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2010年8月

2010年8月31日 (火)

愛する栗駒山

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一関の街から展望する栗駒山である。僕はいつもこの山と一緒に人生を過ごしてきた。

小さい頃から毎日毎日仰ぎみては、元気をもらいそして心を癒されてきた。

夕日が落ちるその光景に涙したこともある。怒りをかみしめ、栗駒山を眺めてコブシを握りしめたこともある。

東京に住んでいた頃、電車の窓から栗駒山が見えてくると、故郷に帰ってきた安心感と懐かしさでほっとしたものだ。

岩手に戻り、この山を見るたびに聴いていた曲があった。

スタン・ゲッツのメロウなこのサウンドを聴きながら、栗駒山に沈む夕日を部屋の窓から眺めていた。今年の秋はこの曲のような軽いリズムで行ってみたい。

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かねごんのデビュー作   『僕の夢』

かねごんの受験応援ソング  『エール』  

かねごんの異色ブルース『かぶとむし』

【動画プロデュースby とよ爺先生

暑さのせいではないだろうけれど・・・

暑さで体力が奪われるせいだろうか、昼食をとった後に猛烈な睡魔に襲われる。

教室で辞書を枕に20分ほど意識が遠のく。昼寝では滅多に夢を見ることがないのだが、最近はいろんな夢を見ている気がする。夢自身を思い出すことがないのだが、日常の中の瞬間で、デジャヴを経験することが多くなった。

この場面は夢で見た、というやつである。さりげない塾生との会話だったり、瞬間の光景だったりする。

あとここ3年ほど頻繁に起きることなのだが、塾生を指導していて、過去の風景が脈絡もなくよみがえることが多くなった。二次方程式の解の公式を教えていて、小さい頃通ったかき氷屋さんの店の光景が浮かんできたり、理科の電磁誘導を解説していて、正月の初詣の光景がよぎったりする。

年を取ったと言っても、まだ50そこそこ、ボケる年でもなさそうなので、幻覚を見ているわけではないだろうと思うのだが、僕の脳のシナプスに何か異変でも起きているのだろうか。

実は3年前から毎日このブログを書くようになって、書くネタがなくなると過去との自分と対話をすることが多くなった。日記を付けていたわけでもないのに、昔のちょっとした友人との会話や故人との会話が鮮明に蘇ってくる。不思議な感覚である。

不思議と言えば、僕の友人にスプーンが曲がったとか、UFOに乗ってきたなどと話す方が増えている。決してふざけているのではなく、至って真剣な表情である。宇宙人かねごんを自称している僕なので、カミングアウトをしてくれるのだと思うが、さすがの僕もたじろぐことがしばしばである。

ところで、僕の家内は小さい頃、スプーンが曲がったことがあるらしい。そればかりでは夕暮れ時の山際に、UFOの姿を見たとのたもうていた。来週辺り、UFOに乗ってきたなんて言わなければいいのだが・・・(笑い)。

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かねごんのデビュー作   『僕の夢』

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2010年8月30日 (月)

ありがとう

風が吹いている ありがとう

鳥がさえずっている ありがとう

水が湧き出ている ありがとう

空に雲がたなびいている ありがとう

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日差しが照りつける道がある

木漏れ日がやさしい道がある

歩いてきた道に ありがとう

人が人であるためには 多くの祈りと

多くのありがとうがあった。

8月は暑かったな

でも暑さにありがとう。

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私塾は江戸時代からの寺子屋を引き継ぐ伝統産業

私が塾をやり始めた頃は、世の中の人が塾を職業とは認めてくれない時期だった。
夜中まで外出をして、朝寝坊して、昼過ぎに出ていく者を社会は堅気の人間とは見てくれなかった。同級生にも、「アホな親たちを騙して、お前は食っている」と酷評をされたこともあった。
ゆえに純粋にこの仕事に励んでいる若者たちを見ると、私は少しでもこの業界の社会的な認知をあげていかなければならないと考えている。
そうプロとは何たるかをはっきりさせて、脱サラのような好奇心でこの仕事を始めても、それなりにきっちり努力しなければ、成り立っていかないような業界にしたい。

私はこの業界にもきちんとプロの道があると考えている。
なぜなら私は塾業界を新しい業界ではなく、江戸時代から続く伝統産業という捉え方もしているからだ。
なぜそういう風に思うようになったかと言えば、昔の文献や資料を学んでみると、私たちの日常と大いに共通する部分があるからだ。

上の文は、僕のブログの師匠であり敬愛するとよ爺先生の記事である。先生が塾という僕らの業界をどう捉え、どう考えているかが心にビンビン響いてくる文章だ。

僕も塾教師を始めた30年前頃は、親戚や知人に、「いつ学校の先生になるんだ」 「真剣に就職のことを考えているのか」などなど、手厳しい言葉を頂いた。

塾を始めて5年ぐらいは、家の近隣の方々は、僕が失業して家でぶらぶらしていると思ったらしく、午前中犬の散歩などをしていると、「仕事がないご時世だから大変ですよね」などとお声をかけて頂いた(笑い・・)。嫁とこどもがいるいい大人が、昼日中のんびり散歩をしている光景は、岩手のような山村では、かなり異質だったろうと思う。

とよ爺先生が指摘しているように、僕も私塾は江戸時代からの寺子屋を引き継ぐ伝統産業だと考えている。寺子屋の延長に学校教育があるのではなく、我々の塾産業があるのだと思っている。

権力に媚びることなく、ひょうひょうと我が道を行く、先人の教え人たちの意志と、学問を愛する姿勢を、僕ら塾人は後輩達に伝えていく義務がある。

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2010年8月29日 (日)

誰かと繋がっていたいという焦燥感

昼ご飯を食べに、塾の近くのそば屋さんに入る。見慣れたけれども異様な光景が目に飛び込んでくる。

ほとんどの方が、ケータイを片手にそばを食べている。メールを見ているのだろうか、インターネットを見ているのだろうか、まるでケータイと丼がセットになっているようだ。

ご飯を味わっているのかいないのか、視線を丼にやること無く、口をパクパクしている光景は、言っちゃ悪いが、何か文明の頽廃さを感じる。

高校生の下校風景もそうだ。ケータイを片手にうつむいたまま、塾の横を多くの高校生が通り過ぎていく。

その光景に感じる僕の違和感はなんだろうか。人間関係の喪失だろうか。孤独の蔓延だろうか。常に誰かと繋がっていたいという焦燥感は、僕の感覚からはとても異質に思えるのだ。

引きこもりの9割の若者は、インターネットの世界に逃げ込んでいるという。バーチャルな世界に、彼ら彼女らは一体何を夢見、何を求めているのだろうか。

真夜中の静寂のなかで、ブーンと唸る電子音とエアコンの音、タイピングを続ける彼らは、庭で鳴く鈴虫の声も、季節が運んでくる風のささやきも聞こえてはいないのかも知れない。

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情報がめまぐるしく飛び交う社会で、大切な感情を現代人は喪失してしまっている。それは魂のふれあいだ。見上げる空に輝く星や、流れる雲のたなびき、木々を揺らす風の中に、祖先の息吹を感じる情感が、失われているんじゃないだろうか。

ケータイの画面から、古代の息吹や、自然が醸しだす一種の言霊を感じることは出来ない。

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2010年8月28日 (土)

僕の年収は15万円だった

夏休みに出される中学生の作文課題の中で、『税金』というテーマがある。コンクールに出すものらしいのだが、僕も税金には考えさせられることが少なからず多い。

このブログで貧乏話をすると、このブログの検閲官である女房に(笑い)、そんな話をするとずっと貧乏神が居座るからやめなさいと叱られるのだが、今日も貧乏話になりそうだ。

6年前のことだが、教室を建て替えることになり、仮教室への移転や教室の備品、照明器具、空調等、ずいぶんお金がかかった。時期を同じくして、母が癌のため入院したため、医療費等を含め経済状態は火の車だった。

その年諸経費を差し引いた僕の年収は15万円だった。月収ではない、年収がである。

ほとんどの蓄えを切り崩した感じだった。そしてその年の税額に僕は驚いた。わずか15万円の年収に対して、固定資産税、健康保険税、それに税金ではないが、女房と僕の国民年金の支払いを含むと、60万円ほどのお金が徴収された。

所得税や市民税は0円だったが、それ以外の徴収は容赦なくやって来る。生活保護申請をしない限り、低所得者に対する国の支援はほとんどない。国は、国民から絞れるだけお金を絞りとるということを、その時こそ実感したことはない。

笑い話になるが、年収15万円の年は、しょっちゅう山に出かけては山菜を採ってきて食べていた。息子たちにはまた山菜かという顔をされたが、動じる僕ではない。気持ちは完全に縄文人である。

結婚してから、夫婦で国民年金を今までに700万円ほど支払ってきた。僕ら夫婦が年をとり働けなくなった時、この国は僕らの生活を支援してくれるのだろうか。

自習室で子どもたちが税金の作文を書いている姿を見て、僕はそんなことを考えていた。

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風にたなびく煙のように

本音という日本語がある。建前の反意語である。

思っていることを相手に言っていいことと言って悪いことがある。その境界線を構築する力が愛だ。それ以上でもそれ以下でもない。愛が最終決定をする。

きざな表現かも知れないが、僕は判断に迷ったときは、僕が愛そのものならばどうするだろうかと自問自答してみる。

自分の利害も、プライドも全て空になったとき、相手の心がスート入ってくる。

僕は坐禅や修験道のような修行を一切やったことはないが、人生に於いて心が空になったことが何度かある。

人を救おうとか、啓蒙しようとか、理解させようとか必死になっているときは、決して無にはなれない。

自然木が自然にそこに存在するがごとく、自分の存在が自然に感じられるとき、風にたなびく煙のように、思考が流れに逆らうことなく漂着する。

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よそ行きの服を身にまとうことが多くなったなと、最近の僕は思う。世の中に迎合することはたやすい事だけれど、たまには自分を曲げないことも大事なのかも知れない。

