言葉は世界を創造する
ここ数年中学生や高校生を指導してきて一番感じることは、コミュニケーション能力の低下である。あまりにも寡黙な生徒が多い。言葉が出てこない。
自分の意思表示が出来なければ困るはずなのに、ハッキリものを言わない。まさかケータイによるメール習慣がそうさせているのではないだろうが、人間関係の不自由さをお互いに感じているのではないだろうか。
突発的な少年犯罪が増加しているのも、お互いの伝達能力が劣化しているためではないかと思っている。
特に今の中学生は、集団の中で目立つことをよしとしない。謙虚さと言えば聞こえはいいが、何かにつけ消極的である。自信がないのである。大人たちが子どもたちに向かって、これほど自信を持てと叱咤激励する時代もないのではないだろうか。
「自信を持てと言われても、自信がないから持てない」という多くの声が返ってくる。コンピューターが発達して、テストの偏差値も、志望校の合格判定も算出される時代、数字を突きつけられて、自信を喪失する子どもたちが多い。
しかしデーターはあくまでもデーターである。将来の夢や希望の達成確率までもが、分析されたわけではない。がっくり肩を落とすことなどないのだ。
人はそれぞれの63億分の1の輝きを持っている。63億分の1の想いと個性がある。それをエネルギーとして発する手段は、言葉が基本だ。
旧約聖書の創世記第1章、神は「光りあれ」と言われた。すると光があった。
そう、言葉は世界を創造する。
夏期講習のご案内⇒こちらをクリックhttp://daiken.cocolog-nifty.com/blog/2010/06/post-2123.html
かねごんのデビュー作 『僕の夢』
かねごんの受験応援ソング 『エール』
かねごんの異色ブルース『かぶとむし』
【動画プロデュースby とよ爺先生】
« 就職にもの申す | トップページ | 中学校時代の恩師 »
「言葉」カテゴリの記事
- 姥捨て山の風習から生まれた言葉(2016.09.16)
- 植物は人間の言葉や感情が分かるのかもしれない(2016.06.09)
- 希望と欲望は違いますね(2016.05.29)
- ヘンリーという経済用語をご存知ですか(2015.12.12)
- 勉強が出来る出来ないは個性だよ(2015.10.29)
コメント