人名は難しい
二日前のことである。小6のMちゃんが、「先生、にちこめ何だか条約ってなんだ」と聞いてきた。「にちこめ?」僕が聞き返すと、「黒舟でやってきたひとが条約結んだやつだよ」とMちゃん。
もうお分かりだろうと思うが、日米和親条約のことである。
アメリカを何ゆえに米と表記したのか、残念ながら僕は把握していない。きっとネットで調べれば何らかの回答を得ることができるのだろうけれど、ミステリアスなままもいいかなと思う今日この頃である。
小学生に湯桶読みや重箱読みを教える際に、いつも大変なのが和語と漢語の相違を子どもたちに説明することである。音読みと訓読みの違いをなかなか理解してもらえない昨今の事情がある。
名前である。人名も本当に当て字が多く名前を読むのに困難をきたす。塾の入会書に書いてもらう塾生の名前が読めない頻度が近年増えている。
バリバリのいかめしい漢字の羅列なのに、外国人や宇宙人?のような読み方の名前が多い。高校でもそうであるが、教師泣かせのスペシャルな湯桶読みや重箱読みが激増している。
太郎くんとか桜ちゃんなんていう名前に接すると、ほっとするかねごんである。
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