スターダスト
ブログを書くようになってこの3年弱、帰宅してテレビを見ることがなくなった。高校の時から大学を出るまでやっぱりテレビを見ない時期があった。
高校の3年間は、自分のあまりの馬鹿さ加減に腹がたちテレビを見るのをやめたのだが、その延長で大学時代もテレビを見なくとも生きていける人種になっていた。その代わりと言ってはなんだが、映画と音楽にどっぷり浸った青春時代だった。
情報誌である『ぴあ』を片手に、3本立てや4本立てのB級映画や、劇場の拡声器にノイズが入るような古い映画をずいぶん見た。渋谷や下北沢、新宿の名画座等いろいろ渡り歩いた気がする。
その当時見た映画で強く印象に残っているのは、フランス映画で『シベールの日曜日』という作品である。凍りついた公園の池に響く投げ石の音が、今でも耳に残っている。美しいモノトーンの風景画のような映画だった。
音楽はジャズを聴くことが多かったが、吉祥寺のサムタイムや町田のジョルナにあったノイズはよく通ったジャズ喫茶だった。代返のきく授業をサボリ、文庫本を片手にコーヒーと煙草にむせながら、ブラックな音楽を聴く日常はある種退廃的ではあったが、こころの中で希求してやまない青春の光と影のシンメトリーが僕の聴覚に、耽美な刺激を与えてくれた。
スコットハミルトンのスターダストですが、彼のサックスは耽美で好きですね。
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