人生に於ける最大の借金
毎月お金が飛んでいく。生活をしていれば必然的にお金がかかるのはしょうがないのだけれど、何かを始めようとしたり何かを望んだりすればやはり出費はかさむ。
それが経済と呼ばれるものの循環なのだろうけれど、生きる楽しみと苦悩が背中合わせの日常が存在するからくりでもある。
金を溜め込んでじっとしている人生などというのもつまらないだろうし、かと言って自由奔放に生きて借金だらけという人生も迷惑この上ない。バランス感覚と現実の生き様がマッチしてこそ人生の喜びがある。
今回僕の家では、僕の人生始まって以来の借金をすることになった。太陽光発電を取り入れ電化に切り替えることにした。やはり地球の温暖化やCO2の排出抑制を考えると、太陽光発電の導入はやるべきとの、僕と家内との決断である。
ガスをやめ、お風呂もエコキュートに切り替える。あまった電力は電力会社が買い取ってくれるシステムなのだが、じっさい毎月の支払いは増えることになる。当初灯油代が猛烈に値上がりしたときには、蒔きストーブを考えたが、地震が頻繁に起きる地域なので、火の管理に不安があり躊躇していた。
もろもろの諸経費を合わせて15年ローンなので、気が遠くなるような数字が請求書に羅列される。したがって還暦を過ぎなおかつ65歳まで僕は頑張らなければならばい。ひょっとすると今後ガス代や電気代が値上がりしていけば、太陽光発電の支払いのほうが安くなる時代が来るかもしれないが、今のところは毎月1万5千円ほどの負担増になる。
僕の人生に於ける最大の借金は、高校、大学と借りた育英奨学金であった。公と名のつく学校に縁がなかったために、すべて私学で学んだ。家計が大変だったので、高校、大学の授業料は7年間自分で払った。その返済が42歳で終えたときは本当にほっとした。
それ以来の巨額な借金である。この借金をエネルギーにしてまた仕事に頑張りたいと思っている。軽トラックの日々がまだまだ続くな・・・・・
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