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2010年5月13日 (木)

キャロル・キング

塾教師をしながら、趣味で音楽のようなものをやっているものだからよく「かねごんさんはどんなアーチストに一番影響を受けましたか」と言った質問をされる。

しょぼいブルース野郎なので、影響を受けたなどと言うとその方に失礼なのだが、ふてぶてしくも言わせてもらえば、キャロル・キングだろうと思う。

1971年2月に発売された彼女のミリオンセラー『つづれおり』に僕が出会ったのは、10代も後半になってからのことだった。SO FAR AWAY や IT`S TOO LATE の音階のスライドして行くメローな旋律は、僕の音感を震え上がらせた。

人間の肉声がこれほどまでに人生を語り、魂を揺さぶるものかとただただ感動にむせた。それからの僕は、わけの分からない歌詞をノートに書きなぐり、ギターを片手に曲作りの日々が始まった。

農家の長男でなおかつ一人っ子である僕は、教員を目指すならばという条件で、父に東京の大学に行くことを許してもらった。ところがどっこい僕の日常は文学と音楽、そしてバイトにいそしむ毎日で、大学の授業はどんどんと遠のいて行った。僕みたいな学生がいては困ると思ったのか、卒業だけはさせてもらったが、ノーテンキな夢追い人だった。

何がどうなってこうなったのか、気づいてみたら生粋の塾屋になっていた。昔の夢の残像を追いかけて、いまだに歌を歌い続けているが、歌を歌うことで実に多くの方々と知りあうことが出来た。それが何よりの喜びである。

たわいもない僕の歌なのだが、小学校などで歌わせてもらうと、先生方の幾人かは目頭を押さえて聴いてくれる。僕の『卒業』という曲を卒業間近の塾生に聞かせると、皆目を真っ赤にしている。

人はそれぞれに、様々な思いを持って生きている。恋や仕事や日常の人生のあらゆる場面で、それぞれがドラマの主人公だ。そしてそれぞれが忘れえぬ歌がある。

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