先生と呼ばれる人間ならば
僕の塾に来ている中3生がおこっていた。担任の先生が「○○はバカだから回りが面倒をみてあげなければいけないだろう」という発言を本人の前でしたと言うのだ。
まだある。いじめが原因で転校してきた生徒を前にして「○○君は前の学校でいじめられていたが、君たちは仲良くやってくれよ」と学活で言ったらしい。
一人ではなく、複数の塾生が証言していたので事実だろう。デリカシーがなさすぎる。たとえ0点の生徒でも、その生徒を前にしてバカはいけない。口に出すのもいけないが、そんなことを本気で思っていてもいけない。残念ながら教師として失格である。
子どもたちの本質(魂と言ってもいいだろう)は、純粋で無垢である。表面的な捉え方ばかりしているととんでもないことになる。言葉に発しなくとも、文字に書けなくとも、子どもたちの感性は我々大人を的確に捉えている。
上記のような発言をする担任の先生の進路指導を、果たして子どもたちは素直に聞き入れるだろうか。
『あいつは出来ない』という先入観を持つべきではない。暴力をふるったり、勉強の邪魔をする生徒でない限り、学校に毎日通ってくるそのことだけでも敬意を払い、指導しなければならない。教師として、この子に出会ったのは何かの学びであり人生の意味があるのだと、先生と呼ばれる人間ならば、気づかなければならない。僕はそう思っている。
あいつはバカだから仕方がない。本心で思っているならば、即刻辞表を出し、教師を辞めるべきである。
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かねごん先生
全く同感です。私たちの周囲にも同じような方が(〜方とも言いたくない…)います。話を聞いたり、ご相談を受けるたびに胸が痛み、怒りに震えます。
私塾としての限界や領域もありますが、私たちもかねごん先生と同じ想いで頑張ります!
同郷の熊谷より
(かねごん)
熊谷先生コメントを頂きありがとうございます。
がんばっている多くの学校の先生がいます。しかし残念ながら人間として大切なものを学ぶことなく教員になってしまった人もいます。
知識と叡智は違いますよね。
投稿: 熊谷 | 2009年11月28日 (土) 01時12分