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2009年12月19日 (土)

父の命日

今日は父の命日だった。父が死に20年がたつ。55歳の若さで旅立っていった父に、僕は何もしてあげられなかったけれど、父の亡き後どうにか家族を養ってこれたことに正直ほっとしている。

天国の父は塾教師をやっている僕をどんなふうに思い眺めているのだろうか。座敷に飾られている父の写真の下で、最近は小さな子ども達が遊んでいる。自宅で何を始めたのだろうかと訝しげに見ているかも知れない。

父が亡くなり僕は女房と一歳にならない長男と実家に戻った。そして今の塾を始めた。塾も20年になる。

父が孫である僕の長男を抱いた写真が一枚だけ残っている。照れくさそうにそして嬉しそうな顔で写っている写真だ。その3週間後に父は天国に行ってしまった。突然だった。

人生の別れはいつも突然やってくる。そのことは重々承知しているつもりでも家族や親しい人との別れは辛い。僕のように毎日元気な子ども達と接していると、死というものがどこか遠くの星の出来事のように感じるのだけれど、実はいつも隣合わせに死は潜んでいる。

5年前に一度体調を崩し倒れてからというもの、生きることの意味を模索することをやめた。人間は生まれた瞬間から死に向かう存在である。本人が心の中で、いや魂の奥深いところでまだまだ生きて世の中で頑張るのだと思えば生きるだろうし、いくら本人が生きたいと願っても、魂の本質が「もう僕は帰るよ」と決めたならば、あちらの世界に戻って行くのだろうと思う。

55歳、父は若かったけれど、きっともう帰ることに決めて帰って行ったのだろうと僕は思っている。僕は今年、還暦を迎えるまで塾教師であり続けることを自分に誓った。少なくともあと10年頑張るつもりだ。また一歩一歩が始まる。

父の分まで長生きをしてなどとは思わないけれど、死をしっかりと見つめて生きていきたい。

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父親」カテゴリの記事

コメント

かねごん先生、こんばんは。
岩手の雪はいかがですか?

岐阜、特に私の山県市の今朝の積雪50センチ。
街道から玄関までの雪かきと
保護者様の送迎用駐車場の雪かき。
午前中はこれで終わりました。
今年は「カメムシが多い」と言います。
カメムシが多いと雪も多いとこちらでは言います。

お父様の思い出、
私も自分の父親と私が高校2年の時に別れました。
肝臓癌でした。別に酒や道楽が過ぎる親父ではなかったのですが、仕事だけに生きた生涯だったように思います。

かねごん先生が還暦まで現場に立つと書いてみえました。
私も全く同じです。私の現場引退日は2020年3月31日と決めています。この後は私は今の上野塾を、「上野義塾」に名前を変えて地域の子どもたちの学び舎を提供するのが夢です。
それまでは、家族とスタッフの為にも物心共に安定した生活圏を守る義務がありますので、戦い続けます。

かねごん先生、これからもどうぞよろしくお願いします。


(かねごん)
上野先生多忙なところコメントを頂きありがとうございます。
岩手は雪はそれほどではありませんが、寒さが痛いです。盛岡の北部はマイナス15度を昨日記録したようですが、一関も-5度まで下がりました。田んぼも池も厚い氷がはって白鳥達さえも寒そうです。
上野先生も60歳まで突っ走るわけですね。お互い還暦は同じ年に迎えるわけですが、自分が言うのもおこがましいですが、体調に留意されお過しください。僕は三日前にギックリ腰をやってしまい、ロボット状態ですが、なんとか周りに助けられ仕事をこなしております。
冬期講習ももうすぐだと思います。よい年末をお過ごしくださいませ。

かねごん先生、はじめまして。
岐阜志道館学園の美川と申します。
とよ爺先生や上野先生を慕う者です。
先日からかねごん先生と上野先生のやりとりを
黙って拝見しておりました。
たまたまクリックした先生のHPに貼り付けて
ある上野先生のブログ名を見て気がつきました。
『架け橋』の頭に新たに付け加えられた
『虹の』という言葉。

その二文字を見ただけで心を動かされて
コメントをしたくなりました。

かねごん先生のさりげない優しさに感動です。
以後、お見知りおきを…。
                美川圭介

(かねごん)
美川先生はじめまして。
とよ爺先生や上野先生の記事より、何度も美川先生の近況や活躍ぶりを読ませて頂いておりました。コメントを頂きとても嬉しく思います。また一人熱き同業者の先生と知り合えたことに感謝申し上げます。こちらこそ今後とも宜しくお願いいたします。

かねごん先生、こんばんは。
この記事にも前の小林先生の記事にもコメントを入れたく
て、うずうずしておりました。
毎日、忙しくてなかなかPCに迎えません。

私の父も56歳で他界しました。
私が高校生の時でした。
何だか先生とは共通項が多いですね!


(かねごん)
とよ爺先生おはようございます。
そうでしたか。私の父と同じ年でしたか。
私は記事でも書きましたが、生きることの模索をやめました。生かされている事にただただ感謝し、やってくる一日一日をひたすら大切に過ごして生きたいと思っております。
今年もいよいよ大詰めを迎えます。とよ爺先生、お体には十分留意されお励みくださいませ。コメントありがとうございました。

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