需品だと実感したのだが、普通乗用車も乗りたいな~と思うかねごんである。

機械の修理代もかかるし、軽トラックの車検もくるし、今年の春は塾生の集まりが厳しかったし、やはりエアコンなしカーステなしの通勤がもうしばらく続きそうである。

と・・・・ここまで書いてきた僕のブログをチラ見した家内が、「お父さんの貧乏話もう読んでいる人飽きたんじゃない」と貴重なご意見を言って頂いた。う~そうかも知れない。

ということで、話題をがらっと変えて、まだまだ暑いが一応9月なので、9月らしい爽やかな曲を紹介しよう。松岡直也で『9月の風』

早く涼しい風が吹いてきて欲しいそんな今日この頃です。

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2010年9月 5日 (日)

稲刈りが始まった

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夕暮れの撮影なのでボヤケてしまったが、今年も稲刈りが始まった。午前中は中学校の卓球の指導だったので、昼食を食べてから始めようと思ったのだが、外は35度。稲刈り作業をやる気温じゃない。

夕方に次男に手伝ってもらって、自宅前の一枚を刈り終えた。この天日干しを、僕の地域ではほんにょと呼ぶ。80件ある地域の農家でも、僕の家を含めて3,4件だけになってしまった。体力と手間がかかる。故にみんなコンバインの機械刈りになった。

よ~く写真を見てもらうと分かるのだが、田植えの跡がくねくね曲がっている。なかなか風情があっていいと思うのだがいかがだろうか。

このお米は、自宅でやっている『風と虹の教室』の昼食に食されるお米でもある。農薬は撒かないし、この田圃の水は山から流れ落ちてくる用水路から引いている。6月の末にはこの田圃に蛍が舞う。

今年のお米はどんな味だろう。

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coming out 

人間は死んだら無に帰す。来生や過去生などというまやかしに、大切な人生を翻弄されてはいけない。とお考えの方は、今日は僕の記事をお読みにならないほうがいいかも知れない。

僕は家内と共に、シュタイナー教育をベースにした塾をやっている。夫婦共々魂の存在を信じているし、それをベースにした日常を送っていると言っても過言ではない。

「かねごん先生が精神世界に興味を持ったきっかけは何ですか」という質問を、僕のブログを読まれている方や、保護者の方から尋ねられることが多いのだが、僕の人生を変えたのは父との別れだった。

21年前までは、死後の世界や霊の存在はどちらかと言うと否定派だった。父は僕の息子である孫の顔を見ると、ほっとしたかのように天国に旅立ってしまった。

火葬も終え、通やの晩、長男が真夜中に猛烈に泣き始めた。そのそばにすっと立ち、孫をあやそうとする父の姿があった。衝撃だった。

7年前祖母が亡くなった時も、まさに49日の間、家の廊下を歩く祖母独特の足取りを何度か耳にした。父の死を境に、僕の精神のどこかに天国とこの世を繋ぐスイッチが入った気がする。

これから書く事は、ごく親しい友人にしか話したことがないが、coming out をしたいと思う。僕には今年の春社会人になった息子と、中3になる息子がいるのだが、間に、この世に生を受けることなく天国に戻ってしまった息子がいる。

3年前、家計が苦しくいっさい宣伝もせず、たびたび起こる持病の痛風の発作のために、営業もいまいちやる気が起こらなかった年だったが、不思議と次から次へと中3生が入ってきた。教室が常に一杯だった。

ある日僕は一人教室で、今年はどうしてこんなに中3生が入って来るんだろうとつぶやいていた。その時突然『僕のソウルメイト達だよ』という声が僕の胸に飛び込んできた。

その時まで、僕は天国に行ってしまった彼の存在を全く忘却してしまっていた。1時間近く僕は号泣した。涙が止まらなかった。経営に苦しむ僕を、天国にいる彼が助けてくれたのだろうと思う。

今僕の周りには、霊性を尊ぶ知人や友人が増えている。経済や教育が抱える問題を、人間の魂の尊厳なくしては、解決することが出来ないと口を揃えて言う。

新しい霊性の時代を多くの人達が希求している。

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2010年9月 4日 (土)

引きつけの法則

僕の行動哲学と言っちゃ大げさかも知れないが、『人は思う自分になる』という考えが心の根底にある。この思考のバックボーンは高校時代に培ったものだ。

たまたま手にした倫理社会の参考書を片手に、哲学の入門書を読み進めていくうちに、ヘーゲルやエマーソンの本に出会った。そこで僕は、人間はいたって単純な行動原理に突き動かされる生き物であること、思考が現実を創りだす原動力であることを学んだ。