もうすぐ8月の空が過ぎて行く。今年の秋はどんな実りの秋になるのだろう。

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2010年8月27日 (金)

人生には成功も失敗もない

塾っていうところは言ってみれば夢を売る商売だ。

子どもたちの夢の選択肢を増やしてあげること、そしてその選んだ道に足を踏み込む勇気を与えてやるこ、それが我々の仕事だと思っている。

誰もが不安を抱えている。先の見えない自分の未来に怯えていると言ってもいいかも知れない。でもこの世に生まれてきたからには、前に進むしかない。過去への後戻りは出来ない。

僕は人生には成功も失敗もないと思っている。人が人生を精一杯生きているのを、成功だ失敗だと位置付けることこそ失礼千万な話だ。

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毎年、頭を垂れる稲穂を眺めていると、太陽と大地の恵みに脱帽だ。

僕らがこの地球上に生かされていることそのことが奇跡なのに、余計な煩悩にさらされ、時に自分の進むべき道を見失ってしまう。

暇なときは、暇だと言って嘆き、忙しい時は忙しいと言って嘆く。自分もそうだが、毎日食べるものがあり、寝るところがあり、家族と一緒にいることの喜びを忘れてはならない。

今日がある喜び、明日がやって来る希望に感謝である。

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大丈夫

夏期講習が先日の8月22日に終了したのだが、今日までに,夏期講習を受講してくれた外部生全員より、入塾したいとの連絡を頂いた。感謝申し上げる。

来週より9月に突入する。受験生にとっては、もう折り返し地点はとうに過ぎた。後半戦に突入だ。

今度の日曜日から、一関市内の県立高校の文化祭が始まる。オープンスクールでは味わえない、高校の雰囲気を堪能できると思う。中学生諸君は勉強の励みにもなるかと思うので、志望校に是非足を運んでみてはいかがだろうか。

残暑どころか猛烈な暑さがまだ続いている。健康管理に十分注意をし、受験勉強に頑張ってもらいたい。今日は受験生にこんな曲を贈りたい。

受験生諸君、大丈夫、必ず思いはかなうよ。

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2010年8月26日 (木)

畑の妖精

家内のブログ『風と虹の教室』の写真を拝借した。

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自宅教室に通って来ている子どもたちが、僕の畑(正確に言うと母がやっている)の野菜を収穫しているところなのだが、まるで畑の妖精が、戯れているような光景である。

前回の記事にて、食に関する警告を僕は発したが、安心して食べられる食材を子どもたちと一緒に採って食べる幸福を、子どもたちもそして家内も味わっている。

それにしても『隣のトトロ』を地で行くような我が家の教室である。

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2010年8月25日 (水)

僕は耳を疑った

小さな子ども達、特に身体の基礎が出来上がる小学校の頃の食事はとても大切である。

スーパーやドラックストアーに行って、棚に陳列されている食品と言う名の人工物を眺めて頂きたい。原色のドクドクしい色。賞味期限が製造日から1年も2年ももつような、不思議な食品が所狭しと並んでいる。

俗に言うジャンクフードである。見識者が指摘するように、CMやメディアに踊らされて、人工物ばかりを食べ続けるなら、間違いなく身体は蝕まれ、命は短縮されていく。発癌性の物質が何ら法の規制もなく、食品に塗り込められていく。

数年前、家内の友人を介して、次のような信じられない話を聞いた。名前を聞けば誰でも知っている大手パン製造工場に勤めている若者が、自分がやらされている仕事の怖さに、会社を辞めたのだという。

ラッピングされる前の食パンに、家庭で使われている蝿や蚊を殺す殺虫剤を、シャワーのごとく食パンに散布する仕事をしていたと言うのである。

僕は耳を疑った。失礼だが会社の雇用環境に対する恨みつらみで、捏造した作り話だろうと思った。詳しい事情を探っていくと、どうも本当らしい。その時から、その製造元のパンを僕は買うのをやめた。

もっと怖い話がある。僕の知人に養鶏場に勤めていた知人がいるのだが、彼は毎日インフルエンザのワクチンどころか、ホルモン剤をニワトリに毎日のように与えていたそうだ。それらの卵はもちろん薬漬けである。

僕は現在、自然に飼われているニワトリの卵・地卵しか食べないことにしている。

僕は農家の長男に生れ、農業を見てきたのでわかるが、かつての農業もひどかった。田んぼが白くなるくらい農薬や殺虫剤を撒いていた。僕が中学校の頃は、家の周りから蛍が消え、タニシもドジョウも、オタマジャクシさえも田んぼから消えた。

15年ほど前から、農薬を直接田んぼに散布しなくなった僕の田んぼには、タニシやドジョウやオタマジャクシが復活している。近年では、毎年蛍が家の周りを飛ぶようになった。

食を守るのは、僕ら食を育てる者の義務である。子どもたちに喘息が増えているのも、アトピーが増えているのも、そして日本人の癌が増加しているのも、毎日食している食べ物の、負の連鎖が引き起こしている悲劇だと僕は思っている。

食育を真剣に考えなければならない。

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老後が安心して送れない日本

民主党の代表選が、毎日メディアで大きく取り上げられている。菅直人総裁に対抗して小沢一郎氏が出馬するのかしないのか、それぞれの憶測が飛び交っている。

小沢氏の地元であるここ岩手県南地域では、今まで面と向かって小沢批判をする人間はいなかった。特に土木建築関連の仕事をしている者にとって、反小沢であることは、イコール業界からの撤廃を余儀なくされてきたと言っても過言ではない。

メディアがこぞって批判をするようになって、地元でもくすぶっていた火種が発火しだした感がある。

金脈と人脈を利用し、田中角栄を師と仰ぎ、政界に君臨してきた男である。自民党から民主党へと彼の所属する政党こそ変わったが、彼の思想に大きな変化が起きたとは思えない。

かつて日本のチベットと言われた岩手は、今では山中を無数の道路が走っている。中にはタヌキやキツネしか通らないだろうと思われるスーパー林道まで整備された。

水資源が豊富であるはずの地に、いくつものダム湖が作られた。山中を走っていて、この大量の水は何に使うのだろうかと、首をかしげたくなるものも多い。

一方で、老人人口が増え続けているにもかかわらず、公共の老人ホームへの入居は、どこも1年、2年待ちである。不自由な身体で、自分で食事も満足に作れない一人暮らしの老人が、姥捨て山のごとく社会に見捨てられている。

お金が流れやすいおいしいところだけを優先させ、政治家の利益にならないものは後回し。僕はそんな気がしてならない。

老後が安心して送れない日本。残念ながらそんなキャッチフレーズが浮かんでくる。

現在、日本人の30代、40代の3割弱の方々が伴侶がいない。彼ら彼女らが老人になるのは、100年、200年先の話などではない。あっという間に老後がやって来る。

税金が効果的に、そして人道的に使われて行くためにも、僕らは政治に参加し、政治にモノ言わなければならない。

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2010年8月24日 (火)

人生谷あり、山ありである

今年は3月から6月にかけての塾生の入塾人数が、過去ワースト3に入る記録を更新してしまい、塾経営者としてなんとも不甲斐ない新年度を迎えてしまった。

例年ならば、夏休みに入る頃には中3が30名ほど在籍しているのだが、今年度はわずか13名であった。僕の焦りとは裏腹に、指導を受けている塾生からは懇切丁寧に教えてもらえると、好評ではあった。

実は今回の入塾率の低迷の原因は、完璧に掌握しているのだが、打開策をどのようにするかを僕なりに模索していた。

僕の塾は県立一関一高前にあるのだが、近年僕の塾の周りに4件ほどの塾が移動してきたり、新しく出来たりしている。他の塾からのイジメにあっている感じである(・・笑い)。

いつも教材を発注している出版社の営業の方が、ちょくちょく訪ねてくる。例年のように発注がないので、他所の教材屋さんに鞍替えでもしたのだろうかと心配になって来たようだ。

これこれしかじかで・・・と理由を話すと、「かねごん先生大丈夫ですよ、先生の塾に生徒さんが集まらないようなら他所の塾なんか皆つぶれますよ。もうすぐやって来ますよ」と、さすが百戦錬磨の営業マンだけあって、歯の浮くようなお世辞を言ってくれる。

7月から8月にかけて、ようやく受験生の入会が増えてきた。

今年生徒の出足が遅れた原因は、企業秘密で言えないが、開塾20年目で、また一つ勉強させてもらった。

人生谷あり、山ありである。だから楽しい・・・・。

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2010年8月23日 (月)

1通の手紙が届いた

午前中前回の記事、ソウルメイトに関する記事をアップし終えた時に、自宅のポストに1通の手紙が届いた。岐阜の上野塾の上野義行先生からの手紙だった。

上野先生のお母様が先ごろお亡くなりになった。恥ずかしいながら形式ばかりの弔電を送らせて頂いたのだが、それに対する丁重な心のこもった礼状だった。

文面を読んで驚いた。上野先生の奥様からの手紙だった。今後とも主人のお力になってください、と達筆な文字で綴られていた。お母様の告別式の後、上野先生は夏期講習やら補習などで、多忙なスケジュールなはずである。

奥様が、上野先生に代わって礼状の手紙をしたため、送ってくれたのである。胸がじ~とした。なかなか出来ることではない。塾から帰ってきて手紙を読んだ僕の家内は、「私には出来ないわ」と感慨ひとしおの言葉を漏らしていた。

