体育系育ちなもので・・・
短気は損気と言うが、僕はかなりの短気男である。俗に言う切れやすい人間である。そんな僕がなんとこの1年半余り切れていない。
それは塾でも、家でも、そして講師に行っている高校に於いてもである。もちろん子どもたちを叱ることはあるが、激昂することは近年なくなった。
僕がぶちギレルと必ず塾生が何人か辞めていくという失態を、過去に於いて何度かやってきた。自分で言うのもなんだが、30代の頃は男子生徒どころか、女子生徒に対してもぶちギレていた。
体育系育ちなもので、言っても分からないのであれば、瞬時に手が出てしまうのである。3年前私立高校の講師を頼まれたときに、校長先生から重々暴力は振らないようにとの訓示を頂いたが、きっとそんなオーラーが漂っていたのだと思う。
時に若い頃は、仕事でのストレスを家でぶちまけて、家族全員を敵にまわしたこともある。時に理不尽な事があれば校長室にまで怒鳴り込んでいく性格ゆえ、息子たちにはずいぶんと迷惑もかけた。まったくヤンキーな不良塾教師である。
2年ほど前から我が家では猫を飼い始めた。これがとてもかわいらしくて、心が癒されるのである。家族皆に可愛がられている。精神的に僕も癒されているのは間違いない。それと昨年より週1回だけであるが、地元中学校の男子卓球部のコーチをしている。指導をしていると言うよりは、自分もプレーがしたいものだから、対等に生徒たちと戦っている。定期的に身体を動かすことで、ストレスがだいぶ緩和されているような気がする。
そうそうこのブログを書くこともだいぶストレスの発散になっている。記事の中でぶちギレルことで、日常生活で切れなくなったことはあるかも知れない。
最近、僕の家内の友達や知人が僕を見て、「優しそうなご主人ですね」と言うことが多いのだそうだが、僕自身まったくもって驚きである。学校の教師に殴りかかるような生徒でさえも、僕の人相をみて怖気づくのに、これはいったいどうしたことだろうか。
単に年を取って、切れまくることが面倒くさくなったのかも知れないが、とにもかくにもぶちギレないと言うことは、僕もようやく大人になったのかなと、思ったりする今日この頃である。
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