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2010年3月22日 (月)

烏兎ヶ森

東京から東北新幹線で一関駅に着くと、右手前方にこんもりととした秀麗な山が見えてくる。烏兎ヶ森(うどがもり)である。一関舞川地区に鎮座する標高360メートルほどの美しい山である。

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数十年間烏兎ヶ森を毎日眺めてきたが、頂上には一度も登ったことがない。しかし10年ほど前、北上川よりから頂上を目指そうとして、8合目付近に設けられている昔の祭事場跡と思われる遺跡に偶然迷い出たことがる。

自然の大きな岩を御神体とした祭事場で、自然石を利用した苔生した石段が築かれていた。江戸や室町よりずっと前の祈願場所であることには間違いないだろうと思う。おそらく平泉藤原3代の頃の遺跡ではないだろうか。

文献によると、現在観音山に建立されている舞草神社は、古代舞草刀発祥の地域にあるが、この神社は以前は烏兎ヶ森に建立されていたらしい。

富士山もそうであるが、秀麗な曲線をなす美しい山々は、古代より信仰の対象となってきた。僕が住んでいる山里の山間部では、今でも山の神が信仰されており、各家が持ち回りで、昔ながらの祭事が執り行われている。

子どもの健やかな成長と、田んぼの収穫を祈る山の神信仰は、東北の多くの地域で今でも見られるものである。今年は柳田国男が佐々木喜善と出会い、「遠野物語」を世に表し、100周年を迎える。

オシラサマ、座敷わらし、カッパ、様々な異界の物語が語られているが、そのメインは山神信仰である。山は古代より多くの恵みと叡智を人々にもたらしてきた。雪解け水の恩恵もさることながら、食料となる動物たちや山の幸、そして眺め見る山の姿そのものの威風は、人々に多くの精神的エネルギーを享受してきた。

今年も山の雪解けとともに、山がオーラーを放つ季節がやってきた。

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