僕が言うのも何だが、素敵なご夫婦である。

先日、心のこもった全面手書きの暑中見舞いを送ってくれた学心塾のGO先生といい、今日手紙を頂いた岐阜の上野先生といい、僕と誕生日が1年も違わない。同年代の先生方だ。

塾教師という仕事を、お互い生涯の仕事とする生粋の塾人である。生まれた土地も、仕事場も全く別々の50歳になる男たちだ。つい2年前までは全く何の面識もない者どうしが、こうやって心の交流をやっている。まさにソウルメイトではないかと僕は思っている。

それぞれに同じ時代を生きてきた魂の同胞である。同じ時代の空気感を背負い、悩みそして喜び、僕らは生きてきた。高度経済成長の先駆けとなった東京オリンピックで、僕らはテレビと遭遇し、小学校に入った頃には、ウルトラマンの怪獣に夢中になった。

僕らの世代の親は戦争経験者だ。食糧のないつらい時代を生きてきた親の経験は、常に僕らの生活を厳しく律してくれた。その影響は計り知れない。

言わば僕らは、がんこオヤジの最後の世代かも知れない。この年になって新たなソウルメイトに巡り遭えたことに、僕は心より感謝したい。

上野先生、今後ともよろしくお願いしますね。そしてGO先生、今度はゆっくりお話したいですね。ソウルメイトのかねごんでした。

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魂の輝き

近年ソウルメイトいう言葉を耳にする方も多いのではないだろうか。人間は輪廻転生を繰り返し、縁を持つ魂の集団とも呼ぶべき人達が、時期を同じくしてこの地球に生まれてくるという考え方だ。

宗教を超えて、転生を信じる人達が増えている。僕も個人的には、輪廻を信じている人間だ。

僕の塾では、『風と虹の教室』というシュタイナー教育をベースにした親子教室を、自宅を開放してやっている。宰主は僕の女房である。

はじめシュタイナー教育に興味を持ったのは僕の方なのだが、今は読書量に於いても実践経験に於いても、僕は彼女の足元にも及ばない。シュタイナー教育のバックボーンにあるのは、やはり輪廻転生の思想である。

人間の肉体の死を、全ての終わりと考える方も多くいらっしゃるだろうと思う。死後の問題は、あくまでも個人の感性や価値観の問題であって、これぞと言う回答は導き出せないだろうが、年を取ってきて親しい人との別れが増えてくると、いろいろ考えさせられるテーマではある。

人生に於いて何度か僕は経験したことであるが、初めて会った方なのに、この人とは遠い昔、長い時間を共有したことがある、などと感じたことは皆さんにはないだろうか。思考や価値観が似ているだけではなく、心の奥底で通じる何かを共有している感覚、まるで魂が繋がり合っている感覚を覚えることはないだろうか。

サン=テグジュべリが書いた『星の王子さま』のように、我々は星々を旅する魂の旅人なのではないだろうか。

地球というこの星で輪廻を繰り返し、学び終えた魂はやがて次なるステージの星へと向かっていく。僕らが最後にたどり着く星は、どんな星なのか知る由もないが、きっと僕らが神と呼んでいる存在が鎮座する崇高な星なのかも知れない。

その年月は果てしないものかも知れないし、一瞬なのかも知れない。

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なぜこれほどまでに夜の星々は綺麗なのだろうか。僕は星々の輝きは、そこに集う魂の輝きのような気がする。

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2010年8月22日 (日)

かねごんのつぶやき

今日で長かった夏休みが終った。夏期講習も本日をもって終了した。

高校は4日前からすでに授業が始まている。

教室には、日に焼けた生徒たちが、まるで日干しレンガがそっと積まれたような風情を醸しだして夏休み明けテストを受けていた。

教室に風が舞い込むと思ったら、休み前にはなかった扇風機が二つ必死に回っている。あまりの猛暑のために、学校側が用意してくれたものだ。体感温度は間違いなく2度は違う。ありがたい。

来月に入るとすぐに定期テストがやって来る。そして文化祭だ。生徒たちも忙しい。同時に僕ら教師もまた忙しい季節がやって来る。

そう言えば、今年の暑さで田んぼの稲も生育が早い。稲刈りがだいぶ早まりそうだ。

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稲刈りの前に、バインダーの整備をしなければならない。それと自分の整備もだ。2ヶ月前から痛風の鈍痛が取れない。足をひきずるほどの痛さではないが、稲刈りにはこたえそうだ。

思い出した。中総体の地区予選もやって来る。さあ、スケジュールをどう調整するか、腕の見せどころだ。

外では鈴虫が鳴いている。昼間は猛暑が続いているが、確実に秋が近づいている。

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読書は人生に於ける運命衰退の最大の防御である

昨夜中3の女子が、「かねごん先生、同じテキストで同じくらい勉強するのに、なぜこんなにも差がつくんでしょう」と切実な質問をしてきた。

家庭学習の時間も同じ、やっている教材も同じなのに、友達は学年4番。自分は40番ということらしいのだが、多くの生徒が直面する問題ではある。

こういう時に常に話題にあがるのが、DNAつまりは親からの遺伝子の問題だ。そこに逃げこむのは簡単であるが、逃げこんでばかりもいられない。

塾教師を長い間やってきて気づくことではあるが、勉強が出来る理由は様々だ。しかし、出来ない理由はいたって簡単である。集中力のなさである。

学年でドンジリにいる生徒は、まず人の話を5分以上聞けない。意識が別の所に飛んで行く。意識どころか視線も体の方向も教師とは別の所にさまよい出す。文字を追っている時もそうである。

人が大切なことを話しているのに、かってにしゃべりだすし、その話題があっちこっちに飛ぶ。そしてここが一番重要な所だが、本を読む習慣がない。

集中力をつけるのに一番いい薬は読書だ。中学生や高校生になって、漫画やアイドル雑誌、エロ本だけではいけない。

おのずといろんな本を読めば、他人の人生観も見えてくる。生きていく指針も構築されるだろう。読書は人生に於ける運命衰退の最大の防御である。

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感性の時代

今日は英語教育の話をしてみたい。

2歳児、3歳児の頃より子供たちを英語学校に通わせる若い親御さんが増えている。グローバ化する現代社会に於いて、不自由なく英語を話せる大人にさせたいというのが、狙いだろうと思う。

もちろん小学校に英語が必修科目として入ってくることも、英語熱に拍車をかけているのだと思う。

僕の塾でも15年ほど前、ワンパク英語道場なるコースを作り、小学生の英会話指導に力を入れたことがある。残念ながら外国人講師を擁する大手英会話学校の進出ににより、3年ほどで駆逐されてしまったが、僕なりに考えさせられることは多々あった。

僕は今でこそ一応英語の日常会話はなんとかこなせるが、中学校及び高校の1年までは、英語の通信簿が2,3、2,3のアヒルの行進状態だった。中学校まで工業高校志望だった僕は、英語はどうでもいいやと思っていたのだろうと思う。

以前にも書いたが、色弱が発覚し、工業系には進めないと分かった時点で、僕の英語との格闘が始まった。

高校卒業後、大学は英文科に進んだが、帰国子女や親御さんがアメリカ人だったりするバイリンガルの同級生が何人かいた。その時僕が感じたことは、英語に必要なのは英会話力というより、英語的論理思考だと実感した。

英会話力だけを身に付けさせたいなら、小さい頃から月5万円も8万円もする月謝を払って、バイリンガルに育てる必要はなさそうだ。経済力に余裕があるならば、高校時代や大学時代に2年も留学させれば、ほとんどの学生が英語達者になって帰ってくる。

実際僕の高校の後輩で、英語が全く出来なかった若者が、アメリカの南部で2年間を過ごし、ネティブスピーカーと見間違うほどの英語達者になって戻ってきた。彼が僕に言っていたが「突然英語が聞き取れるようになった」ということらしい。

実は僕もそうだった。徐々に英語が理解出来るようになったというより、ある段階に来て突然英語に開眼した感じだった。語学力に必要なものそれは、読書量だったり日本語そのものの表現力かも知れない。

3歳児の子どもには、英語を学ばせる前に、身につけさせなければならないものがたくさんあるのではないだろうか。何のために日本人として生まれたのか、そのことの意義を考えてみてはいかがだろうか。

これからの時代は、実益より感性の力が必要な時代のような気がする。資格だ語学だと宣伝メディアに踊らされる前に、まずは読書体験を重視して欲しいと思うかねごんである。

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2010年8月21日 (土)

驚愕の数

先日僕の敬愛する塾教育のブローガーであるとよ爺先生が、3年間で5000稿をしたためたとおっしゃっていた。

3年間で5000稿ととよ爺先生は簡単に言うけれども、先生の1回の記事の平均文字数は1300字~1500字。原稿用紙にすると3枚半になる。これを毎日4回、365日アップしているわけだから、1年に5100枚ほどの原稿枚数の分量になる。

それが3年間であるからにして、15300枚ほどの原稿を書いたことになる。もちろんとよ爺先生は作家業が仕事ではなく、塾の運営、管理、教務、塾の仕事が連日連夜押し寄せてくる。その中でのこの数字であるからにして、全く驚愕の数である。

僕の知る限り、とよ爺先生の上を行く教育ブロガーを、質、分量ともに於いて僕は知らない。

毎日一つの記事を書き続けるだけでもいっぱいいっぱいの僕からみると、全くの天上人である。ちなみに、僕のブログの記事が5000稿に達するのは、このペースで行くと10年後である。途方も無いとよ爺先生の更新数である。

どうでもいいことだが、今日の僕のブログ記事は、3年目にしてようやく1283稿目である。

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2010年8月20日 (金)

「風と虹の教室』特別企画第2弾

大験セミナー「風と虹の教室」は第二弾特別企画としまして、仙台よりセラピストのオータムさんをお招きして、下記の日程でワークショップを行ないます。お時間のある方は里山の我が家に遊びに来てませんか。

ワークショップの内容は、基本的なクリームと軟膏のレシピ

         それぞれのハーブと薬草の特徴

         ハーブ入りクリームの作り方

         自分へのブレンドの作り方

.             。.:**:.。..。.:**:.。..。.:**:.。..。.:**:.。.    

