モダンジャズはやめられない
高校時代の僕の友人たちは、ギター好きはいっぱいいたが、俗に言うロック少年ではなかった。僕と同じように単に目立ちがりやで、女の子にモテたいとか、文化祭で目立ちたいとか、そんな不純な動機の輩が多かった。
ツェッペリンの『天国への階段』のイントロを耳コピーで弾いて、ハイおしまい。そんな連中だった。
僕といえば、軟弱なフォークソングや、アメリカのポップスに身を任せ、ネチネチとした詩のようなものをしたため、自己陶酔の世界に浸っていた。
そんな僕がジャズに目覚めたのは、あるカセットテープがきっかけだった。当時FMではビリー・ジョエルの『オーネスティ』がヒットチャートを驀進していた。僕はナケナシのお金をはたいて、その曲が入っているミュージックテープを買ってきた。
My life という曲のフェードサンドに強烈なサックスのビートが入っていた。それが僕のジャズとの出逢いだった。もちろんそれまでにもテレビやラジオでジャズは聞いていたが、これほどまでにビートの効いた音楽が世の中にあるのかと、しびれてしまった。
サックスのジャズに魅了された僕は、アート・ペッパーやコルトレーンを筆頭に、ジャズの世界に酔いしれていった。あれから30年以上の歳月が過ぎた。やはりモダンジャズはやめられない。
青春時代、タバコの煙とコーヒーの香りが立ち込める暗いジャズ喫茶で聴いた名曲の数々が、耳を澄ますと聞こえてきそうだ。
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