バイクと音楽に夢中になっていた僕の高校生活が、一変したきっかけでもあった。

イギリスの産業革命以後、フランス革命やアメリカの独立宣言などで、人間の人権というものがクローズアップされた。当時の人々が生きる権利や民主的な政治を願った背景には、やはり時代そのものの大きなムーブメントがあったのだろうと思う。

世界を突き動かしているのは、間違いなく地球上に住む者たちの想いだと僕は思う。蒸気機関を作り出したのも、電気を利用出来るようになったのも、それを必要とする人々の想いが結実した結果だと思う。

直立歩行を始めた人類の祖先が、石斧を手にしてから気の遠くなるような年月が過ぎてきた。進化の流れは人間の意識によるものだとすれば、ここ200年、100年の世界の動きは、地球の歴史の中でも類を見ない思想的爆発なのだろうと思う。

人生は『考えること』『行動すること』の二つで出来ていると言ったのは、ユダヤ人富豪のゲラー氏だ。つまり僕らは今まで考えてきたこと、そしてそれによって行動したことの結果として、今ここに存在していると言っても過言ではない。

僕らが人生の創造主であるならば、人生には良いことも悪いことも全くない。あるとしたらそのタイミングだけである。

チャンスは何度もやって来る。幾つになっても諦めてはいけない。自分に言い聞かせている言葉でもある。

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2010年9月 3日 (金)

お金の話

今日お金の話の本を読んだ。

多くの人達がお金を欲しいと思っているのに、なぜお金がやってこないのか、お金に恵まれないのかが書いてあった。

お金が汚いもの、お金がないと辛いものというイメージを子どもの頃から植え付けられると、お金を愛することが出来ないのだという。なるほど・・・・・。

お金のことで険悪なムードになる夫婦。それを見ている子ども。そんな日常の光景が、お金を遠ざける。

お金がないと困るな、なんて考えるとお金はやってこないと書かれていた。つまり不安がよくない。お金に愛される人間とは、心からお金を愛する人。お金持ちを見て羨ましがる人間はお金持ちになれないらしい。

どうして今日はこんな話題をするかというと、実は僕の軽トラックの車検が近づいてきている。22年目の車検をやるかどうか迷っている。

電話帳ぐらいの厚さの車情報誌を買ってきた。改めて思うのだけれども車は安くない。中古車でもいいなと思うと50万はする。僕には買えない。

今日もとても暑かった。午前中高校の授業を終え、塾に戻り2時間30分を費やし、2クラス分の定期テストを完成さ、また高校に戻り担当の先生に提出してきた。その間に昼飯をかっ込んだ。

塾に帰ってきて2時半から夜9時半まで休みなしの指導をやる。その間10本の電話が入ってきた。今日もお陰さまで忙しかった。

そう言えば、朝家を出掛けに母が、いつ稲刈りをするんだと尋ねてきた。今度の日曜日午前中の卓球の指導が終わったら、午後から今年最初の稲刈りをやろうと思う。

こんなに一生懸命働いているのに、車の一台も買えない僕はいったい何をやっているのだろう。などと思いながら前述の本を読んでいたら、そういう思考がいけないらしい。

今夜僕がヘトヘトになって帰宅すると、息子も仕事から帰ってきたばかりでダウンしていた。一ヶ月の残業が50時間近くになっている。不況の中、忙しいのは何よりだが僕同様、疲れ気味のようだ。

こんな時はしゅうちゃん先生のところへ行って整体を受けるのが何よりなのだが、しばらく時間が取れそうもない。自力でがんばるか・・・・。

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教材を武器に生徒の獲得を狙う塾の時代は終った

中学校の授業に使われるテスト問題やワークや、塾用に出版されている教材の多いこと。学校や塾に送られてくるサンプル教材の量を目の前にすると、クラクラしてくる。

教材出版社によっては、こちらから欲しいページだけを指定すると、塾名を入れたオリジナル教材を作成してくれるところが増えてきた。はっきり言ってかつてのように、教材を武器に生徒の獲得を狙う塾の時代は終った。

20年前勤めていた塾では、夏期講習や冬期講習用のテキストを不眠不休で打ち込んで作った記憶がある。当時は今のように塾用の教材屋さんも多くなかったし、教材そのものがとても高価だった。

一応世の中には著作権というのがあって、ワーク類を勝手にコピー出来ないことになっているのだが、中学校や高校で渡さられる宿題プリントは、そのほとんどが市販されている教材のコピーそのまんまである。

