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2010年6月 1日 (火)

和をもって尊しとなす

世界では今も戦争状態の国々がある。隣国である北朝鮮と韓国は長い休戦状況であるし、中東に目を向ければ、イスラエルとパレスチナの問題が泥沼化している。

同じ民族でありながら血を流し合う悲劇。そして宗教の違いから生まれる軋轢によって、幾千万の尊い命が歴史の中で失われてきた。

自分のテリトリー(縄張り)を侵害された鳥や動物達は、命をかけてそれを守ろうとする。人間は動物的本能から脱却出来ないのだろうか。異質なものを排除しようとする行動や感情は、民族や国家間に限ったことではない。

毎日朝シャンをする生徒にとっては、3日も風呂に入らない同級生は絶対許されない。臭い汚いというレッテルを張り付ける。常に5の評価を得ている生徒は、1を取る生徒の存在価値を理解できない。同情や憐れみの視線が彼らに注がれる。

年収が1000万円を超える人間は、年収が100万に満たない人間の苦労を頭で理解できても、心のアンテナでその感情をキャッチすることは難しいだろうと思う。

簡単に言ってしまえば、想像力の欠如と言う事なのだが、フロイトが言うように僕らは根っこの部分で見えない糸によって人と繋がっているのではないかと思う。優しさやいたわりを失い、自分の能力を社会に貢献出来ない人間があふれだせば、その糸が切れて、僕ら人類は間違いなく終焉を迎えるだろうと思う。

人間は一人では生きていけない。政治家や社会のトップに立つ人間が、自己中心的であればあるほど、社会の崩壊は加速して行く。日本という国の産業や工業が、世界に誇れる土台を築き上げることが出来たのは、日本人のまれにみる勤勉さと和を重んじる教育があったことを忘れてはならない。

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