人生における大きな糧
受験を前にしたお子さんをお持ちの親御さんにぜひ読んで頂きたい記事があります。本日とよ爺先生がブログにてしたためた記事ですが、僕は素朴な優しさに胸が熱くなりました。
最後に私の受験生の親としての心構えを書いておきます。
公立を落ちたときの覚悟は十分にしています。
併願校の納入金は公立を合格したときには、無駄になるのですが、
まったく納入するのに躊躇は有りませんでした。
また公立が落ちて、私学に回ったとしても、私は娘を褒めようと思いますし、
結果を悔やむことはしないと決心しています。
それは女房とも再三再四話して、万が一のことになっても、結果を前向きに受けとめることにしています。
また逆に公立に合格したなら、不合格になった人のことも考えて、有頂天にならないように本人に言います。
高校受験では何も人生を決定づけることなどは無いからです。
大学進学にしても、いまのご時世は本人がその気になって勉強すれば、どの高校に進学してもそれなりの
大学にきちんと進学ができる世の中です。
高校受験や高校進学が後の人生の大きな糧となることが一番大切なことだと思います。
僕が塾教師をやろうと決意した深層心理には、自分が公立高校の受験に失敗した経験がとても大きかったと思っています。勉強する気力が湧かない、受験に頑張る気持ちが出てこない。その自分の気の弱さ、精神力のなさを、僕は僕なりに今は理解しています。
当時の気持ちを文章にすれば、100枚ぐらいの原稿用紙が埋まるかも知れません。僕は毎日このブログの記事を書いていますが、同時に毎日とよ爺先生の記事を2年半読んできました。
塾教師として塾経営の先導者と尊敬しておりますが、それ以上に家族に対する愛情がいっぱい感じられることに、僕は素敵な父親としてとよ爺先生を慕っております。
学校の先生も塾の先生も、「先生」と呼ばれる存在ゆえに、自分の子どもはなんとしてもいい学校にと思うのが世の常ではないでしょうか。いい意味でも悪い意味でも教師としてのプライドがあると思います。僕もそうでした。過去形で書いたのは今は違うということです。
僕は家内に「よその子ばかり教えないで、自分の子どもにも教えたら!」とよく叱られます(・・・・苦笑い)。しかし、気付きというものは、それぞれの人生に於いて絶妙なタイミングでやってきます。まさに神様の計らいのようなものです。
自分の子どもに相似の証明を教えることよりも、英語の分詞用法を教えることよりも、僕には大切な事があります。そのことを息子に分かってもらいたいと思っています。父親や母親が子どもに勉強を教えられない状況というのは、ごく普通のことだと思います。
高校受験では何も人生を決定づけることなどは無いからです。このとよ爺先生の言葉は心に染みます。30年以上も私塾という教育の現場で戦ってきた先生の言葉ゆえに、琴線に響きます。
人生は絶妙のタイミングで試練も来ますが、それは人生における大きな糧だと僕は思います。
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コメント
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こんばんは、文章がやたら上手なかねごん先生に私のこと
を書かれてしまうと、何だか自分じゃないような気がして
きます。
いよいよ今日の午前10時に発表ですが、仲間たちが気を遣
ってくれて、少し時間があるので、娘と発表を見に行くこ
とになりました。
娘は「ラッキー!」などと言っていますが、やはり前日な
ので緊張しているようです。
受験が終わってから、一生懸命練習しているアコーステ
ィック・ギターもさすがに昨晩は手に付かなかったようです。
良いですよね、こういう緊張感は、まさに今、成長してい
るという感じです。自分が親になったとき、子どもがいれ
ば、その子の気持ちが分かってあげられるでしょう。
今日も美川先生から、GWの事で連絡をもらいました。
私と同じで、かねごん先生も彼らの行動力には驚くでしょ。
またとない機会です。いろいろ語りましょう。
またひとつ、頑張る糧をもらいました。
(かねごん)
とよ爺先生、こんばんは。コメントを頂きありがとうございます。とよ爺先生のコメントを読んで、僕も親になった時の喜びや感動を思い出しました。
子どもから与えられる学びは多いですよね。
GWの会合では、オヤジ談義をしたいですね。僕も楽しみです。
投稿: とよ爺 | 2010年2月26日 (金) 00時27分