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2009年12月18日 (金)

小林正弘先生の著作が完成しました

080602_102223 学び舎の小林正弘先生http://k-manabiya.cocolog-nifty.com/blog/が『陸奥話記』の現代語訳を世に送り出した。本日北上市から一関の僕の塾に、製本された著書を小林先生自らが持参して来られた。恐縮至極である。

先生の著書を手にした僕は震えるような感動をお覚えた。出版の構想から10年もの歳月を経て、完成された陸奥話記の究極のガイドブック。120ページに及ぶ文面すべてに小林先生の研究者としての息遣いが聞こえてくる。

古代研究者である小林先生の緻密な調査と歴史感は、読むものを圧倒する。岩手に生まれ岩手に住むものにとって、東北の古代史は東北人であるということの原点を考えさせられる。前九年の役や後三年の役の国府軍との戦い、後の平泉焼失という源頼朝の暴挙に連なる歴史の流れは、大和民族から蝦夷(えみし)と虐げられたみちのくの民の屈辱の歴史であり、東北人の反骨精神の歴史でもある。

僕の血の中には、間違いなく東北の古代人の血が流れ込んでいる。陸奥話記を読んで感じる慙愧の念は、きっと古代人の物言わぬ魂の声なのかも知れない。

それにしても東北の古代史を学ぶものにとって、小林先生の著作には、多くのインスピレーションと、古代史研究者が歩んできた学術のほとばしりを感じずにはいられないだろうと思う。小林先生は著書のまえがきに、こう記している。

何もないどころか、岩手には豊かな自然と誇るべき歴史があるのだ。石川啄木や宮沢賢治といった文学者だけでなく、多くの宰相を輩出してきたのも偶然ではない。遥か遠い昔から連綿として続くこの岩手の風土がすべてを生み出してきたのだ。

敗れはしたが、かつてこの地に中央からの力と対等に渡り合った人々がいた。岩手の若い世代には、その歴史をあらためて認識し、誇りに思って欲しいと願う

小林先生のメッセージを僕はそのまま故郷の若者たちに送りたい。

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コメント

写真入りでご紹介いただき、ありがとうございます。
やっとこさできたかな、というところです。
お昼時におじゃましてずうずうしくお昼ご飯までいただいてしまい、恐縮至極です。ごちそうさまでした。

帰り道にバイパスから旧4号線のほうに入り、中尊寺前を通り道々北上山地を眺めながら、頼義将軍や息子の義家、安倍貞任や宗任たちもこの山を眺めたのだろうなと思うと感無量でした。ほかのさまざまなものは変わってしまっても、おそらくこの北上山地や奥羽山脈の風景は当時とそう変わらないのではないかと思いました。

あ、それから「構想10年」とありますが、作業を始めてから4年しか経ってませんので、ちょっと気恥ずかしい感じです。

冬期講習前の忙しい時期となりましたので、金田先生には早く腰を治して元気に年越しを迎えられることを願っています。また、金田先生から渡していただけるようお願いした方々へもよろしくお伝え下さい。ありがとうございました。

(かねごん)
小林先生本日は本当にありがうございました。
12月15日発行の小林先生の大作をわずか3日後に手にすることができた喜びでいっぱいです。じっくり読まさせて頂きます。本当にありがとうございました。

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