    ~石油不使用、天然化粧品を使いたい方~

  ~ 肌が敏感で自分に、地球にもやさしい化粧品を使いたい方~

~ ハーブと薬草に興味があり、健康と美しい肌を保つための使い方を知りたい方~      
 是非、一緒に勉強しましょう!ハーブティーをいただきながら~

     

 9月12日(日) 13:30~15:00

  場所:風と虹(花泉町金沢字東要害30 金田宅)

  お問い合わせ、お申し込み 080-1827-2514

                    kazetoniji@flute.ocn.ne.jp

    お一人様 3000円 (おみやげのクリーム付き)

先生について: オータム・ネス・平さん  カルフォルニア州から仙台にいらして9年。

    アメリカン・ハーバリスト協会公認のクリニカルハーバリスト。

      カルフォルニア州公認のマッサージセラピスト。

         仙台のNatural Healing Studio代表です。

        詳しくはHPを御覧ください。http://autumnness.wordpress.com/

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桜並木が消える

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上の写真は実は昨日撮ったのだが、夏休み最後の日、午前中は学校の宿題を頑張る中3生で満員御礼だった。

僕のブログを読んでもらっている卒塾生や保護者の皆さんは、この写真を見て気づかれたと思うが、塾の左側にあった建物が全て取り壊され、直接磐井川の土手の風景が見えている。

都市計画で、一関一高から磐井橋、上ノ橋にかけての磐井川の土手の改修工事が始まる。僕の塾の横の桜並木が全て切り倒され、一高前にぬける土手下の道路が5メートルほど僕の塾側に移動する。故に、道路際の民家が全て立ち退くことになり、その工事が進行しているのである。

土手が新しく築かれるのはいいとして、桜並木がなくなるのは寂しい。春は桜、夏は蝉しぐれ、秋は紅葉を楽しませてくれた桜並木である。治水の安全確保のためとは言え、まことに残念である。

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2010年8月19日 (木)

猫派 or 犬派

塾の夏期講習と並行して、今日から高校での新学期がスタートした。夏期講習が終了する8月22日(日曜日)までは、猫の手も借りたいほどの忙しさが続く。

猫の手と言えば、友人である学び舎の小林先生が、ブログにて猫に関する面白い記事を連日掲載している。文学に於ける猫的な視点が実にウイットに富んでいて面白い。

ちなみに僕は猫派か犬派かと問われたならば、家族が可愛がっている老犬には悪いが、僕も小林先生同様猫派にちょっと傾くかも知れない。

人に媚を売らない、あの自由奔放な姿がいい。と言いつつも、我が家のメス猫であるキラは、寝ぞうの悪い僕とは決して一緒に寝ることはないが、夜の寝床は、母の部屋と長男の部屋、そして次男の部屋とバランスよく使い分けている。一応気を使っているつもりなのだろう。

僕も50年の人生で、15年ほど猫と共に生活を営んできたが、やはり猫の魅力は、ひだまりで寝転がっている寝姿にある。癒される光景だ。

誰でもそうだろうが、ワンちゃんにしても猫にしても、一番辛いのは別れの時である。5年、10年と一緒に居れば、わが子同然に可愛い。

一週間前、体調を崩し入院した我が家の老犬ボブは、また復活して元気になった。今朝も散歩を一緒にした。僕を引っ張る力強さはさすがにないが、足腰はしっかりしてきたようだ。

それにしても1週間前、動けなくなった老犬を前に、号泣していたという我が次男。入試間近に、老犬との別れが来ないことを神に祈りたい。

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親子でちょっと汗を流してみませんか

僕の塾に通う中3の男子生徒が、お盆休みにお父さんと、一関から松島まで往復150キロの自転車の旅を敢行した。松島に向かったその日は、ちょうど台風4号が東北に北上してきた日で、困難極まりない道中だったようだ。

ちなみに塾生の自転車はママチャリで大変だったようだが、付き合ったお父さんも大変だったろうと思う。お盆の後の仕事始めはきつかったのではないだろうか。

僕など松島どころか、自宅の花泉から一関の塾までわずか18キロの道のりでさえ、自転車で来ることなど不可能だろう。

親子で汗を流すことは、素晴らしい経験だ。僕も上の子が小学校に入ってから、よく登山に連れて行った。駒形山、早池峰山、須川岳、五葉山の頂上を親子で制覇した。

なかなか親たるもの、年をとってしまうと冒険が出来ない。体力に自信があるうちに一大イベントを子どもとやってみるのもいいかも知れない。ただし注意しておきたいことがある。山登りにしても、沢登りにしても、海にしても、子どもを連れて行く前に、親自身がしっかり下見をして安全を確認して頂きたい。

最近、山や海で痛ましい遭難事故が相次いでいる。用心の上にも用心をして頂きたい。

30代の頃は、単独登山をずいぶんやった。夜明け前の縦走中に足を滑らせ、危うく転落しかけたことがある。沢登りをしていて、深みに足をとられたこともある。特に山歩きは、一瞬にして状況が変化する。

体力や経験知を過信すること無く、冷静沈着な判断をして欲しいと思う。

今回の夏、まだ何もやっていないというご家庭がありましたら、親子でちょっと汗を流してみませんか。

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2010年8月18日 (水)

義理堅い男たちである

僕の塾の第一期生は今年39歳になるのだが、2期生の卒塾生の二人がそれぞれ毎年塾に顔を出してくれる。卒塾して20年近くたった今でも、わざわざお中元を手にして寄ってくれる。全く恐縮してしまうのだが、義理堅い男たちである。

一人は早稲田を終り、東京でレタリング広告のデザインの仕事をしているM君で、もう一人は関東の国立大学の大学院を卒業し、一関市内で教諭をしているS君である。

高校時代良くも悪くも、僕に洗脳された教え子たちである(・・笑い)。当時の僕は、ヘビースモーカーで、ヘビードランカーだった。二日酔いで仕事をした日々は数え切れない。

30歳頃の僕は、まさに怪しげな宗教団体の教祖のごとくカリスマ性だけはバリバリだったような気がする。なにせハッタリでぶちかました英語の予想問題が、そのまま大学入試に出たりしたものだから、言ってみれば、ノリノリの塾教師時代だったのだろうと思う。

当時の僕の塾は、高校生や浪人生だけを教える予備校みたいなオンボロ塾だった。授業の内容がいつの間にか、宇宙の話や心霊スポットの話題になったり、僕の恋愛物語になったり、当時の塾生に言わせれば、とてもためになったらしい・・・(激バク)。

かねごん先生はいつまでも変わらないですよ、と嬉しいことを言ってくれるのだが、きっと僕はあの時から進歩していないのだろうと思う

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学校は社会の縮図である

毎年夏休みが終わる頃になると、真夜中や朝方に「どうして学校にいかなければならないのか」という検索ワードで入ってくる方が増える。その検索の背景には、宿題が終わらない・・、また学校が・・・というため息が聞こえてきそうである。再掲載になるが、多くの悩める生徒がアクセスしてくる記事なので、今日の記事にしてみた。

夏のこの時期になると増える検索ワードがこれである。『どうして学校へ行かなければならないのか』。夏休みが終わり、学校が始まるこの時期、学校へ行くことがままならない状況の生徒が増加する季節でもある。

過去にも何度か論じたことの繰り返しであるが、学校は社会の縮図であり、理不尽の巣窟がゆえに行かなければならないのである。

生徒同士のいがみ合いがあり、競争心を煽る学習システムがあり、勉強しないとろくな大人にならないぞと脅かす教師がいるからこそ行かなければならないのだ。勉強する目的だけならば、PCを相手に自宅でも出来るだろうし、塾でこと足りるであろうと思う。

不登校を克服して立派な社会人になる者も確かにいるが、残念ながら引きこもりの大人になってしまうケースが多い。不登校になることは、その生徒にとってやはり大きな損失である。学校に行けない理由なり状況というものを、取り除いてあげなければならない。

宿題がやれないので行けないとなれば、「宿題なんかやらなくていいから学校においで」と先生が言ってやらなければならない。部活がいやで学校に行けないのなら「部活はさぼって良いからおいで」と言ってやらなければならない。

原因がはっきりしている不登校に対しては、その原因なり障害をいち早く取り除いてあげればいいのである。学校に来ることを何よりも優先させてあげるべきだ。「そんなことで・・・」と周りは思うかも知れないが、そんなことで不登校になってしまうのである。

不登校になっているということは、生徒は生徒なりに苦悩し、大変な経験をしたのである。十分社会の縮図を学んだのである。一日も早く学校に復帰できるようにしてあげることが大切なのだ。そうではないだろうか。

今の学校は、あまりにもたやすく不登校を容認してしまい、学校に復帰させる努力を投げ出しているように思えてしょうがない。不登校を克服した生徒は強く生きて行けるけれど、克服できず家に引きこもっている40万人とも50万人とも言われる若者たちの魂は、決して癒されてはいない。そのことを教育者は考えなければならない。

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2010年8月17日 (火)

職業に貴賎なし

子どもの教育を左右する要因の一つに、家庭の経済力があげられる。それは単に教育費を捻出できるとか出来ないとかの問題ではなく、親の生活に対する安心感や不安感が、子どもに心理的な影響を及ぼしている。

