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2010年9月 5日 (日)

coming out 

人間は死んだら無に帰す。来生や過去生などというまやかしに、大切な人生を翻弄されてはいけない。とお考えの方は、今日は僕の記事をお読みにならないほうがいいかも知れない。

僕は家内と共に、シュタイナー教育をベースにした塾をやっている。夫婦共々魂の存在を信じているし、それをベースにした日常を送っていると言っても過言ではない。

「かねごん先生が精神世界に興味を持ったきっかけは何ですか」という質問を、僕のブログを読まれている方や、保護者の方から尋ねられることが多いのだが、僕の人生を変えたのは父との別れだった。

21年前までは、死後の世界や霊の存在はどちらかと言うと否定派だった。父は僕の息子である孫の顔を見ると、ほっとしたかのように天国に旅立ってしまった。

火葬も終え、通やの晩、長男が真夜中に猛烈に泣き始めた。そのそばにすっと立ち、孫をあやそうとする父の姿があった。衝撃だった。

7年前祖母が亡くなった時も、まさに49日の間、家の廊下を歩く祖母独特の足取りを何度か耳にした。父の死を境に、僕の精神のどこかに天国とこの世を繋ぐスイッチが入った気がする。

これから書く事は、ごく親しい友人にしか話したことがないが、coming out をしたいと思う。僕には今年の春社会人になった息子と、中3になる息子がいるのだが、間に、この世に生を受けることなく天国に戻ってしまった息子がいる。

3年前、家計が苦しくいっさい宣伝もせず、たびたび起こる持病の痛風の発作のために、営業もいまいちやる気が起こらなかった年だったが、不思議と次から次へと中3生が入ってきた。教室が常に一杯だった。

ある日僕は一人教室で、今年はどうしてこんなに中3生が入って来るんだろうとつぶやいていた。その時突然『僕のソウルメイト達だよ』という声が僕の胸に飛び込んできた。

その時まで、僕は天国に行ってしまった彼の存在を全く忘却してしまっていた。1時間近く僕は号泣した。涙が止まらなかった。経営に苦しむ僕を、天国にいる彼が助けてくれたのだろうと思う。

今僕の周りには、霊性を尊ぶ知人や友人が増えている。経済や教育が抱える問題を、人間の魂の尊厳なくしては、解決することが出来ないと口を揃えて言う。

新しい霊性の時代を多くの人達が希求している。

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コメント

こんにちは、学び舎です。
今日の記事には考えさせられました。

私のところは、新年度の始まりこそいつもより少し在籍が多く、楽ができるかなと思っていたのですが、その後伸びがなくヒイヒイ言っておりますが、やはり入ってくる生徒は何かの「縁」があって来るのだろうと思っています。

入ってこないときにはそれなりに自分の行動や振る舞いを反省しなければならないときが多かったりします。感謝の気持ちを忘れずにいなければとつくづく思います。

(かねごん)
小林先生コメントを頂きありがとうございます。
最近僕のブログのカテゴリーが、塾教育ではなく貧乏話とスピリチュアルの分野に帰結しつつあります(・・笑い)。
それにしても暑いです。今日から稲刈りを始めたのですが、日中は35度、さすがに観念し、夕方ちょっとだけやってやめました。
今度遊びに行きますね。つもる話がいっぱいあります。

私にはその世界を感じる力はありませんが、
祖母や叔母にはそれがあるらしく、
小さい頃から色々な話を聞かせてもらいました。
その一部を手記にしたものを預かったので、
私がPCに入力しデーターとして残してあります。
(いつの日か公開しますが、それこそ教育ブログでは なくなってしまいますね。)
両親が他界した時、毎晩遊びに来ていると
言っていました。

「何だ俺のところにはいないのか。」
とちょっと寂しく思ったことがあります。
息子のところにはちっとも来ないで、
祖母のところへ行くその行動も、
ウチの親ならやりかねないと今となっては
苦笑いですけど。

ですから、自分の身のまわりに起きた
これまでのエピソードも、偶然ではなく
そういう私には見えない力によって
起こるべくして起きていると考えて
います。それぞれに何か意味がある
に違いありません。

(かねごん)
美川先生コメントを頂きありがとうございます。
見えない力は僕も感じます。今年は特にそうですね。見えない虹のタペストリーによって魂の糸が紡がれている感じがします。
日々の出会いが、ものすごいスピードで加速している気がします。
美川先生や上野先生との出会いの意味が、きっとわかる時期が来るはずです。ソウルメイトですものね。

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