読書は人生に於ける運命衰退の最大の防御である
昨夜中3の女子が、「かねごん先生、同じテキストで同じくらい勉強するのに、なぜこんなにも差がつくんでしょう」と切実な質問をしてきた。
家庭学習の時間も同じ、やっている教材も同じなのに、友達は学年4番。自分は40番ということらしいのだが、多くの生徒が直面する問題ではある。
こういう時に常に話題にあがるのが、DNAつまりは親からの遺伝子の問題だ。そこに逃げこむのは簡単であるが、逃げこんでばかりもいられない。
塾教師を長い間やってきて気づくことではあるが、勉強が出来る理由は様々だ。しかし、出来ない理由はいたって簡単である。集中力のなさである。
学年でドンジリにいる生徒は、まず人の話を5分以上聞けない。意識が別の所に飛んで行く。意識どころか視線も体の方向も教師とは別の所にさまよい出す。文字を追っている時もそうである。
人が大切なことを話しているのに、かってにしゃべりだすし、その話題があっちこっちに飛ぶ。そしてここが一番重要な所だが、本を読む習慣がない。
集中力をつけるのに一番いい薬は読書だ。中学生や高校生になって、漫画やアイドル雑誌、エロ本だけではいけない。
おのずといろんな本を読めば、他人の人生観も見えてくる。生きていく指針も構築されるだろう。読書は人生に於ける運命衰退の最大の防御である。
かねごんのデビュー作 『僕の夢』
かねごんの受験応援ソング 『エール』
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