人は思った自分になる
自殺が増えている。僕の町一関の人口は12万人弱だが、日本人の自殺者数の3年間をトータルすると、僕の町の人口が消えてしまう。
人は時に、過酷な時代を経験する。挫折や病気や貧困、失恋など、突然不幸の影は忍び寄ってくる。
僕は宗教人でもないし、悟った人間でもないが、人間には自殺をしてはいけない理由が間違いなくあると思っている。この地球が宇宙が創造したかけがいのない命であり、僕らをこの世に送り出すために、気の遠くなるような愛のバトンタッチと、生きる努力があったはずである。それをいかなる理由があっても裏切ってはいけない。
たとえ病気でも、お金が無くとも、希望が一瞬消えても、人間の想いと創造するエネルギーは決して消えない。無限の可能性は怒涛のごとく溢れてくるのが人間だ。
僕も人生に失望したときは何度もある。家庭の経済破綻。受験の失敗。失恋。病気。愛する人との永久の別れ。しかし僕はそのたびに青い空を見上げ、宇宙の空気を吸い込み、希望を創造してきた。
前世や天国を信じない人も信じる人も、神様を信じる人も信じない人も、個々人の自由だ。僕は前世を信じる人には、来生がやってきて、神様を信じる人には神様のご加護があると思っている人間だ。
つまり人間の想いが、この宇宙を創造してきたのではないかと思っている。死んだらおしまいだと思っている人の想念は、死後の無を形作る。誰かが強烈に故人の天国での魂の再生を願えば、彼は復活する。だから亡くなった方の告別式は大切なものであり、故人の魂の浄化を願うことは大切な営みなのだ。僕はそう思っている。
このブログで僕はこのメッセージを幾たびか発信してきた。『人は思った自分になる』。
だから人生に絶望してはいけない。
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コメント
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こんにちは、学び舎です。
今日は記事がシンクロしてしまったような錯覚を味わいました。私のほうは、「出来事に意味を付与するのは主体の意識だ」という話でまとめました。書き終えて金田先生の記事を読んだら、「人は思った自分になる」という内容。同じようなことを考えていらっしゃるなあと思わずうれしくなりました。
蒸し暑い日々ですが、夏期講習に向けて体調に気を付けてお過ごし下さい。
(かねごん)
小林先生コメントを頂きありがとうございます。
近頃、勉強に悩む子どもたちの姿を見て、運命や努力や能力、そして魂の習癖などということを考えておりました。
自分に自信がない子ども達が増えているのは、人間の本質である、創造を忘れているのではないだろうかと思い、今日の記事にしました。
小林先生の今日の記事を先程読ませていただきましたが、猛烈に共感します。
投稿: 学び舎主人 | 2010年7月 1日 (木) 11時45分