ハングリー精神という言葉がスポーツ界で今も多く使われるが、勉学についても同様に死語になっているわけではない。しかし実際の問題として、親の年収が頭打ちになり、大学や専門学校の授業料が上がり続けている今、子どもの希望する進路をかなえてあげられない家庭が増えていることは事実である。ハングリーだけでは太刀打ち出来ない壁がある。

就職難の近年、資格というものが重要視されているが、実は会社が求めているものは、資格ではなく能力である。

英検の2級を持っているからと言って、英語が話せるわけではない。漢検の2級を取得したからと言って、プレゼンテーションの名文が書けるわけではない。そんなことは、企業側が重々承知していることなのだ。

中学校の頃、公民の教科書にホワイトカラー・ブルーカラーという言葉が載っていた。差別用語として削除されたわけではないだろうが、現在教科書には載っていない。第2次産業に従事する工場労働者や肉体労働者を、ブルーカラーと表現する日本人の精神性が、中学生だった僕には嫌悪感を覚えるものだった。

親は自分が経験してきた苦労を、子どもにはさせたくない。父親である僕はその気持がよく分かる。しかし、日本の就業人口が第一次産業や第2次産業に於いて希薄になり、第3次産業に偏りすぎたことで、国力を失っている事実は隠しようがない。

職業に貴賎なし、という言葉がある。中卒だろうが、高卒だろうが大学出だろうが、人間としての器は見る人が見れば分かるものだ。

家庭の経済力に、学歴は左右されるかも知れないが、根本的な能力はそれぞれの努力で開花するものだ。

人間の能力までもが、経済力によって左右されるという幻想から、日本人は脱却しなければならない。

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らない。

2010年8月16日 (月)

『テストステロン』という男性ホルモン

将来の頭毛の状態を占う際、よく引き合いに出されるのが父親や祖父の頭髪の"状況"だ。「うちはおじいちゃんがツルツルだから、俺もヤバい!」なんてセリフ、男子なら一度は耳にしたことがあるのでは?

とりわけ、「ハゲは隔世遺伝する」というのは、まことしやかに流布されている説のひとつ。果たして真相はどうなのだろうか。医療ジャーナリストにして医学博士の森田豊先生に聞いてみた。

「いえ、ハゲや薄毛が隔世遺伝するというのは、事実無根だと思います。脱毛の原因自体は複数考えられており、ひとつには『テストステロン』という男性ホルモンが強い人ほど、ハゲやすい傾向があるといわれています。ただ、最新の研究では脱毛の原因遺伝子も想定されつつあるようですから、遺伝的な要因というのは無視できないでしょうね」

ちなみに森田先生によれば、隔世遺伝の多くは、正式には「伴性劣性遺伝」といい、X染色体上の遺伝子に異常が認められる場合に起こる現象だという。たとえば血友病など、一世代を飛び越えて遺伝する疾病は確かに存在しているが、薄毛やハゲにそれが当てはまることはないそうだ

本日のヤフートピックスの記事からの抜粋である。

すでに知っている人は知っているが、僕はハゲである。見事なフランシスコ・ザビエルカットである。薄毛は僕の人生の最大の悩みであった。過去形で書いているのは、薄毛ではなくハゲオヤジになってしまったからである

実に様々な民間療法を試してきたし、育毛剤も市販されているすべてのブランドを試してきたような気がする。しかし結果は完全なるハゲオヤジである。

最近は完全に僕のトレードマークになっているこのハゲ頭。隔世遺伝どころか、父方の兄弟も母方の兄弟もほとんどがハゲである。血統的純粋なハゲ遺伝である。

ハゲていて得をしたことは、いつも実際の年齢より上に見られてきたので、同年代の連中になめられなかったことだろうか(・・爆笑)。

しかしである、そんな僕も40代後半から年相応に見られるようになってきた。ようやくハゲが年齢に追いついた感じである。髪の少なさをヒゲでカバーしているかねごんであるが、そのヒゲも最近はめっきり白くなってきた。

いつか千厩のしゅうちゃん先生のようにスキンヘッドにしたいと思うのだが、頭の形がよくない。カツラという手段もあるが、きっと塾生や生徒の間で爆笑がおこり授業にならないだろうと思う。

まあとりあえず、ハゲオヤジのままでいいか・・・・

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悠久の時の流れ

昨日の正法寺の話の続きである。この寺には僧侶の子弟だけではなく、様々な方が様々な人生模様を抱え、修行にやってくる。時に青い目の青年がいたり、還暦を過ぎた初老の修行人がいたりする。

毎朝4時半起床。1時間の坐禅を行ない、本堂の拭き掃除に3時間~4時間を費やす。朝食は一碗のおかゆ。昼はうどんかそばの一善。夕食は野菜汁と麦飯。おかずとして毎食少々のゴマと漬物が出される。

もちろんテレビもケータイも使用禁止。読経や写経に一日が過ぎて行く。正法寺の真冬はマイナス10度を下回る。ストーブもなく、靴下を履かない修行の日々である。それが1年2年と続く。

昨日本堂を案内してくれた修業僧の方は、40年近く全く畑の違う仕事をされてきて、昨年この寺の山門をくぐってやって来たそうだ。1年間で、81キロあった体重が60キロ半ばになったと言っていたが、修行の凄さを側にいてもひしひしと感じた。

我が息子はそんな話を神妙に聞いていたが、何か得たものがあったのだろうと思う。退屈そうに家を出てきた息子は、お寺の山門を後にする時には、非常にすがすがしい顔に変わっていた。

700年近くに及び毎日行われる、坐禅、掃除、読経の修行。物欲から隔離された修行の日々に、若者たちは邪念を払い、お釈迦様の教えを通じ、生きることの哲学をそれぞれが会得していくのだろうと思う。

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蝉しぐれが響き渡るお寺の山門で、僕は悠久の時の流れをかみしめていた。

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2010年8月15日 (日)

リーダーの条件

英語でディベートが出来る。エッセイが書ける。自立している。目標がある。等々リーダに求められる条件は多種多様だ。

日本経済が衰退したのは、リーダー教育が学校においてなおざりにされたからだ、と言う声が多い。僕はちょっと違う考えを持っている。

英才教育や俗にいうリーダー教育という名の隔離教育が、逆に真のリーダーの輩出を妨げてきたような気がしてならない。かつて日本の産業が世界をリードしていた頃、高学歴のエリートが起業した会社が多かっただろうか。

自らが汗と泥にまみれ、小さな町工場から世界に誇る技術を模索し、巨大資本に立ち向かっていった職人の魂があったはずである。

初めからあてがわれたレールに乗っかることだけを考え、自らが枕木を用意しない傍観者だけを育ててしまったことが、日本経済の衰退を招いてしまったのだと思う。

利便さの中で雑草魂を失ってしまった僕ら親世代が、僕ら以上に軟弱な子供たちを作ってしまったことは隠しようもない事実である。農家の経営者たちは、自分の娘を農家に嫁がせたくないと言う。自営業を営む知人たちも、息子には普通の安定したサラリーマンになってもらいたいと言う。

学歴や家の経済力だけでは、気骨のある子どもが育たない。高校生や中学生にバイトを禁じる国の体質が、真のリーダー教育など出来るはずがない。優秀な生徒を、出来の悪い生徒からまるで隔離してしまっている日本の教育に明日があろうはずもない。

金が無ければどうしなければならないのか、教養が無ければどうしたら良いのか、綺麗事のお伽話を子どもにする時代ではもはやない。

リーダーの条件は、自分がまず自分の足でしっかり生きられること。いい年をして親を頼らないこと。そのことに尽きるのではないだろうか。

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お盆休み最終日

お盆休みの最終日、家族と隣町奥州市の正法寺(しょうぼうじ)に拝観してきた。

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我が女房も、次男も「え、お寺に行くの?」という反応だったが、寺の壮厳な佇まいと、迫力に圧倒され、帰りは完全に感動していたようだ。

正法寺で誰もが目を奪われるのが、日本一といわれる本堂の茅葺屋根である。 現在の正法寺の本堂は寛政11年(1799)に起きた火災により焼失。その後、再建されたもので 正法寺随一の大建築である。入母屋造、茅葺屋根で、屋根の高さは約26mもある。曹洞宗の寺としては日本で3本の指に入る。

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伊達家に保護され、地域の仏教信仰の中核をなしてきた寺である。関山以来660年を迎える。160畳の本堂の仏間で、僕は生かされていることの感謝と、希望の未来を頂いてきた。

明日から夏期講習の後半が始まる。頑張ろう!

