秋の収穫
実りの秋を迎え、僕の町では秋祭りが行なわれる。町を練り歩く大名行列が毎年9月に開催される。地元八幡様の祭礼の行事でもある。
今年も来週から僕の田んぼ仕事が始まる。稲刈りである。今日は昨年の僕の孤軍奮闘ぶりを写真で紹介したい。
僕の田んぼで作っているのはササニシキである。どちらかというと宮城県北が盛んな銘柄であるが、30年近くササニシキを栽培してきた。
ほんにょと呼ばれる自然乾燥をいまだにやっている。機械乾燥に比べ糖分が高く、甘い味がする。写真で見てわかるように、稲刈りした後の稲を運ぶ労働が体にきつい。30分も続けているとさすがにきつくなる。休み休みの作業だ。
耕している田んぼは、40アールぐらい。20年前に父親が亡くなってからは、半分以上休耕田にしている。
コンバインのような大型機械があれば3時間で終わる仕事であるが、塾に行く前の午前中一杯働いて、まる三日はかかる。卓球の筋肉痛ならば三日もすれば治るのだが、労働の後遺症は結構長引くものである。
きっと今年も千厩の伊庄整体院の伊藤先生に厄介になることと思う。
それにしても労働はきついが、実り多い稲を運ぶ感触は気持ちがいい。自分の食するものを自分で育てる快感は、言葉では言い表せない感動である。
僕を育ててくれたのは、このお米である。身体ばかりではなく、根性も精神も育ててもらった。この写真を見つつ、また始まるなと、億劫な気持ちは正直あるが、家族の食のため、自分の食のため頑張らなければならない。
そうそう忘れていた、我が家のかわいいペット達のためにもである。
祭りの囃子が聞こえてくると、これから農家は収穫の忙しい時期を迎える。今年は夏のはじめの天候が心配されたが、平年並みの収穫が期待出来そうである。
来週から頑張るか。
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