姿勢の偏差値
若い頃の本好きと卓球好きが重なって、猫背の姿勢が定着してしまい、自分で言うのも恥ずかしいが決して姿勢がいい人間ではない。
典型的な旧日本人体型の6等身なものだから頭がでかく、ゆえに背中が丸まって肩が猛烈にこり、腰痛の持病持ちである。姿勢の悪さから来ているのは重々承知しているのだが、長年の習癖ゆえ矯正出来ずここまで生きてきてしまった。
中学生や高校生を見ていて感じることだが、背筋が伸びて姿勢のいい生徒は成績もいい。例外がなくもないが、授業中やたらと髪をいじくったり、シャープペンの芯先で爪をほじくって、背中を丸めている生徒に残念ながら成績上位者はいない。もちろん寝ているのは論外である。
頬杖をついたり、やたらと足を組み変えたり、腕を組んだり、ふてぶてしい態度なのだが、そんな中にたまに成績優秀者がいる。そういう生徒の目は鋭く、獲物を狙っているライオンのごとく授業をする僕をにらんでくる。
それにしても学校の授業や塾の指導中に寝てしまう生徒が増えたのは、夜更かしの習慣が圧倒的に増えたことが原因であるし、それを助長しているのがケータイやパソコンそしてゲームである。
子どもたちの集中力のなさが睡眠不足から来ていることは間違いないだろうと思う。眠くなるのでおのずと姿勢もだらけてくる。教室に暖房が入ったこの時期は、睡魔と戦う生徒が増える。
しかしそうした生徒たちも、僕がシモネタ話や若い頃の武勇伝を話し始めるとちゃっかり起きだして聞いている。不思議な睡眠学習である。
それにしてもよだれを流さんばかりに眠りほうける女子生徒の姿ほど興ざめするものはない。若き乙女たちよ、ユメユメ気をつけるべし・・・・・・。
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