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2010年8月14日 (土)

先生と呼ばれる人間は、哲学を持たなければならない

資本主義社会が競争社会だとしたならば、僕はあまり良い社会だとは思わない。

僕がこのブログで何度も主張してきたことなのだが、人間の能力は平等じゃない。弱者や能力の劣る人間がいるという事実を隠蔽して、頑張れば必ず報われるという言葉を発し続けたならば、夢敗れる若者はあまりにも多すぎる。

勉強が出来ないのが悪いのではなく、自分の能力を開花させようと努力しないことが悪いという意見が多く聞かれる。しかし自分の能力がどこに向いているのか、何に適しているのかを客観的に見い出すことは実はとても困難なことだ。

現在のグローバルな世界は、様々なチャンスを人々に与えている。しかし民族や宗教や経済力の壁がなくなったわけではない。

同じ時間の労働に対して、職業によって給料がなぜこんなに違うのか。大学を終えた人間と高卒の人間の給料の違いは、何を基準にしているのか。一見単純な疑問に思えるかも知れないが、根っこの部分には多くの問題を抱えている。

企業に利益をもたらす人材になるべく、我々は勉強してきたわけではないはずだ。僕らのような職業人が、子どもたちに教えていかなければならないことは、幸福とは何かを自分たちの価値観で見出せる日常を送れる知性だと思う。

だから先生と呼ばれる人間は、哲学を持たなければならない。

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家庭の支えあってのブローガー

5月のGW以来の連休を過ごしている。GWは、神奈川の学心塾の先生方に大変お世話になった。

僕は友人というものは、20代頃までに確定する人間関係だろうなと勝手に思っていた。ところがこのブログが縁で、この年になって同業者の素晴らしい友人が何人か出来た。心から嬉しい。

神奈川のとよ爺先生は友人といっちゃ失礼だが、僕の恩師のような存在である。岐阜の上野義行先生は、心の友という感じであるし、志導館学園の美川圭介先生は頼れる同胞という感じである。

僕の女房曰く、「あなたこの年になって友人が出来てよかったわね」と、微妙なお言葉を頂いた。一匹狼で、人付き合いが下手な僕は友人が少ない。プライベートで二人で酒を呑む友人なんて、学び舎の小林先生を入れて、5本の指で足りるのではないだろうか。友人が少ないのを自慢してもしょうがないのだけれど、実情はそうである。

春以来日曜日の夜に、長男の息子と食卓でプリン体抜きのビールを飲むのが楽しみなのだが、最近息子は友人と酒を飲みに行っている。寂しいかねごんパパである。

同僚と酔っ払って肩を組んで、ふらふらと歩いているおじさん達を塾の帰りに街中で見かけたりすると,非常に羨ましい。酒を一緒に飲む部下はいないし、だいたい夜中の11時過ぎから付き合ってくれる堅気の人間はそうはいない(・・笑い)。

しかしブログの付き合いは夜中が旬である。中年おじさん同士のタイピングの会話が始まる。お互いの塾の記事、プライベートな家庭の話、思い出話、コメントが駆け巡る。

ブログ依存症の傾向は否定できないが(苦笑い)、ブログを書いていなければ絶対あり得ない多くの縁がある。メールやコメントによって仕事人としての孤独が癒され、一日の疲れが癒される。

もちろん家庭の支えあってのブローガーであることは、間違いない事実です。 ハイ・・。

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2010年8月13日 (金)

お盆休み一関観光スポット

一関市はほぼ東京都と同じ面積を有する。自然に恵まれた岩手の玄関口である。これと言った特産物は別にないが、誇れるものは強いて言えば、人情の厚さと忍耐力だろうか。

今日はお盆ということもあり、一関市の観光スポットを紹介しよう。080510_085831

一関市東山の猊鼻渓(げいびけい)である。船頭さんの唄う南部牛追い歌がそびえ立つ岩肌にこだまする。船着場近くで売っているイワナの串焼きが絶品である。

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霊峰須川岳の須川温泉である。2年前の岩手内陸地震で甚大な被害を被ったが、今年完全復旧をした。須川岳から見下ろす風景は絶景である。

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空飛ぶダンゴ、郭公だんごで有名な厳美渓(げんびけい)である。須川温泉の帰りにぜひ立ち寄ってみて頂きたい。

今日はかねごんの一関観光案内でした。

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お盆休み1日目

台風が過ぎた昨夜は、秋の虫達が鳴いていた。夜空にきらめく星々も、気配がだいぶ秋らしくなってきた。

今日は自宅の庭の植木の剪定に午前中汗を流した。蔓草がこの暑さで猛烈な勢いで生い茂り、結構な重労働であった。

昨日は午後から補習であったが、午前中左肩が動かないほど痛くて、しゅうちゃん先生の整体パワーを受けてきた。そのかいあって今日の身体は調子がイイ。

実は僕は30代後半から腰痛に悩まされ、外科病院に頻繁に通院していた。皮膚が弱いので湿布がだめで、胃が弱いので痛み止めの薬も続けて飲むことが出来ずヘキヘキしていた。そこで鍼灸や様々な整体院にお世話になった。

2年前からしゅうちゃん先生の所に行くようになってからは、外部的痛みは本当に1日で消えるようになった。湿布も痛み止めの薬も必要ない日々である(痛風だけは薬を飲んでいるが)。本当に助かっている。

昨年は初盆が3件もあり多忙なお盆休みであったが、今年は一軒もない。3日間のんびり甲子園でも見ようかと思っている。地元一関学院高校が1回戦を勝ったならば、2回戦目は甲子園に行く予定であったが、残念ながら石川遊学館に11対0で負けてしまった。

ただ9回の攻撃に、僕の近くに住む生徒が代打で甲子園の打席に立った。小学校の時にスポ少で卓球を何度か指導した生徒だったので、勇姿をみて懐かしく嬉しかった。

それぞれの夏が終わっていく。明日は墓参りに行き、近くに住む叔父の家に顔を出してこようと思う。

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2010年8月12日 (木)

部活と夏期講習の両立

明日から三日間の休日である。夏期講習も前半を終了した。連日の猛暑で、受験生にとっては大変な夏だ。

今年の夏期講習は中学1年生が一人受講しているが、他全員が中学3年生である。冬期講習での一斉授業が好評だったので、夏期講習も一斉授業を取り入れ、自学自習とのミックスでやっている。

僕の塾は一関市立桜町中学校の学区にある塾なので、おのずと桜中の生徒が多い。約7割を占めている。ちなみに通ってきている他の塾生の中学校は、花泉中学校、山ノ目中学校、一関中学校、中里中学校、萩荘中学校、舞川中学校、金成中学校の計8校である。

3年生は7月の中総体が終わると、部活を引退するのだが、桜町中学校は、体育系の生徒が特設の合唱部を兼任しているケースが多いゆえ、夏休みは部活が忙しい。そんな忙しい中を、7名ほどが夏期講習と合唱部の部活を両立させて頑張っている。

桜町中学校合唱部は、2年連続の全国大会出場を成し遂げた。全国大会に於いても素晴らしい評価を得ている。

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合唱部は秋の文化祭まで練習が続く。受験勉強が大変にもかかわらず、僕の塾では近年、特設合唱部の生徒が受験に失敗するケースはない。きっとハーモーニーを構築する集中力が、受験勉強の集中力にも繋がっているのかも知れない。

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2010年8月11日 (水)

全くの我流でやってきてしまった

一介の塾教師が偉そうに言うことではないが、僕は大学に入るための英語や国語、論文等のテクニックを、高校や塾や予備校で教わったことがない。勉強の心構えは多くの先生に訓話されてきたが、すべて独学で学んできた。

そして28年間塾講師をしてきたが、これまた全くの我流でやってきてしまった。よく言えば個性的かも知れないが、経験知に頼りすぎてきた傾向は歪めない。

高校は私立の商業高校だったので、1年の英語は This  is  a  pen. から始まって、3年間それほどの進展を見ることはなかった。国語や社会に於いても同じようなものである。今のように宿題も出ない時代だったので、暇だった僕は社会学系の本を高校3年間で400冊以上は読んだ。

マルクスの資本論も、ディッケンズも、そしてユングやフロイトまで、わけも分からずページだけはめくったような気がする。学校の勉強はさっぱりやらなかったが、本だけはむさぼり読んだ。そのことが現在の職業の土台を作ってもらったような気がする。

現在読書に関しては、忙しいことを理由に全く読んでいない。知識の垂れ流しは、近いうちに間違いなく感性の枯渇を招くと思うが、その頃は僕の肉体そのものがこの地球上から引退しているような気がする。

「他人に自分の文章を公開することって怖くないですか」 先日とある方から尋ねられたことがあった。全くその通りで、本当は怖いのである。後日読み返してみると、誤字脱字はあるし文法上のミスも少なからずある。

論文添削もなりわいとしている人間が、こんな文章力かと他人様に思われているかと思うのだが、やけのやんぱちである。

半世紀の人生の中でわだかまってきたものを、吐き出すチャンスとばかり、言いたいことを書き連ねている。正直申し上げて、最初は塾の宣伝で始めたブログであったが、今は完全に僕のストレス解消の場となっている。

そのストレス解消に付き合わされている読者の皆様も、たまったもんではないと思うのだけれども、なんとか大目に見て頂きたい暴走かねごんである。

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2010年8月10日 (火)

僕は号泣していた

僕には忘れられない告別式がある。父親の葬儀も悲しかった。自ら命をたってしまった従兄弟の告別式も辛かった。

でも1歳を過ぎたばかりの小さな小さな棺を前にした、友人のお子さんの告別式ほど悲しい別れはなかった。

もう20年近い年月が過ぎ去ったが、あの時の友人夫婦の涙は忘れられない。告別式の朝、僕は何かにすがりたい気持ちで、旅立って行ったあまりにも小さな天使のために弔辞をしたためた。

そんな悲しい別れの後すぐに、僕ら夫婦に新しい命が宿った。しかし残念ながらその命は母に抱かれること無く天国に帰ってしまった。

その2年後、僕の家内は無事次男を出産した。しかし・・・その命は危険な状態だった。仙台の東北大学に向かう救急車の中で、僕は度重なる運命のいたずらを呪った。「僕ら夫婦が何か悪いことをしてきただろうか、神を冒涜しただろうか・・」

その時友人が、僕のために何枚かのテレホンカードを持参してきてくれた。かつて病魔と戦っていた我が子が入院していたときに、一番必要な物だったので・・・。

仙台に向かう車の中で、僕は号泣していた。辛いのは僕だけじゃない。多くの人達が悲しみと十字架を背負っている。

命を頂いた我が家の次男は、今年受験生だ。友人夫妻にも同じ年、次男が生まれた。同じ受験学年の子どもを持つ親の悩みは、お互いに尽きない。

年を取れば取っただけ、多くの別れと出会いを経験する。

今日、岐阜の友人である上野先生が、お母様に別れを告げた。告別式の日にもかかわらず僕のブログにコメントを頂いた。

僕は心にしまい込んでいた別れの日々を、一人思い出し、今日はこんな記事になってしまった。M先生、辛い思い出を勝手に記事にしてしまいました。ごめんなさい。

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訃報

僕がお付き合い頂いている、岐阜の上野先生のお母様が亡くなられた。

上野先生は僕と同世代だ。塾教師のキャリアも同じだが、僕と同じように若い頃にお父さんを亡くし実家の田んぼもやっている。そして専門教科も同じ。他人とは思えない。

心よりお悔やみを申し上げたい。

上野先生とは今年のGWに神奈川でお会いした。とよ爺先生の縁で知り得た塾人である。裏表のないパワフルで繊細な方だ。もし彼がライバル塾の代表だったなら、太刀打ちできないだろうなという才能の持ち主である。

家族や同僚思いの、兄貴分肌の素敵な僕の友人である。

愛する人を失う悲しみは本当に辛い。いつもいる人がいなくなってしまう空虚感は、身が焼かれる思いである。上野先生のお気持ちを察すると心が痛む。

今日の告別式には行けませんが、岩手の地よりお母様のご冥福をお祈りもうしあげます。 

合掌

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2010年8月 9日 (月)

人生修行

暑い!

