頑張れ受験生!
毎年中3生は受験が近づくこの時期、それぞれのストレスがいろんな形で症状に現れる。おさまっていた小児喘息が再び出てしまった生徒、アトピーが辛い生徒、脱毛症が現れた生徒、とても気の毒ではあるが、僕はそれが受験生だと思っている。
本人はもちろんのこと、その痛ましい様子を目にする親御さんや家族も辛いだろうけれど、受験勉強とはそういうものである。毎年受験が終わり桜が咲く頃には、ほとんどの生徒がケロリと治っている。
僕もこの時期になると、持病の腰痛が頻繁に襲ってくる。それが悪化すると今度は胃痛が始まる。受験指導がうまくいかなかった年などは、それが完治しないまま猛烈な花粉症が始まる。ストレスである。
精神や肉体の限界を超えて無理をすると、体の弱い部分に「君はちょっと限界にきていますよ、休みなさい」という信号がストレス性のさまざまな症状だと言われているが、僕はちょっと違う考えを持っている。
自戒の意味も込めて言わせてもらうと、努力の方向性や心の指向性のあり方が、ちょっと違っているよというのがストレスの原因だと思っている。
デスクワークはいいのだが、肉体労働は苦手という人いる。単純作業は苦にならないが、パソコンの前に座っただけで具合が悪くなる人もいる。同じように受験勉強も十人十色なはずだ。
暗記科目に七転八倒する生徒がいれば、書くことが大好きな生徒もいる。一方本を読むことが全く駄目だという生徒もいる。14年ないし15年生きてきた生徒の、それぞれの癖や好みの受験勉強スタイルがそれぞれある。
長い人生に向けて、自分の癖や特性を知ることも受験勉強の大いなる学びであるはずだ。頑張れ受験生!
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