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2010年8月14日 (土)

先生と呼ばれる人間は、哲学を持たなければならない

資本主義社会が競争社会だとしたならば、僕はあまり良い社会だとは思わない。

僕がこのブログで何度も主張してきたことなのだが、人間の能力は平等じゃない。弱者や能力の劣る人間がいるという事実を隠蔽して、頑張れば必ず報われるという言葉を発し続けたならば、夢敗れる若者はあまりにも多すぎる。

勉強が出来ないのが悪いのではなく、自分の能力を開花させようと努力しないことが悪いという意見が多く聞かれる。しかし自分の能力がどこに向いているのか、何に適しているのかを客観的に見い出すことは実はとても困難なことだ。

現在のグローバルな世界は、様々なチャンスを人々に与えている。しかし民族や宗教や経済力の壁がなくなったわけではない。

同じ時間の労働に対して、職業によって給料がなぜこんなに違うのか。大学を終えた人間と高卒の人間の給料の違いは、何を基準にしているのか。一見単純な疑問に思えるかも知れないが、根っこの部分には多くの問題を抱えている。

企業に利益をもたらす人材になるべく、我々は勉強してきたわけではないはずだ。僕らのような職業人が、子どもたちに教えていかなければならないことは、幸福とは何かを自分たちの価値観で見出せる日常を送れる知性だと思う。

だから先生と呼ばれる人間は、哲学を持たなければならない。

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