父親の夢
久しぶりに父親の夢を見た。父が田んぼで、鋤を担いで一生懸命耕している夢だ。30歳前後の若い父の姿だ。夢の中の僕は年齢不詳なのだが、父の働く姿をじっと見ている。
父はずいぶんと田んぼを深く掘り起こしている。すると地下水脈に到達したのか、水がこんこんと湧き出てきた。父と僕は、この水をどう利用すべきか思案しているのである。
僕が父と会話をしたのはどれだけあっただろうか。僕が小さい頃はずっと出稼ぎに出ていて、家にいることが少なかった。僕が小学校3年の時に自動車事故にあってから、父は5年ほど入院生活を余儀なくされた。そして父は55歳の冬、突然他界した。
酒と音楽をこよなく愛した父だった。酒が入ると、一人座敷でカラオケにこうじていた。十八番は『北国の春』『兄弟船』だった。今でもラジオやテレビからこの曲が流れてくると、父を思い出し涙腺が緩んでしまう。
父が生前カラオケを歌っていた座敷は、今風と虹の教室に開放されている。そしてその座敷の鴨居には、あまりにも若すぎる父の遺影が飾られている。
夢に出てきた父は、50になる息子の僕に何を伝えたかったのだろうか。父は生前僕によく言っていた。「人間頭を使って稼ぐことも大切だけれど、汗をかき身体を使って稼ぐお金は尊い」と。
そう言えば、最近の僕は肉体労働が少なくなった。卓球で汗をかくくらいだろうか。少し自分に喝を入れたい。
塾ブログランキングに参加しています。生意気な文章ですが、よろしかったらクリックをお願いいたします o(_ _)oペコッ
大験セミナーのご案内 ⇒ コチラをクリックしてください
« 公開映像パート2 | トップページ | 趣味は神社巡り »
コメント