くそあつい!

こんな猛暑は僕の人生に於いて経験がない。35度を過ぎると猛烈に不機嫌になってくる。

僕の軽トラックにはエアコンがない。昼日中、車内の温度は50度を超えている。ハンドルをいきなり触るものならヤケドをしかねない熱さだ。

夏期講習も何とか前半を終えた。教室はエアコンの他に、業務用の扇風機が朝からフル回転している。一階の自習室は冷風機が回っている。

来週からは塾の夏期講習と並行して、私立高校の授業が始まる。高校の教室にはエアコンどころか扇風機すらない。オーマイガットである。

人生修業である!てなわけで今夜はこんな曲をかけてみたい。

がっつり気合を入れていくか!

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恋愛に苦言

夏期講習の休憩時間、女子中学生は夏祭りをどう過ごすのか盛り上がっていた。浴衣で行くのか、甚平にするのか、誰と行くのか、悲喜こもごもの青春模様である。

中学3年生ともなれば、女の子たちの日常の中に恋愛の話題が増えてくる。生徒達はケータイのメール等を通じ、高校生や大人の世界と繋がって行く。性的な関係も昔と比べると低年齢化の傾向が目立つ。

特に服装や気持ちが開放的になる夏の季節は、危険な誘惑も多い。いつもジャージ姿の女の子が、私服をまというっすらと化粧などをし街に繰り出せば、間違いなく不都合な出会いも増える。

高校生ならばNOと言える誘いも、中学生ゆえの幼さゆえに、興味本位の行動にブレーキがかからない時もあるようだ。

母親や父親の干渉は不可欠である。僕はいつも中学生の娘さんをお持ちの親御さんに進言することだが、娘さんの様子がおかしいと思ったなら、ケータイやパソコンの履歴はチャックするべきだと思う。こどものプライバシーの前に、子どもを守る義務が親にはある。

僕のところには塾生や高校生を通じて、親御さんが知り得ない多くの情報が入ってくる。その中には生徒達の捏造や、嘘も紛れ込んでくるのだけれども、裏付けされた確かな情報も入ってくる。

塾生の恋愛にどこまで干渉すればいいのか、時に考慮するわけだが、受験勉強の逃げ道として恋愛に走る生徒がいることも事実である。友達に話ができるような関係はいいのだが、恋愛というなの隠れ蓑を利用した、性的な関係に走ってはいけない。中学生には学び、やるべき他のことがたくさんある。

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2010年8月 8日 (日)

初盆がやって来る

じゃまたねって手を振ったのに

もう君と逢うことはない。

一緒に過ごした数時間が最後の君との時間だった。

あの出会いが最後だと知っていたら

僕は君に伝えたいことがもっともっとあったんだ。

家族のこと 仕事のこと 

僕だけ自分の近況をへらへらしゃべってた。

最後の出会いだと知っていたなら

仕事なんか3,4日休んで

君の故郷までついて行けばよかった。

君にはたいへんお世話になった。

お父さんを早くに亡くした君は

いつもお母さんを気遣っていたね。

51歳で旅立って行った君に

僕は涙だけしかでなかった。

君の初盆がやって来る。

小学校に通う娘さんは

パパの助けが無くとも工作の宿題を終えただろうか。

僕に出来ることは残念ながら何もない。

かつて同じ教室で、子供たちと共有した時間

北の大地で飲み明かした時間

それだけが思いでだけれども

僕はずっと大切にしていきたい。

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2010年8月 7日 (土)

まだまだイケそうな気がする

今更ながら言うのも何だが、ふと気づいたら50になるいいオヤジになっていた。20代に入り大学を終え就職したときに、いい年になったな~なんて思った頃が笑ってしまう。本当に年をとってしまった。

しかしながら気持的には、22歳で塾教師を始めた時も、28年たった今も変わらない。そりゃそうだ、同じ人間であり同じ人格がそのまま年を重ねたわけなのだから、激変が起こるはずもない。

体力が衰え髪が薄くなり、まるっきし酒が弱くなり、毎日薬を放せない年齢になってしまった。しかし自分で言うのもおこがましいが、感性は若い頃よりするどくなった気がする。子供たちや巡り逢う人達のバックボーンや価値観を共有するセンサーは、まだまだイケそうな気がする。

そういう意味では年を取ることは怖くないなと思う。1日が過ぎるごとに、言わば死が近づいてくるわけだが、結構真面目に来生を信じて生きている僕は、何とか今生やり残すことがないように毎日毎日を頑張りたいと思っている。

お金や社会的地位などというものは、死んだらおしまいだ。しかし魂に刻み込まれた感性や芸術性、叡智はきっと無くならないものだと信じている。

祭りで賑わう街中を通り過ぎながら、僕はそんなことを考えていた。

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やっぱりブログをやめられない

このブログで一番取り上げてきたアーチストがキャロル・キングである。時代を超え多くの人達に愛されてきたシンガーだ。

ジャジーでメロウなメロディーが心の琴線に響いてくる。昨日は一関の祭だったので、5時に教室を閉めて早く帰宅した。一人奥羽山脈に沈みゆく夕日を見つめていた。

塾ブログを書きはじめて3年が過ぎた。多くの同胞を得た。友人が出来た。先輩を得た。ブログを最初にリンクしたのは、社長である家内のブログだった(・・・笑い)。

3年経った今、10人の先生方のHPやブログとリンクさせてもらっている。その内7人の先生方とはすでに直接お会いしている。毎日先生方のブログを読んでいるので、きっと先生方の家族より僕の方が、先生方の日常の心の変遷を理解しているのではないだろうか。

まさに I HAVE GOT FRIENDS である。僕はブログを通じて多くの方々からエネルギーを頂いている。感謝でいっぱいである。

毎月6000人の方が僕の記事を読んでくださっている。ありがたい事である。岩手の小さな町の小さな塾から発信している拙い記事が、多くの出会いを作ってくれる奇跡に、僕は本当にわくわくしている。やっぱりブログはやめられない・・・。

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2010年8月 6日 (金)

経営者の意識変革

自営業を営んでいると、「何人人を使っているんですか」という質問をたまにされる。「人を使う」というフレーズは僕が一番嫌いな言葉だ。

よく社長業をしている人間が、「うちはたくさんの人を使っているので」などという話をするが、傲慢この上ない表現だ。人を雇っているとか、頼んでいるなら分かるが、使っているはないだろうと思う。

経営者にとっては、お金を払ってやっているんだから給料分働けと言うことなのだろうが、人を使う、人が使われるという発想自体が、21世紀を迎えた今時代錯誤である。

共存共栄の思想がなければ、これからの社会は発展しない。労働の代価がお金という発想から、幸福繁栄という経営哲学に移行しなければ、日本の経済は迷走から抜け出せないだろう。

僕は経営者の意識が変われば、必ずや日本経済は立ち直ると信じている。

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今日からお祭り

昨日8月5日は、一関で37度近くまで気温があがった。教室のエアコンもマックスで30度までしか下がらなかった。暑かった!

市内ではひっきりなしに救急車のサイレンが鳴り響いた。7人が熱中症で病院に搬送された。

今日から一関のお祭りが始まる。今日も35度を超える暑さらしい。炎天下のお祭りになりそうである。くれぐれも体調に気をつけて頂きたい。

僕も今日からは、ワイシャツ・ズボンをやめ、半ズボンとポロシャツで授業をさせて頂く。ご了承願いたい。本日は夕方5時で指導を終了する。

暑さで家内が体調を崩している。愛犬のボブも二日前、入院した。家に帰ってきたが呼吸が苦しそうだ。故に今日は祭りには出かけない。水天宮のお札を頂いてきて、教室の神棚にお祭りするだけの祭りの日になりそうだ。

暑い夏休み、受験生も大変だが僕も大変だ(・・・笑い)。お互いに頑張ろう!

8月12日より17日まで通常ゼミがお休みになりますが、振り替え授業はございません。

本日祭りでお休みする生徒の振り替えは、12日木曜日の午後1時~5時の時間帯で行ないます。

塾生の皆さん、お祭りもいいですが勉強もお忘れなく!

