100万円の通帳を前にして
30代の頃、運というものの研究に没頭した。同じ仕事、同じ環境、同じような学歴を有していても、収入や幸福感には大きな差が生じる。この根本的な相違は何に起因するのか、サラリーマンを辞め独立したばかりの僕には大きな関心事だった。
どっかの宗教家が言うところの前世のカルマだろうか、もしくは心理学が言うところの幼児期のトラウマだろうか、家系のもつエネルギーの流れのようなものが起因するのだろうか、単なる努力の有無だろうか、僕なりにいろいろ考察した。
お金持ちの家に生まれた人間は、貧しい家庭に生まれた人間より生きやすいことには間違いない。お金持ちの家に生まれることも言ってみれば運である。本人の努力などではない。
宗教やオカルト、スピリチャルの類をいっさい絡めないで人間の運というものを考えていくと、僕なりに見えてくるものがあった。
お金や仕事、人間を惹きつけるものは、自分が守られているという安心感だと僕は感じている。つまり不安がない人間が幸運を呼び込んで行く。
100万円の通帳を前にして、お!100万円もあるぞと思うのか、たった100万円しかないのかと思う精神状態は、おのずと次の行動に及ぼす影響は違ってくる。その連続が人間の運を左右する。
「だいじょうぶ」と、一点の曇もなく、本心から言える人間は強い。幸運は誰にでも必ず訪れる。守られている安心感がある人間は、その時ためらわずにドアーを開けられる。
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