引越しの夢
独立して塾を設立してからよく見る夢がある。それは塾の引越しの夢なのだが、ある時は駄菓子屋の奥の部屋を間借りして塾をやっている夢だったり、親戚の家の四畳半の茶の間にお邪魔して塾をやっている夢だったり、同業者の先生の塾を勝手に借りる夢だったり、自分の塾がしょっちゅう引越しをする夢を見る。
現実には、5年前に塾を建て替えるさいに、仮教室に引っ越したことが一度あるくらいで引越しとは縁遠い生活である。なのに何故か頻繁に引越しの夢を見るのである。そしてその夢が後味の良い夢などではなく、目が覚めた後はどうも居心地が悪いのである。
僕は20年間同じ場所で塾を営んできた。教室を借りている大家さんはとてもいい方で、大変お世話になっている。
表通りに面していないぶん目立たないのだが、閑静な住宅街であるし、すぐそばには磐井川が流れ、夏など気持ちよいそよ風が吹いてくる。夕方はすぐそばの一関一高のグランドから、ソフトテニス部のボールを打ち合う音が響きわたってくる本当に静かな場所だ。日によっては教室の窓から、こんな綺麗な夕焼け空も見ることができる。
僕の深層心理は何に怯えているのだろうか。東京に住んでいた頃、アパートを3回引越している。あまり嬉しい引越しではなかったので、その過去のトラウマが塾の引越しという形で夢に現れるのかも知れない。
現実問題として、今の塾の引越しはないだろうと思う。確かにキャパ的にはいっぱいの状況ではあるのだが、場所が気に入っている。前回のブログにも書いたが、今年度は推薦で受かった塾生が2月も継続してくれているので、月曜日~土曜日までの延べ人数が限界の100人を超え、120名に達しようとしている。
講師の先生には僕の計画ミスでとても多忙な思いをさせてしまっている。この場を借りて陳謝したい。新入会を希望している皆様にはご面倒をおかけするが、どうか3月10日まで待っていただきたい。よろしくお願いいたします。
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