言葉、言葉、言葉
今までに講演というものを4回ほど頼まれたことがある。いずれも教育委員会やPTA主催のものだが、だいたい1時間くらいの長さで、原稿用紙20枚ほどのメモを用意する。
演壇に立つときは原稿は持参しない。会場の雰囲気で話が変わるし、アドリブが僕の意志に反して勝手に一人歩きをする。実はこのブログを書くようになって、講演の以来がパッタリとこなくなった。
女房いわく「学校教育の批判を書くからじゃないの」ということだが、僕自身私立高校での授業も受け持っている立場でもあるわけで、それほど学校教育の批判をしてきたつもりはない。いや、ないと思う。ないといいな・・・・
僕がかつてやってきた講演のテーマは、言葉と想いについてである。そしてテレビとケータイの有害さについても熱弁をふるってきた。
人間は言葉一つで生かされることもあるし、絶壁の淵に立たされることもある。日常の言葉が、その人の人生を構築していく。従って言葉が変わらない限り人格は変わらないし、運命は好転して行かない。
多くの中学生が「うざい」 「死ね」 「バカじゃないの」等の言葉を頻繁に口にするが、その言葉が発せられる心の奥の意識が、相手をそして自分自身を痛めつけている。
中学生だけではない。国会中継の議員の野次を聞いていれば、日本の政治家のレベルが分かる。あのレベルだから、今の日本になってしまったのだ。
成績の良い生徒が成績の悪い生徒をバカにする。金持ちの人間が貧乏人を見下し、ちょっとモテるやつが、もてない人を「キモイ」と言って侮辱する。すべて言葉が介入して、人が人を傷つける。
テレビをつけると、そんなネタを笑いにする番組がいっぱいだ。だから僕はテレビが嫌いなのだ。
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