教材元が、どこの学校にもクレームや訴えを行わないところを見ると、暗黙の了解なのだろうと思う。

僕の塾も夏期講習や冬期講習のテキストは、教材屋さんに発注している。岩手県のレベルに合ったものを厳選しているつもりだが、目の付け所が同じなのか、市内の大手塾と教材がかぶってしまうこともしばしばである。

パンフレとを見ると電子教材も盛んである。PCウエーブを通じて学習するシステムが全国津々浦々浸透し始めている。がしかし、僕のところは昔ながらの寺子屋である。PCシステムを導入する予定もないし、するつもりもない。

今の入試テストが、パソコンによるものになったならば考えないわけでもないが、その頃は僕の存在自身がこの地球から姿を消していると思う(・・笑い)。

僕のブログを読んでくださっている営業マンの方が、僕の教室を見回して?を投げかけてくる。「かねごん先生の所は、PCを置いてないんですね。先生はブログをどこで打っているんですか」

僕はPC処理は自宅でしかやらない。塾でもそして高校でも、PCどころかケータイも持ち歩かない。四六時中、電子メディアに頼る生活だけは僕はしたくない。それだけの理由である。

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2010年9月 2日 (木)

息子のことなのだが・・・

昨年ブログに家内や息子の写真を載せてからというもの、僕のブログの検閲が家庭内で厳しくなった。イエローカードやレッドカードを出されることも度々である。

この記事もひょっとしたなら検閲にひっかかるかも知れないが、したためてみよう。

実は下の息子のことなのだが、僕の30年近くに及ぶ指導理念が、息子によってことごとく覆されてしまっている。

学問の土台にあるものは国語力だという信念が僕にはある。故に幼児期の本の読み聞かせやストリーテーリングは、なによりも大切なものだと、事あるごとにいろんなところで力説してきた。そして我が息子たちにもそれを実践してきたつもりである。

がしかしである。国語力と語学力がリンクしない例を、僕はとても身近なところで経験させられている。それが我が息子である。

彼は今年受験生である。がしかし彼が勉強する姿は稀人で、部屋で音楽を聴きながら読書に講じている。昨年も書いたが、僕が40歳くらいまでにチマチマ読んできた村上春樹の作品などは、息子は中2くらいで全て読み終えている。

県下一斉の実力テストでは、国語だけは学年で上位なのだが、残念ながら英語は彼の下にほとんどいない。父親である僕はクラクラしてしまう。

中1の頃から、いつかはやるだろう、いつかは頑張るだろうと耐え忍んできたが、その忍耐も限界に近づいてきた。7月からとうとう塾通いをさせている。父親の塾に通うのは彼のプライドが許さないだろうけれど、仕方がない。

「きっと私に似たのよね」と家内は言うのだが、間違いなく僕のDNAが半分は入っている。良くも悪くも共同責任である。

本音を言うと、僕はどこの高校でもいいと思っている。ただ、どこの高校に行くにしても、英語がこのままではいいはずがない。英語をやりたくない理由は多々あるだろうが、なんとか光を見い出して欲しいと思う。

僕に似て暗記力もIQも残念ながら人並みに持ち得て無いだろうけれど、なんとか根性で乗り切ってもらいたい。

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ケータイ文化が若者たちの意識を変容させた

かつて僕らの同級生にもいたし、今の高校生にも多いと思うのだが、髪を染めたり顔をいじったり、勝手に制服を仕立て直したりなど、オリジナリティの追求のあまり学校をやめていく若者がいる。

周りから見れば、なんでそんなことでと思うだろうが、彼らに於いては、自分のポリシーを通すことのほうが、学校を続けることより大切らしい。校則というものは破るためにあるなどと豪語している生徒を見ていると、ポリシーなどというよりも、駄々をこねている幼児にしか見えない。

学校の校門を出た瞬間に、顔のあちこちにピアスを付けるものがいる。駅のトイレで着替えをし、別人28号に変身してお兄さん方の車に乗っていく女子生徒がいる。

自分が勤めている高校の生徒ならば、こわおもての顔をして近づいて行き注意をするのだが、よその街で出会う光景だったりすると傍観するしかないわけだけれど、自由奔放なその姿にいろいろ考えさせられることは多い。

