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2010年4月14日 (水)

それぞれの選択肢

就職指導をしている先生からこんな話を伺った。市内に就職先がないので、高校3年生の女子生徒を東京の会社に勧めたところ、生徒のお父さんが猛反対したのだという。

理由は、長女に自分の老後の面倒を見てもらいたいので、地元においておきたいのだという。僕と同年代のこのお父さんの発言に、いろいろ考えさせられることがあった。

子どもが老いた親の面倒を見るのは、理想的なことではある。しかし現実はなかなか厳しい。結婚難の時代、今の若者は親との同居を好まない。伴侶をとるか親をとるかの二者選択で親を選び、独身のまんま40歳を過ぎ50を超えた農家の長男の方々が、僕の周りにはいっぱいいる。

老いた親を故郷に残し、都会暮らしをしている方々もいる。どちらの選択が正しくて、間違いなのかを判断する権利も資格も僕にはないのだが、幸せであることの選択肢であればそれで良いのではないだろうか。

盆暮れに、故郷に返ってくる息子や孫を楽しみにしている近隣のお年寄りを見ていると、それはそれでいいのかなとも思う。

僕の93歳で亡くなった目の不自由だった祖母は、自分はこの家で死にたいと僕に言い続けてきた。孫である僕や、僕の息子である曾孫に見とられての大往生だった。老人ホームや施設に入れることなく、彼女の意向にそった人生を過ごしてあげれたことにほっとしている。

50代半ばで他界した父に代わって、年老いた祖母や将来年老いて行くだろう母親の面倒を見、養っていくという僕の決意が、サラリーマンを辞め、塾を立ち上げた動機の一つでもあった。

祖母が亡くなった6年前から、やりたい人生をやっている。音楽をやり、卓球をやり、そして昼の仕事やボランティアも矢継ぎ早に引き受けてきた。

岩手に生まれ岩手で育ち、こうやって岩手で仕事をしていることに僕なりの誇りを持っている。かと言ってそのことを息子たちに押し付けるつもりはない。子どもには当然のことであるが、子どもの人生がある。その自由を奪う権利は、親にはない。

50歳も過ぎたなら、僕らの世代は僕たちの人生のために何をしなければいけないのかを、真剣に考えなければならない。老後を含めて。

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