選ばれた責任が親にはある
東京都江戸川区のアパートで長男に暴行を加えたとして、電気工岡本健二(31)、妻の無職千草(22)の両容疑者が傷害容疑で逮捕された事件で、搬送先の病院で死亡した同区立松本小1年岡本海渡君(7)の全身にやけどなどの古い傷が残っていたことが警視庁小岩署の調べでわかった。
また、昨秋に海渡君を診察した歯科医が虐待をうかがわせる傷を見つけ、同区子ども家庭支援センターに通報していたことも判明。同署は岡本容疑者らの暴行が海渡君の死亡につながったとみて、26日、両容疑者を傷害致死容疑で送検する。
同署幹部によると、司法解剖の結果、死因は不詳だったが、海渡君の全身に以前受けたとみられる打撲ややけどの傷跡があり、同署は今後、病理検査などで詳しい死因を調べる。
一方、同センターによると、昨年9月、同区内の歯科医から「海渡君の顔や両足などにあざがある」と通報があった。歯科医は、「『パパにぶたれた。ママは見ていて何も言わなかった』と話した」などと説明し、同センターは、この内容をただちに松本小に伝えたという。
1月26日5時51分配信 読売新聞
また尊い命が親の手で奪われてしまった。子どもを愛するという人間の究極の本能が崩壊した悲劇が、後を絶たない。
人と人が出会い、愛が育まれ奇跡の命が誕生する。地球という星に生まれた新たな命は、何億何百億という気の遠くなる人類の愛のバトンタッチで繋がれてきた命だ。海を超え、山を超え、大陸を横断し、人類のDNAは愛によってその存在を維持してきたと言ってもいいだろう。
なぜに自分の子どもを死に至らしめるのだろうか。僕は自分の子どものためならばいつでも命を捨ててもいいと思っている。普通の親はそうではないだろうか。
もし仮に自分たちの愛欲や仕事の鬱憤晴らしのために子どもを虐待するのならば、残念ながら彼らには親の資格がない。それどころか、人間として生きる資格がない。
子どもは親を選んで生まれてくる。僕はそう信じている。選ばれた責任が親にはあるのだ。
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