とらぬ狸の皮算用
東京オリンピックの誘致が失敗に終わった。費やされたお金は8兆円。東京都知事の一人相撲に皆が踊らされ、何がなにやら巨額のお金が消えていった。
今回民主党が実施する、高校授業料無償化にかかるお金は年間4000億円。8兆円という金額は、その20年分の金額になる。それが水の泡と消えた。
傲慢で独裁的で無責任な政治家、そしてそれを許してしまう回りの太鼓もち、僕は悲しくなってくる。文壇での地位と、マスコミでの人脈を利用し、息子たちを政治家にし、自らもかつて総理候補などとマスコミにおだてられ、知性派を気取る彼の発言は、僕は好きではない。
今回のこの失態は誰が責任を取るのだろうか。彼に決まっている。だいたい本当に日本国民や都民はオリンピック開催を本当に願っていたのだろうか。疑わしい。
様々な利権や、スポーツ企業の思惑が絡み、巨額の金が裏では蠢いたはずだ。ひょっとすると、誘致が失敗しても多額の利権を手に入れた輩も多いのではないだろうか。
今度はサッカーワールドカップの誘致だそうだ。いい加減にして欲しい。学習能力がまったくない、お祭り好きの方々にも困ったものである。
経済効果、経済効果と呪文のごとく架空のお金をはじき出すが、とらぬ狸の皮算用という言葉は、小学生でも知っている。本当にいい加減にして欲しい。
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