老後が安心して送れない日本
民主党の代表選が、毎日メディアで大きく取り上げられている。菅直人総裁に対抗して小沢一郎氏が出馬するのかしないのか、それぞれの憶測が飛び交っている。
小沢氏の地元であるここ岩手県南地域では、今まで面と向かって小沢批判をする人間はいなかった。特に土木建築関連の仕事をしている者にとって、反小沢であることは、イコール業界からの撤廃を余儀なくされてきたと言っても過言ではない。
メディアがこぞって批判をするようになって、地元でもくすぶっていた火種が発火しだした感がある。
金脈と人脈を利用し、田中角栄を師と仰ぎ、政界に君臨してきた男である。自民党から民主党へと彼の所属する政党こそ変わったが、彼の思想に大きな変化が起きたとは思えない。
かつて日本のチベットと言われた岩手は、今では山中を無数の道路が走っている。中にはタヌキやキツネしか通らないだろうと思われるスーパー林道まで整備された。
水資源が豊富であるはずの地に、いくつものダム湖が作られた。山中を走っていて、この大量の水は何に使うのだろうかと、首をかしげたくなるものも多い。
一方で、老人人口が増え続けているにもかかわらず、公共の老人ホームへの入居は、どこも1年、2年待ちである。不自由な身体で、自分で食事も満足に作れない一人暮らしの老人が、姥捨て山のごとく社会に見捨てられている。
お金が流れやすいおいしいところだけを優先させ、政治家の利益にならないものは後回し。僕はそんな気がしてならない。
老後が安心して送れない日本。残念ながらそんなキャッチフレーズが浮かんでくる。
現在、日本人の30代、40代の3割弱の方々が伴侶がいない。彼ら彼女らが老人になるのは、100年、200年先の話などではない。あっという間に老後がやって来る。
税金が効果的に、そして人道的に使われて行くためにも、僕らは政治に参加し、政治にモノ言わなければならない。
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