就職にもの申す
7月に入り、高校生の就職活動が解禁になった。地元企業に就職を希望する高校生には、依然厳し状況が続いている。
大学生に於いても、希望する企業への就職が叶わず、7人に1人が就職留年をしている現実が明るみになった。
先月の末に、地域企業の就職ガイダンスが開催され、企業が求める人材像なる冊子が配られた。共通に散りばめられている言葉は、挨拶、協調性、積極性、明るさなどであるが、教養とか知性などという言葉が全面に出てこないのが、不思議な感じがしないではない。
休まず健康で、逞しく元気な生徒が欲しいという企業側の思惑は分からないではないが、高校生全員が運動部系なわけではない。大学進学という選択肢を選ばなかった生徒の中には、優秀な人材が多くいる。
面接や作文、出席日数重視の採用だけではなく、筆記試験重視の枠も、もっとあってもいいのではないかと思う。僕は、高校生の若者たちを、製品製造のための歯車と考える企業側の空気感が好きではない。
面接と作文、そして調査書で高校生を採用する企業側の態度は、一見良心的に思えるが、どこかに高校生の能力を軽んじている経営者サイドの傲慢さが見えてきてしょうがない。
そんなことを考えているのは僕だけかも知れないが、そんな日本企業の体質が、日本経済の機運を損ねてきたような気がしてしょうがない。
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