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2010年8月 5日 (木)

笑顔に癒された

今朝NHKの『ゲゲゲの女房』を見ていて、思わずじ~んときて涙ぐんでしまった。

水木しげるのセリフである。「描いて描きまくって、すっかり空っぽになっても、たとえ何も出てこなくとも描き続けなければならないんだよ」

男の仕事ってそうだよな~と思い、じ~んとしてしまった。休みなくどんどん仕事を続けていくと、必ず脳のシナプスがストップをかけてくることがある。じっくり本を読むことも出来ない。のんびり旅に出かけることも出来ない。そんな中で、自分の持ち札がすべて出し尽くしても仕事は要求され続ける。

海洋を泳ぎ続けるカツオ同様、立ち止まった時は仕事人としての終焉を迎えてしまう。僕ら塾教師は何の保証もない。生徒が集まらなければそこで終了する。

縁があり、塾にやって来る子どもたちと向き合い、子どもたちに勇気を与え、進むべき道を照らし続けるのが僕らの仕事である。必要としない人にとっては必要じゃない商売である。塾を必要とする生徒のために、自分の存在をかけて頑張らなければならないのが塾屋稼業である。

僕はそんなことを考えながら、軽トラックを運転し塾に到着すると、一枚のハガキが届いていた。学心塾・田村校のGO先生こと石川先生からの暑中見舞いだった。

心のこもった手書きの挨拶であった。GO先生は僕と同年代。塾教師としてのキャリアも同じだ。僕のブログの師匠であるとよ爺先生の愛弟子である。

ハガキに印刷されたGO先生の顔が、なんとも言えずいい笑顔だ。最近疲労気味の僕は、その笑顔に癒された。ありがたい。

ところでGO先生、手書きの暑中見舞いをいったい何枚書いたのだろうか。すご過ぎる・・・。

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2010年8月 4日 (水)

目覚ましをかけないで寝てみたい・・

夏期講習真っ只中ということもあるのだが、ブログの記事原稿を書く時間がない。昨日などは再掲載記事でお茶をにごす始末で困ったものである。

中学生は作文の夏休み課題が出ていて、僕にSOSを発信して来る生徒がいる。故に自分のブログ記事まで手が回らない。

最近書きたいことが山ほどあるのだが、猛暑も手伝って思考がまとまらない。明日は市内中学校の登校日で夏期講習は午前中休みである。自宅の裏庭の草が伸び放題で大変なことになっている。草刈りをしなければならない。

毎年この時期になると思うことだが、体が二つ欲しい。分身の術が使えればいいのだがな~と心から思うかねごんである。

痛風の痛みも一ヶ月前から続いている。歩くのには大丈夫なのだが、飛んだり跳ねたりは無理のようだ。

明後日から一関の夏祭りである。お囃子や太鼓の音が鳴り響き、街はいっきにクライマックスを迎える。祭りも終わると、夜には気の早い秋の虫が鳴きはじめる。岩手の短い夏が終わると、農家にとっては忙しい季節がやって来る。そして僕ら塾屋も忙しくなる。

一ヶ月で一日でいい、目覚ましをかけないで寝てみたい・・・・。

 

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塾からのお知らせ

【お祭りと、お盆休みについて】

8月6日(金曜日)の夜は、一関の花火大会です。塾の近くでの打ち上げですので、夜は指導が出来ません。また道路も地主町が自動車の通行止めです。金曜日の指導がある生徒は、夕方5時に指導が終わるように来て下さい。お願いします。

またお盆休みは8月12日から8月17日までですが、12日木曜日は、午後1時より5時まで、夏祭りで来れなかった塾生の振り替え指導をします。

お盆休みの間は通常ゼミはありませんが、16日、17日は夏期講習はあります。お忘れなく

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2010年8月 3日 (火)

小さな幸せを見つけて見てください

人間の幸せということについて、少しお話ししたいと思います。私は人が幸せであることは、それほど努力を要することではないと考えています。「こうじゃなくてはいけない」というこだわりを捨てて、「こうなりたい」という思いを強く抱くことだと考えています。

常に自分を他人と比較することも必要ないことです。究極的には競争もいらないと思います。弱肉強食の世界で生きている人は、死ぬまで阿修羅の世界を彷徨うようなものです。食うか食われるかの価値観で生きたのでは、心が安らぐことはないでしょうし、他人を搾取してお金を得たとしても、それが末永く家系や会社を繁栄させていけるとは思いません。

多くの宝物を、もともと全ての人が持っています。それは学歴や家柄や、しいては通帳の預金残高などとはまったく関係ないものです。

この地球に無事生まれ、育ってきたこと自体が奇跡であります。その奇跡を成し遂げた一人一人が、すぐれていないわけがありません。人は無限の創造力を秘めています。歌を歌うこと、絵を描くこと、話すこと、土を耕すこと、風を感じること、愛すること、学ぶこと・・・・おそらく書き続ければ原稿用紙何千枚にもなるかも知れません。

そしてもっとすごいことがあります。心臓や肺や肝臓などの人間の命を支えるパーツは、私たちの意思に関わらず働き続けています。私たちのために1秒たりとも休むことがありません。それが私達人間です。そのことに感謝することが神心ではないでしょうか。

この奇跡のかたまりである私達人間が、奇跡を起こせないはずがないと私は思っています。幸福であることが人間の自然の姿だと思っています。小さな幸せを見つけて見てください。感謝をすれば大きな大きな幸せがふくらみはじめるはずです。

今日の記事は2年前の夏に書いた記事の再掲載です。今日はいろんなことがありました。嬉しいことも悲しいこともありました。珍しく自分の過去の記事を読んでいたところ、自分の記事に自分が励まされました。これもブログの効能でしょうか。

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2010年8月 2日 (月)

褒めてあげること

人間は褒められることでやる気もでるし、希望も湧いてくる。かく言う僕も、小学、中学の頃はこれといった取柄は何もなかったが、唯一作文と卓球だけは褒められた。

中学校の時の先生方はもうだいぶ高齢になり、僕らの世代の記憶はだいぶ薄れているわけだが、卓球のかねごんですとい言うと、35年以上経っていても僕のことを思い出してくれる。部活動での存在感だけは異彩を放っていたのかも知れない。

日常の僕は、字は汚いし、宿題はやらないし、掃除はサボるし、まったくもってひどい生徒だった。1秒でも早く部活に行きたいものだから、日直当番など最後までまともにこなしたことがなく、汚い字がさらにパワーアップして日直日誌などを書くものだから、担任の先生に襟首を掴まれ、何度体育館から連れ戻され書き直しをさせられたことか。

そんな僕が、偉そうに生徒達に「勉強せい!」などと言っているのだから世の中は全くもって分からない。摩訶不思議な世界だ。

全くの負け惜しみであるが、出来の悪い生徒が教える立場になった時ほど、ある種の異彩を放つ。それは、勉強とはやりたくないもの、サボるものという前提で、子どもたちに臨むものだから、子どもたちに落胆することが少ない。いや、しない。

逆に僕は、一生懸命勉強をしている生徒を前にすると、マジで感動する。ほんとうに「すげィ~」と思う。実に変な塾教師である。

勉強でも卓球でも、一流にすることはあまり得意ではないが、出来の悪い生徒を平均のレベルに持っていくテクニックは自信がある。故に塾屋を30年近くやってこれた。

人生は普通であることがとても大切なことだと思う。通信簿が3であればOKだし、たとえ英語が2であっても、PCのキーボードをローマ字入力出来、文章が打てれば生きていける。そんなふうに考えれば、人生はもっと楽に過ごせるのではないだろうか。

高校生に於いても、偏差値は60や70があったほうが良いのかも知れないが、SSが45あれば入れる大学はそれなりにある。普通に学校を出て、普通に仕事に就き、結婚をし、自活出来る生活、それが僕が教え子たちに一番望むことである。

普通であることを褒めてあげることは大切な事だと思う。普通であることが大変な世の中だからである。

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美川先生おめでとう!

僕の友人の美川先生に男の子が今日誕生しました。おめでとうごいざいます。

帰宅して上野先生のブログを読んでびっくり。さっそく一人、プリン体カットの缶ビールを飲み干し、お祝いをしました。

岐阜の美川先生とは、今年の5月神奈川の平塚で、一緒に長渕剛の乾杯を熱唱したなかです。まさに乾杯です!

森先生の交通事故死という悲しい出来事がありましたが、新しい命の誕生は、また多くの感動をまわりに与えてくれます。

美川先生本当におめでとう!3人のお子さんのパパですね。やあ~いい夜だ!

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2010年8月 1日 (日)

貧乏暮らしにも意味がある

授業料の未納による出席停止や退学者が、私立高校に於いて近年増えている。地方経済の改善の兆しが見られない。

本年度より公立高校の無償化がスタートしたが、それでも学級費や修学旅行の積立やらで6000円から8000円ほどかかる。そのお金が滞る家庭も多いと聞く。

僕の塾でも、月謝の納入が2,3ヶ月滞っている生徒の退塾が昨年来より増えている。月謝が払えないとは言えず、様々な理由でやめていくが、そのほとんどが月謝を未納のままである。しかるべき請求をすればいいのだろうが、度々電話をかけるのもサラ金の取り立てのようで正直気が引ける。

僕の知人の塾の経営者は、未納でやめていった塾生の月謝金額の累積が100万を超えていると、ため息をついていた。困った世の中である。

月謝を払わず塾をやめていく生徒のご家庭に限って、全員がケータイを所有していたり、親の車が派手な高級車だったりする。言っちゃ悪いが、金銭感覚がズレている。収入が少なければ少ないなりの節約というものがあるだろうと思うのだが、年寄りの余計なお節介だろうか。

僕は収入が少ないので、車は22年目を迎える軽トラックであるし、ケータイは持っていない。愛用の卓球シューズは買ってもう10年になる。迷曲(?)かぶとむしを作ったK・Yairiのギターは、はや30年だ。ちなみに塾で愛用している老眼鏡は、ダイソーで買った105円の黒縁メガネである。

そうやって僕は今の教室をなんとか20年やってきた。自分の身の丈に合った暮らしと言うものがあるのではないだろうか。

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