自分の子供に甘い親が増えている
「なぜ捕まえた」「通報されて子供がショックを受けた」。少年による万引が全国的に増加する中、子供の万引を通報された保護者が、逆に小売店に理不尽なクレームをつけるケースが相次いでいる。少年の多くが「ゲーム感覚」で万引に手を染める一方、“モンスターペアレント”の出現に、捜査関係者からは「親も『たかが万引』と甘く見る傾向にあり、他の犯罪を助長しかねない」と懸念する声が上がっている。(滝口亜希)産経新聞
万引きは立派な犯罪である。許されるものではない。ゲーム感覚で万引きをする子供たちが増えているというが、親は子供のしつけ以前に犯罪をやってはいけないという人間としての最低のルールを教えなければならない。
他人の子供は批判するが、自分の子供に甘い親が増えているようだ。「うちの子は悪くありません」ドラマでよく聞くフレーズであるが、現実でも多いという。困ったものである。
実は大人の振る舞いにもマナー違反が多い。春に山菜が実る頃、多くの車が僕の家の山の周りにやって来る。タラの芽を採るにも、枝ごと切っていってしまう輩がいるが、枯れてしまい翌年の収穫は出来なくなってしまう。山里の人たちは決してやらない行為である。
自分さえ良ければ、後はどうなれ関係ない、そんな人間が増えていることが悲しい。
市内のコンビにでは、一ヶ月の売り上げが実際の納品額と20万円も違うお店があり、万引きの被害にとうとう閉店してしまったところもあるという。貧すれば鈍するではないが、日本人としての生きていくプライドをもう一度考え直して欲しいところだ。
たかが消しゴム1個、たかがボールペン一本ですむ問題ではない。高校生であれば停学処分が待っているし、就職や進学の推薦が一切取れなくなる。中学生や小学生にいたっては、やはり周りからの信用というものがいっさいなくなってしまう。
大人になってもその過去の悪い習癖は、ずっと言われ続けるであろうし、大切な仕事など決して任せられる人間として扱ってもらえない。現実は厳しいのである。
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