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2009年10月20日 (火)

春の来ない冬などない

自殺者が増えている。金銭上の理由や健康上の理由で自らの尊い命を絶ってしまうことは本当に悲しいことだ。

確かにプライドや社会的地位など、どうでもいいと言う人はいない。しかしそんなものがなくとも人間は生きていける。間違いなく生きていける。たとえ借金苦で自己破産をしたとしても、住民票があれば生活保護が受けられる。死ぬことはない。

もう一度スタートラインに立ってやり直せばいい。サラリーマン時代や、もしくは会社を営んでいた時に各種税金を支払い、地域や国に貢献してきたではないか。困ったときは国に面倒を見てもらっていいのである。

生きていれば必ずいいことがある。今は人生が冬の時代であるだけで、やがて春が来て、夏が巡ってくる。春の来ない冬などない。

人が去ったとしても、それはお金や仕事の利害関係で結ばれていた人達だ。女房や恋人まで去ってしまったと言うのなら、所詮そんな関係だったのだ。また一から働いてもっと若いピチピチの女房をめとればいい。

幸福な人生は仕事とお金で決定するという思いに社会ごと洗脳されているから、最悪の道を選んでしまう。還暦を過ぎて仕事に行き詰って自殺などの悲しい記事を目にするが、60歳も過ぎれば体力的にも仕事に行き詰るのが当たり前である。

還暦を過ぎてバリバリに一線で活躍しているほうが特殊なのである。そんな特殊なケースをお手本にして自分を苛む事なかれである。縁側で猫を相手に日向ぼっこの人生でも良いのではないだろうか。

僕の父は30代半ば交通事故に遭い、生死をさ迷った。その怪我から回復したと思いきや、今度は癌を患い長い入院生活をしいられた。大黒柱を失った我が家はその間、生活保護で食つないだ。

癌を克服して働き始めた父は、本当に強かった。中学しか出ておらず、学歴がなかった父は、家族のためにどんな仕事も厭わずやった。50代半ばで人生を終えてしまったが、僕にとって父は、父親という存在の大きな目標であり、尊敬する最良の人間である。

半世紀の人生の中で、死にたいと思ったことがないと言えば嘘になる。辛いこともあった。しかし僕は生前の父の存在に救われてきた。

人間は天寿をまっとうするまで、どんな形であれ生き続けなければならない。僕はそのことを父から教わった。そしてそのことを僕は子どもたちに伝え続ける義務がある。

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