一生懸命が一番カッコいい
今週の週間プレーボーイに花巻東高校の菊池勇星くんの特集記事が4ページにわたり組まれている。
菊池勇星はなぜ全力疾走にこだわるのか、という記者の質問に対して次のように答えている。
一生懸命が一番カッコいいと思っているんです。高校野球は20人(県大会)しかベンチに入れなくて、スタンドから見ているメンバーもたくさんいます。一塁に走る権利すらない、声を出すことしか出来ない選手もたくさんいるなかで、自分は選ばれて野球をやらせてもらっている。だからこそ最後まで走り抜ける姿は大事だと思います。プロに入ってからも、投手ですけど一塁までしっかり駆けぬけるんだとか、そういう姿というのは絶対忘れられないようにしたいと思います。最後の打席でもヘッドスライディングするような選手になりたいと思います。
結果はどうあれ一生懸命全力を尽くすことは、一番大切なことだと思う。勉強でもスポーツでも歴然とした個人差は存在する。どっかの偽善的教育者が言うような、やればみんなできる、などと言う言葉を鵜呑みにするほど今の子どもたちは単純じゃない。
しかし単純じゃないけれど、頑張れば必ず各人のステージが上がることを、我々大人はしっかり教えなければならないし、僕ら自身がその手本にならなければならない。
公式戦で、優勝を目標にするどころか、3年間で1勝することを目標に頑張る生徒だっている。それどころかその公式戦に一度も出られず3年間を終える生徒もいる。縁の下の力持ち的な存在を、常に意識出来る選手は、僕は一流だと思っている。
誰もが普通に歩む道。しかしその道を開拓した先人の努力を決して忘れてはならない。
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