今まで何度も何度も書いてきたが、ケータイ文化が若者たちの意識を変容させた。文明の進歩に精神性が追いついていかないことを、露呈させている象徴的な道具だと思う。

学校に行かなくとも、彼ら彼女たちはメール一本でいろんな人達と繋がっていく。自分たちが異質な存在ではないことを確かめ合い、認め合う。

しかしそこにあることが欠落していることを彼らは気づかない。親の痛みだ。彼らは親から独立しているわけではなく、親に甘え、そして親を無視する。

そんな彼らが将来結婚をし、子どもと接していく際に、今彼らが経験している希薄さを埋めることが出来るのだろうか。

我が家もそうだが、親子の対話が少なくなってきている。テレビもパソコンも、ケータイもない時代に戻れるはずもないのだが、せめてお互いに痛みを分かち合える家族でありたい。

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2010年9月 1日 (水)

人生のテーマ

先日とあるご夫婦に、勉強の出来る出来ないはどこで決まるのでしょうか、という質問を頂いた。職業柄よく尋ねられる質問ではある。

僕は三つの要因があると思っている。一つは暗記力。二つ目は知能。三つ目は根性だ。

暗記力は親のDNAの影響が一番大きい気がするが、暗記力だけで泳ぎきれるほど社会は甘くない。知能は生まれてから小学校に上がるまでの家庭環境に多くが左右される。失礼だが、親が酒飲みでだらしなくとも知能の高い生徒はいる。

祖父母がしっかりしていたり、預けられた保育所の保母さんが優秀な方だったりすると、知能は鍛えられる。人間関係を上手に構築したり、シンボリックな人生の情報を読み取る能力に欠かせないものだ。

そして三つ目の根性だが、これが高校生頃までの学習能力に一番影響を与えるものだと考えている。

少々の暗記力や知能の高さを凌駕するのが、根性だと僕は信じている。人が3回書いて覚えるところを10回20回書き続ける意志。見たいテレビを我慢して勉強し続ける意志。どんな状況にさいしても、自分を信じ続ける意志。まさに根性なくして出来るものではない。

知能や暗記力のような先天的な能力だけで世の中が渡りきれるなら、僕らのような仕事は必要ない。遅咲きの生徒をなんとか目標のゴールに導くのが、僕ら塾教師の使命だと思っている。

頭がいい人間は確かにいるが、人生に於いて魅力的な人間は、自分の能力を最後まで伸ばそうとして頑張り続ける人間だと僕は思う。

“There  is  a  will, there  is  a  way !"だから僕はこの言葉を人生のテーマとして大切にしているのだ。

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相思相愛の時代

昨日高校の授業を終えた僕は、塾に立ち寄りエアコンのスイッチを入れ、教室が冷えるまでの間、添削のプリントを抱え冷房がバリバリのマックに逃げ込んだ。コカコーラのLサイズをたのみ、1時間半ほどギンギンに涼しい中でほぼ3日分の添削を終わらせた。

赤ペンをテーブルに置きふと店内を見渡すと、面識はないが市内の同業者の先生が二人ほど、パソコンを持ち込みなにやら必死に打ち込んでいた。むむ・・・考えることは同じだなと思いつつ、僕はマックを後にした。

今日から9月である。高校の定期テストが迫ってきた。僕も担当クラスの問題を作らねばならない。学校の先生方はほぼ全員がパソコンの打ち込みで問題を作成している。僕はと言えば、コピー機を使っての編集作成である。などと言えば聞こえはいいが、3割は打ち込み、7割は切り貼りで作っている。

僕のPCは一応最新のセブンなのだが、実は英文と日本文をミックスするさいに、最新過ぎて僕のイメージする画像がなかなか出来上がらないのである。したがって切り貼りという二度手間が生じる。早い話が使い切れていないのである。

振り返ってみれば、大学時代はワープロもパソコンも僕の身辺には存在せず、英文は完全手動式のタイプライターだった。指が腱鞘炎になるんじゃないかと思うくらい力を必要とした。

初めてワープロを買ったのは26歳の時だった。ひらがなが自動変換される魔術に度肝を抜かれた。それ以来15年弱ワープロとの相思相愛の時代が続いた。

9年前我が家にパソコンがやってきて以来、僕は悩みの日々が続くことになる。頭が時代の進化に追いついて行かないのである。パソコンがあるにもかかわらず、塾の会報を手書きでしたためるアナログ人間に退化して行った。

あの相思相愛だったワープロは天寿をまっとうし、否応なくパソコンとの新たな恋に目覚めなければならなくなった。こうやって毎日ブログを書いているが、この技量が僕の限界である。セブンがさらなる進化をする頃、僕はまた手書きの爺さんになっているかも知れない。

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