講演の付き人
昨日は風と虹の教室の代表である家内の講演の付き人で(・・・笑い)、市内の花泉子育て支援センターにお邪魔してきた。僕の役目は幼児とお母さんの前で歌をうたうことだったが、不思議な体験をした。
1歳児や2歳児の幼児は、僕の歌など関係なく騒ぎまくっている状況がいつものパターンなのだが、僕のさび付いたギブソンの弦が鳴り始めた瞬間、視線も耳も僕に向かってきた。2曲を歌ったのだが、お母さんと一緒に静かに聞いていた。初めての経験である。
実は僕がちょうど歌をうたっていた頃、僕が大変お世話になった故人の方の告別式が市内のお寺で営まれていた。
僕は農家の長男に生まれた。一人っ子なものだから必然的に20年前父が亡くなった時に、29歳だったが、農地を引き継いだ。農業を見よう見まねで始めた。
農業機械にまったくオンチな僕にいろいろアドバイスをくれたのが、町内にある佐々長農機のご主人であった。ちょっとした故障の修理にも嫌な顔一つせず家まで来てくれた。父の代から30年以上のお付き合いになる。そのご主人の告別式であった。69歳であった。
急だったものだから告別式には参加できなかったが、子育て支援センターに行く前に、お店の前で合掌だけさせていただいた。そんなことがあっての僕のミニライブであった。
ちっちゃな天使たちには何か感じるものがあったのかも知れない。
« 褒めて伸びるものだ | トップページ | 塾教師という職業 »
コメント