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2010年6月15日 (火)

メメント・モリ

僕が大変お世話になっている隣家のお母さんが急に亡くなられた。まだ50代であった。長男も次男もまだ独身である。父と息子3人のこれからの暮らしが余儀無くされる。

明後日の告別式は僕が進行役を努めさせて頂くが、なんとも心が重く切ない。命あるものはいずれこの地球上から去っていく。その当たり前の事実に、人はいつも逆らいがたい無常を覚える。

死に化粧を施されていくその亡骸をまえにして、泣き伏す家族や親戚の姿に、僕はいつもいたたまれない無常を感じてしまう。今まで幾度の告別に涙を流しただろうか。

人はそれぞれの運命を背負って生まれてくる。運命に逆らい、逆境を超えて行くエネルギーを培うものは何だろうか。僕は幾度となく繰り返される慟哭の中で、人生というものの不条理に思いを馳せる。

メメント・モリ(死を思え)という言葉がある。この世に生を受け、肉体と心と魂の融合を経て、また人間はあちらの世界へ帰っていく。どちらが実世界でどちらが虚構の世界なのか、どちらが表舞台でどちらが楽屋やのか、残念ながら僕には分からない。

僕は毎日、僕を先生と呼ぶ生徒達と日常を歩んでいる。その歩みが終わる日が、突然やって来るかも知れない。目の前に舞台がある限り、僕らは自分を表現し続けなければならない。それが人生だろう。

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