日本には官僚という貴族階級が存在する
毎月13000円の子ども手当も公立高校の無償化も、実質国の借金で賄われている。国の税収入は37兆円程なのに、その額を遥かに超える金額が国債で埋め合わせられている。
わかりやすく言えば、年収が370万円の家庭が毎年400万円の借金を銀行からしているようなもので、通常ならば家計はとっくに破綻している。
選挙のたびに国民に媚を売るマニュフェストが作られ、その結果国そのものが困窮して行く。高額所得者には13000円の子ども手当も、高校の無償化も要らないのだ。そのお金を本当に苦しんでいる人達の自立のために使わなければならない。
今回辞任した鳩山首相がずいぶんとメディアに叩かれているが、僕は彼は彼なりに頑張ったのだと思っている。あれだけのボンボンでありながら、最後は小沢を道連れにする実行力は評価に値するのではないだろうか。あえて言うならば、彼の才能なり才覚は別のところで発揮されるべきものだったのかも知れない。
一番改革しなければならないのは、上級公務員などの官僚の体制を変えることにある。日本社会のシステムの頂点にあぐらをかいている官僚達を何とかしなければ、日本という国は沈んで行く。
ハンコ一つであまりにも多くの重要事項が決定されてしまっている。日本の国家予算を湯水のごとく使いまくる官僚達に、ブレーキをかけなければ大変な事になる。彼ら彼女等には、貧困に喘ぐ国民の姿が、全く見えていない。
まるで中世の貴族ではないか。誰も口にしないが、日本社会にはインドのカースト制度にも劣らない差別社会が歴然として存在している。
ペーパーテストでつかんだ栄冠は一生涯続いていく。学歴社会ならまだしも脱却できる可能性があるが、官僚社会は強固な城壁である。
官僚社会主義国家にクーデターを起こさない限り、日本の未来に平等社会は訪れない。そうじゃないだろうか。
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